DRAC日本音楽Gでの体験-Ⅰ
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解説を読んでも確かなことは分からないが、聞いたのは1967年のことであるから、このLPの録音はそれ以前のことである。
1枚のアルバムなのに、化粧箱入りという珍しいレコードで、「キング」レコードの力の入り方が思われる。またキング=ロンドン=DECCAは、ケルテスの「青髭侯の城」でも豪華化粧箱入りで1枚のLPを発売したから、こだわっていた担当が当時いたのだろう。今なら考えられない付加価値のつけ方だ。
今ではもうなんともないことなのであるが、当時「ラプソディ」を聴いたときに思ったことは、「チョット恥ずかしげで、なんとなくむずがゆい、妙に落ちつかなくそわそわする・・・・そんな感想を持ったので、聞いてみると、ほとんどの部員・・・といっても全部で6人しかいなかったのだが・・・同じような感想を持ったとのこと。この曲が本当に好きになったのはそれから30年時を隔ててからのことであった。
しかしそんな中、尾高さんの「フルート協奏曲」・・・・ちょっとドップラーのハンガリア田園幻想曲に似てはいるが、2楽章の展開部の美しいメロディには激しく魂を揺さぶられてしまった。
by noanoa1970 | 2005-06-12 18:59 | DRAC興亡史 | Comments(0)