似ている曲
久石譲の作曲になる『崖の上のポニョ』の1メロは、シューマンの「楽しき農夫」のメロディによく似ている。
お昼を食べに出かけた車の中で、突然そう思った。
シューマンはなぜか真似られることがある作曲家で、「赤とんぼ」の主要メロディは、「ピアノと管絃楽のための序奏とアレグロ」の中間部に幾度となく繰り返し出てくるメロディとほぼ同じである。
youtubeの動画を、貼り付けておくので「ポニョ」と「農夫」聞いてみてください。
『崖の上のポニョ』
『楽しき農夫』
いかがでしょうか。
by noanoa1970 | 2008-09-28 13:37 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(4)
どこかで聞いたような旋律は本当に多いと思います。
私はこういう流れになって欲しいなぁと思う曲が(ワザと)外されていると、その人の創作力というより器の小ささにがっかりしてしまいます。
もちろん素人の作曲で著作権とかの問題についての意見ではないのですが。
>こういう流れになって欲しいなぁと思う曲が(ワザと)外されている・・・
ここの下り、小生には解釈が少し難しいのですが?どのように受け取ればよろしいでしょう。
分かりづらい表現になってしまい、申し訳ありません。
素直な旋律でそのまま情感豊かに盛り上がって欲しいところを不自然な転調をして流れを変えてしまうようなイメージです。
作曲者の独りよがりな”他と違うぞ”の主張が聴き手の心地よさを中断してしまう曲。
実際、作曲している友人にもその傾向があり、普通に聴くと違和感を隠せません(苦笑)
了解しました。
>作曲者の独りよがり
古今東西のあまたの名曲の中、現代の作者はオリジナルを追求しようと必死のところがあるように思えます。似ている曲があるのも、ある程度仕方ないことですが、没個性となってしまってはとても残念です。モーツァルトのような音楽はもはや望むべくもないのでしょうね。シューマンの「楽しき農夫」の出だしの4つの音をさかさまにすると、ポニョの出だし「ポニョ・ポニョ・ポニョ」の音と一致します。後のそっくりなメロディと合わせて考えると、ポニョ作者の中には、シューマンがインプットされていたに違いないと思うのです。映画物語と「トロイメライ」の入っている「子供の情景」をリンクさせている可能性も見えてきそうです。