今朝発見、シューベルトのヘミオラ
ムラビンスキーの「未完成」を今朝聞いていて、2楽章中間部に大胆な「ヘミオラ」らしきものを発見した。
シューベルトの「未完成」は1・2楽章すべて3拍子だから、ひょっとしてと思ってはいたのだが、やはりシューベルトも、やっていた。
youtubeで検索すると「アバド」の演奏があったので、わかりやすい所を挙げておこう。
これは2楽章中間部からの映像であるが、開始から3分22秒からが「ヘミオラ」であるように思う。
ムラヴィンスキーの演奏では、2拍子が強く聞こえてきて、3拍子と2拍子の足取り…疲れ切った「放浪」感をよく出しているかのようだ。
いつ聴いても、ムラヴィンスキーの演奏は、シューベルトのダークサイドを強く感じる演奏だ。
アバドの映像では、音質はあまり良くないが、わかりやすいと思う。
2拍子部分は、あまり強調されてないようだが、拍手がなかなか鳴りやまないライブ映像で、貴重である。
by noanoa1970 | 2008-09-13 11:23 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)