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アンプ修理先がやっと判明

外国産のオーディオ機器は、いい製品がいまだに多いのは事実だが、心配なことの一つはメンテナンス。

小生が長らく愛用してきたイギリスQUAD社のコンデンサータイプのスピーカーの場合は、まさかと思っていた本体の会社自体が無くなってしまったため、メンテナンスを受けるのには相当苦労を強いられる。

入手直後すぐにトラブルが出たが、これは販売店が責任を持って交換してくれたのだが、すでに使用してから20数年たって、コンデンサーなど電気的なところが、劣化してきたのか、昨年ついに片方からノイズを発するようになった。

このスピーカーの音質は非常に気に入っていて、そのためにこのような特殊なタイプのスピーカーをドライブするためにと、専用のアンプを入手し、ようやく天上の音にめぐり合えたのだった。

しかし昨年エアコンの使えない夏をすごしたためなのか、スピーカーが使えなくなり、ついに今年そうそうアンプが片方音が出なくなった。

イギリス車イタリア車は、覚悟して乗らないと・・・に日本車やドイツ車のつもりでいると、とんでもないことになる・・と良く言われたものだが、イギリスの製品は電気製品までも同じようなことを要求するのかと、少々寂しくなった。

QUADのスピーカーの購入時に言われたことといえば、ドライブするアンプは、相当能力の高い物が必要とだけで、設置環境やメンテナンス頻度については、一切の説明がなかった。

販売店もそれほど詳しく情報を知りえなかった時代であったのかもしれないが、QUADとはそもそも「Quality Unit Amplifier Domestic」すなわち「家庭用高品質アンプ」を意味するところから命名されたものだから、イギリスの音楽好きが、より良い音で音楽を家庭で楽しむためのシステムを提供するたというコンセプトの会社。

雨が多い湿気の多い、イギリスの気候における環境は、日本とそんなに変わらないはず。

このようにメンテナンスを強いる機器をイギリスの一般家庭で多く使われるとは夢にも思わなく・・・逆に、イギリスの音楽的なディレッタントたちがこのシステムを多く利用しているという情報を鵜呑みにしていたのがいけなかったのか、得られる音楽的至福の裏返しに、メンテナンスにかかわる高額な費用と、手間と時間を必要とされた。

しかし、小生の場合は幸運にも20数年の間、1度メンテナンスしただけにとどまり、費用も10数万円で済んだ。

しかし現在では専門のメンテナンス業者が極少なく、費用もべらぼうに高額となり、恐らく左右2本をオーバーホールすると、購入時の片方の値段はするであろう。
国産であれば相当の物が入手でき、ダイナミックタイプの中古なら、外国産の相当いい物が入手可能だヵら、今となってはメンテナンスしてまで使用していくかを躊躇する。

泣きっ面に蜂と、昔の人はよくぞ言ったもの。

そうしている間に、今度はアンプが壊れた。

購入した会社はもうすでになくなっていたので、ネットで修理専門技術者を当たっていたが、まだ購入してから日が浅い(といっても6.7年になる)ので、もしかしてと、方々手を尽くして当たってみると、今日やっと購入した会社の残像を発見したので、ダメモトで連絡すると、修理を引き受けてくれるという。

これは渡りに船だ。

たとえ、修理専門業者の腕が優れものでも、恐らくこのアンプを扱うのは初めてと思われるから、出来ればこのアンプのことを知っている技術者のほうが安心である。

それで今日は、少しいい気持ちになって、しばらくの間お別れすることになるアンプの写真を撮っておくことにした。

初めてアンプの裏をマジマジと見ると、左右の出力ケーブルの端子の間の箇所に、「フーズボックス」の存在を発見。

ヒョットすると左CHのヒューズが飛んでいるかもしれないと思ったが、ヒューズボックスはブラックボックスのようで、開けることが出来ない。

フロントパネルのイルミネーションも点灯しないことだし、ここは一度修理に回すしかないと覚悟した。

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by noanoa1970 | 2008-01-10 12:20 | オーディオ | Comments(0)