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ランタン夜話・・・クラインガルデン-2

何とか農園およびガーデンとしての体裁が出来、1年目の苗付け、種まきも終わり、
「金来日帰」の日々が続くことになる。主たる生活地域からは、車で約3時間半ほどかかるが、キャンプの手間を思えばなんと言うことも無い。

ちょうど金沢単身赴任で使用した冷蔵庫も、洗濯機も、電子レンジも、炊飯器も・・・寝具はシュラフで十分だから、食料と着替えだけを持っていけば、時間の許す限り、そこで過すことが可能だ。

ベランダからは乗鞍岳に連なる山並みが見え、林道を少し行くといつも通ったキャンプ場。そこには昔からの知り合いのキャンプ場の管理人、そして手伝いのおばさん、夏になると常連のバイトで来る信州大学生など、顔見知りばかりだから、気軽である。

キャンプ場の池では岩魚が釣れ、山を降りた「奈川」にも魚影が濃い。
5月には山菜の宝庫、タラはそこらじゅうにあるし、コシアブラも、ウルイも、今まで食べたことが無かった山菜類にあふれるし、秋はきのこの宝庫「マツタケ」も出るらしいのだが、さすがにこれだけはほかに流通するようで、口に入ることは無かったが、序もとのきのこ名人が選定したものは安心してん食べることが出来た。
天然のなめこやシメジといったら、この上ないおいしさであった。

大量のわさびの葉、根曲竹など、取れる季節には、必ず分けてもらっていたが、中でも「エゴマ」という・・・胡麻風味の小さな黒い粒上の実は初めて知ることになるのだが、きわめて利用価値が高いものであった。すり鉢で摩ってから砂糖、塩、醤油で味を調え、「蕎麦がき」「五平餅」のタレとして使うと物凄く美味い。

後に「タヌキ」を食べることになる話も有るが、それはまた次の機会に詳しく語ることにして、今回は
農園開演から2年目の農園の様子と、秋の収穫の一部を紹介しておこう。

ジャガイモの芽が出てどうにか育ってきたところ。
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ハーブ類は環境適応能力が高く、すばらしい生育ぶり。ミント類は特に成長が激しくすぐにはびこるくらい。セージ、オレガノ、ローズマリー、フェンネル、バジルなど料理に使えるものは何でもそろう。
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ハーブスペースのしたには、葉物を植えた。ルッコラの生育は良かったが、他の野菜は虫食いがひどく食べることが出来なかった。
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センターの円形スペースには、御嶽山の麓の開田高原でブルーベリーを栽培している農家で頼み込んで分けてもらったものを植えた。風土に合ったものでないと、おいしい実をつけないそうだ。奈川と開田は標高が同じ、自然環境がよく似ている。
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1年目の秋遅くに収穫したジャガイモ、トウモロコシそして「とうがん」によく似た「夕顔」、「キューリ」は頂き物。「キューリ」に翼似た形をしているが本当は「かぼちゃ」の仲間、イタリア料理にいまや欠かせない「ズッキーニ」もこの地ではよく育つそうだ。南米からやってきた女性からタネをもらって知り合いの叔父さんが撒いて、見事なものが収穫できたそうだ。写真には無いがそれをもらい受けて、ピザ゙やスパゲティを作った。
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by noanoa1970 | 2007-05-30 09:21 | 田舎で遊ぶ | Comments(0)