雪が降っては桜も・・・
割く夜半から雪となったようで、今朝屋根が白い。
強風にあおられて山から待ってきたのだろうが、明日はもう4月。
北国でも山国でも無い当地で、この時期に雪が振るなんて、今までは無かったこと。
ほころびかけていた桜の蕾も、ビックリして強くその身を閉じてしまうかのようだ。
ソメイヨシノの開花は4月の声を聞いてからだろう。
ねがはくば 花のもとにて 春死なむ
その如月の 望月のころ
西行が詠んだこの句の季節は旧暦の2月15日釈尊入滅の日である。
新暦に直すと3月なかばとなるが、昔は桜の開花が今より早かったのだろうか。
近所の公園の周りには家々が立ち並び、朝陽のさす時間は短く、日照時間も少なくなっているのが原因であるのかもしれない。
by noanoa1970 | 2006-03-31 09:52 | 季節の栞 | Comments(0)