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チーフ・タンズ・・・クリスマスの音楽

クリスマス前後にここ何年か小生が必ず聴く音楽がある。それは「メサイア」でも「マタイ」でも「グレゴリアンチャント」でもない、「ジングルベル」や「清しこの夜」などでも無く、ましてこれまで良く聴いた「M・Aシャルパンティエ」の「真夜中のミサ」でも無い。

この2つのアルバムはほんとに素晴らしいからぜひとも聴いていただきたいので、ここに紹介したくなった。アイルランドのトラッド・フォークの雄「チーフ・タンズ」は「アイリッシュ音楽が好きな方、いや、最近ではロックやカントリー・・・またクラシックのフルートの名手「ジェームス・ゴールウエイ」との共演がある。アイリッシュ・オールド・トラッドを軸に置き、ジャンルを問わないミュージシャンたちとともに、数々の優れたアルバムを作成しているから、ひょっとしたらご存知かもしれない。ご紹介しようとするアルバムは以下の2つ。

この季節そしてクリスマスに良く巷でで流れるクリスマスソングなどと全く異なった、古いキャロルや彼らのオリジナルを多くのゲストたちとともに美しく、厳かに、静謐に、新鮮に聞かせてくれる。「ダブリン」に有る250年の歴史を持つ「クライストチャーチ・カテドラル」の12個の鐘が、クリスマスの夜に鳴されるのだが、このアルバム「ベルズ・オブ・ダブリン」の最初と最後にはその厳かな音が収録されていて、これを聞くだけでも雰囲気は満点である。
豪華なゲストは以下の通り、どうです素晴らしいでしょう。「聖と俗」の2つがあいまみれる小生の強くお薦めするアルバムです。
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曲目(1)ベルズ・オブ・ダブリン~クリスマス・イヴ
(2)3時を過ぎたら
(3)セント・スティーブンス・デイ・マーダーズ
(4)神の御子は生まれ給えり~羊飼いの笛のキャロル
(5)ベツレヘムの夜
(6)三隻の舟を見た
(7)ブルターニュのキャロル〈キャロル・メドレー〉
(8)オー・ザ・ホーリー・シー・ビアーズ・ア・ベリー
(9)世の人忘るな
(10)ザ・ボアーズ・ヘッド
(11)ウェックスフォードのキャロル
(12)反逆者イエス
(13)スカイライン・ジグ
(14)オー・ホーリー・ナイト〈ザ・レン!レン!〉
(15)ジ・アライヴァル・オブ・ザ・レン・ボーイズ
(16)ディングル・セット
(17)ザ・レン・イン・ザ・ファーズ
(18)ダンス・デュエット
(19)ブラフェルトン・ヴィレッジ~ウォルシュのホーンパイプ
(20)フェアウェル:ザ・パイパー・スルー・ザ・メドゥ・ストレイド~ディス・イズ・ザ・シーズン・トゥ・ビー・メリー
(21)ワンス・イン・ロイヤル・デイヴィッズ・シティ
(22)ディン・ドン!メリリー・オン・ハイ
(23)神の御子は今宵しも
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もう1枚は小生の最も好きなアルバム「アン・アイリッシュ・イヴニング」どうです、アルバムタイトル、ジャケットからして素晴らしいと思いませんか?このアルバムは特にクリスマスに・・というわけではありませんが、今の季節に良く合っているように思います。
ゲストメンバーは以下の通り。ロックファンなら良く知っている「ザ・フー」のヴォーカル「ロジャー・ダルトリー」そして「リトル・ラヴ・アフェア」「薔薇は紅く」の2つでカントリー界の若き歌姫「ナンシー・グリフィス」の美声が聴けるのもいい。「薔薇は紅く」は「ロッホ・ローモンド」としても知られる誰でも知っている有名な曲。
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曲目
(1)オープニング・メドレー:希望~レーイシュの王様~パディのジグ~オキーフ・リール おしゃべりな鵲
(2)ノース・アメリケィ
(3)リリィ・ボレロ~白い花形記章
(4)リトル・ラヴ・アフェア
(5)薔薇は紅く
(6)メイスンズ・エプロン
(7)ストーン
(8)ミセラニィ:「トリスタンとイゾルデ」のテーマ~白いベッド・カバー~グッド・モーニング・ナイトキャップ~ゴールウェイ競馬~浮かれティンカー
(9)ラグラン・ロード
(10)ビハインド・ブルー・アイズ
(11)メドレー:オ・ムルクス・ホーンパイプ~明るくしあわせなシュリーヴ・クア~放浪詩人
(12)ダンス
(13)ラシャミは小さな女の子:フォード・エコノライン~エニィ・オールド・アイアン
なおチーフ・タンズのメンバーは
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by NOANOA1970 | 2005-12-22 19:52 | JAZZ・ROCK・FORK | Comments(0)