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低音再生能力

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現在YAMAHA,NS-1000とfostexFW-250Aを接続して調整中だが、低音の再生能力の確認に、R/シュトラウスのツァラトウストラで確認した。

最初に出現するパイプオルガンの低音周波数は恐らく40HZ以下であろうが、スーパーウーファーがないときは、なっているかどうかようやく確認できるという程度だった。

ウーファーのローパスフィルターを40に設定し、ヴォリュームを8時の位置に設定後ヒアリングする。
コレは凄い!、やはりスーパーウーファーの威力が実感できる。
オルガンの低音がハッキリと聞こえてくるし、倍音も載っている。
続くティンパニーも怒迫力で聞こえる。

不思議な事だけど、中域から高域が柔らかくなるのはなぜだろうか。
録音では、恐らくかなり低域を持ち上げているだろうこともわかるようになってきた。

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カラヤン盤1984年でも聽いてみたが、こちらのほうがナチュラルに聞こえる。
シノーポリ盤1988年録音と比べると、マスターリングで低域特性をあまりいじってないようだ。

何方もDDD録音ではあるが、さすがに4年の歳月の差は大きいと見えて、細部まで良く聞こえるのは、シノーポリ盤、しかし演奏はカラヤン盤が良い。

オルガンに限れば、倍音成分までキチント出てるのがシノーポリ盤。
単音的に、だから比較的くっきり聞こえるのが、カラヤン盤だ。



by noanoa1970 | 2012-09-13 10:39 | オーディオ | Comments(6)

Commented by cyubaki3 at 2012-09-15 11:04 x
80年代中頃というとまだCD初期なのでグラモフォンのエンジニアも色々と試行錯誤していたのでしょうね。カラヤンはデッカの旧録音(VPO)も評判がよいですね。
Commented by noanoa1970 at 2012-09-15 11:36
cyubaki3さん
DDDが素晴らしいと言われた時代ですね。
マスターリング技術者によって音のイジリ方が顕著なことが、今回よくわかりました。
カラヤンのDECCA録音は、キューブリックの「2001年宇宙の旅」で使われたものですね。多分演奏は一番良いのではないでしょうか。「時計じかけのオレンジ」では、フリッチャイ/BPOのベト9がつかわれていました。
Commented by Abend5522 at 2012-09-15 18:03
sawyer様、こんばんは。
『ツァラトゥストラはかく語りき』の冒頭でしたら、パイプオルガンの最低域は30HZを切るのではないでしょうか。それを再現できるとは、スーパーウーファーの威力や畏るべきですね。サン=サーンスの3番終結部の下降音階はどうでしょうか。
Commented by cyubaki3 at 2012-09-15 22:14 x
>キューブリックの「2001年宇宙の旅」で使われたものですね。多分演奏は一番良いのではないでしょうか。「時計じかけのオレンジ」では、フリッチャイ/BPOのベト9がつかわれていました。

どちらも大好きな映画です。昔名画座でよく観ました。「2001年宇宙の旅」では「美しく青きドナウ」の流れるシーンも印象的です。考えてみれば両方ともシュトラウスですね。
Commented by noanoa1970 at 2012-09-16 09:57
Abendさま、おはようございます。
カタログ上では16HZまで再生可能とあります。しかし多分音楽の音として聞こえるのは、倍音成分だと思います。よって32HZが限界だと思います。サン=サーンス、プレートル盤とシャルル・デュトワ盤で確認しましたが、何れもその部分は再現されています。録音の差は歴然としてますが、演奏はプレートル盤ですね。
Commented by noanoa1970 at 2012-09-16 09:58
cyubaki3さん、おはようございます。
言われて見ると、確かに両方「シュトラウス」ですね。意識的なのかどうか、興味がありますね。