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効果は抜群

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本日意を決して、天井下の四隅に吸音材を詰めた箱を取り付けた。

あまり目立たないように、白くて軽い15×15×40センチの箱を使って、中には「ワンダーエコ」を程良く入れた。
これを天井直下のコーナーに取り付けるために、粘着マジックテープを利用することにした。

箱の上下の適当な箇所に、オスのテープを貼りつけ、その上にメスのテープを貼ると、ちょうど粘着側が壁の表につくようになるから、そのまま壁に押し付ければ、取り付けられる。

箱は軽いから、粘着テープで十分だが、取り付けるには、長い脚立を必要とする。

そして脚立用の足場を確保せねばならぬのが、一番の難問であったが、それさえ出来ればあとは簡単とばかりに、取り付け後の音を期待して、早速コトにかかった。

吸音材入りの箱を作る作業から1時間で作業は無事終了。

対北朝鮮サッカー試合を見終えてから、視聴音盤をチョイス。
昨日墓参りの帰りに、カーFMラジオから聴こえてきたショスタコの5番を聴くことにした。

小生はこの曲のno1は、バーンスタイン/NYKFOの旧盤だと思っているが、所有はアナログディスクなので、テスト視聴には向いてないから、パルシャイの全集盤からチョイスした。

さらにブルーグラスフィドルの第一人者「マーク・オコンナー」、そしてコントラバス奏者としても有名な若手作曲家「エドガー・メイヤー」と「YOーYOーMA」の協演による弦楽三重奏g収録されている「APPALACHIAN JOURNEY」を聴いた。

視聴した結果、ほんの少しジャマであった低音部の特定周波数帯域での膨らみは、ほぼなくなっており、オケでも三重奏でもチェロ、コントラバスの音がはっきりするようになった。
とくにメイヤーのコントラバスのアルコもピッチカートも、最低音部を含む音階が見事に出てくるようになった。

低音部の締りのせいでだろうか、高域の音が柔らかくなり、刺激的な音は一切なくなったようである。
ショスタコ5番の1楽章には様々な楽器が登場するが、楽器の位置がはっきりするようになった。

これまではパルシャイ盤の金管の音色が刺激的であったが、今回は「楽器でございます」という感じの音になり、聴いていて疲れはしないし、このまま黙って聴いていたいという気分になってくる。今まではすべて聞くことなどとても出来なくて、いつも途中でやめてしまうのだが、細かい音までキチンと捉えられていて、上下立体感や奥行きを感じることが可能な、なかなか良いCDであることを確認した。

コントラバスは最低音部では音階を確認しづらいことがとくに多いが、ボワーンとした音でなく、余分な音成分を削ぎ落とし、基礎低音と倍音だけが聴こえてくるようだから、音階が見事に分かるようになった。

ジャズのセンテンスを汲んだ曲、ピッチカートでのベース捌きの音は、ジャズ専門レーベルの録音を凌駕するが、其の再生音は音量が凄いだけでなく、音楽的な意味を加えた凄さである。

「定在波」に効果が有ったかは、断定が難しそうだが、音がハッキリしたこと、刺激的な音は一切しなくなったこと、高域が柔らかく美しい音色になったこと、これらを総合すると、効果があったのではないかと思っている。

効果いろいろ
試行錯誤でようやく調性の今が頂点、完成型の出来上がりである。
再生音楽を聞くことが楽しい。
気づかなかった新しい音、ハーモニーを発見する機会が増えてきた。
これまでつまらないと思っていた音盤にも、いいところがたくさんあることの発見機会が多くなった。
巨大オケの巨大曲録音、凄いと思っていたものでも、そう大したことがないこと、パットしないと思っていたものの中に、素晴らしく味のある演奏があること、すなわち装置との相性でその音盤の価値が決まってしまうという誤謬から逃れることが出来たと言うのが率直な感想である。
ベスト調整された装置には、音盤との相性なるものは存在しない。音楽性有る録音はあるべきように、無いものはそれを隠さずに再生する。
ピアノは良いがバイオリンはダメなんていうのは未熟な証拠。
ジャズ向きとかクラシック向きとか、更に室内楽向きなどというものは、調性が未完である証拠といえる。
再生装置、環境の調整が不全なまま使い続けると、自然と其の装置が再生しやすいジャンルのソフトを中心に収集することになるが、これは本来おかしな事だ。
YAMAHA、NS-1000、32年掛かって今絶好調。

by noanoa1970 | 2011-11-16 01:57 | オーディオ | Comments(4)

Commented by こぶちゃん at 2011-11-16 12:45 x
> YAMAHA、NS-1000、32年掛かって今絶好調。

良かったですね。YAMAHAは最近アンプとCDを復活…それも昔の瀟洒でシンプルな美しいデザインの延長線で…させています。
30年前が素晴らしかっただけに嬉しい限りです。
Commented by noanoa1970 at 2011-11-16 16:36
こぶちゃんさん
できることはすぐに・・・というアドバイスを頂き、やって見ることにしました。
これは成功したようで、一段と音楽的な音になったようです。
ありがとうございました。
Commented by Abend at 2011-11-16 19:26 x
sawyer様、こんばんは。
オーディオ機材のに「~向き」とあるのが全く無意味であるのは、職場の視聴覚関係を長年担当していた経験でわかります。ホールと同様、全ての音調整はミキサーで行います。ホールのミキサーはチャンネル数が48~100ぐらいありますが、職場では16チャンネルぐらいのものを使います。ミキシング装置ですから、音楽を作ったり編集するのでもなければ個人で持つことは少ないわけですが、アンプよりも細かい調整ができますので、複数の機材を統括操作するものとして、音楽愛好家が個人で使ってもいいとおもいます。私も小型のものは持っておりますが、最低でも10チャンネルぐらいのものを購入することを考えています。
Commented by noanoa1970 at 2011-11-17 09:07
Abendさま、おはようございます。
ミキサーを音響コントロールに使う発想は、多分オーディオマニアには無いものでしょう。再生よりも録音時に使うものだという固定概念のせいでしょうか。
グラフィックイコライザーで調整することが多いのでしょう。
しかし面白いアイディアだと思います。
最近のものは安価で性能も良いようですから、あとはオーディオ機器に悪い影響がないといいですね。
グラフィックイコライザーを使ったことがありますが、今井臼井カーテンを挟んだような音になってしまったので、外してしまいました。購入したら、いずれ効果の程ご教示願います。