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ここにも運命の動機が

今朝から聴いてきた「死と乙女」。

今アマデウス盤で聴いていて、気がついたことがある。

1楽章・・・死神降臨らしき音型の後に出る、上昇気味に奏でられる4つの音。

これは、ベートーヴェンでおなじみの「運命の動機」ではないか。
シューベルトがこの音型を忍ばせて、これから起こる「死神の死への誘いと少女の運命」を予感させるように仕上げたのだろうか。

ベートーヴェンを限りなく尊敬したという、シューベルトなら、そんなことは十分にあり得ること。

単なる引用にとどまらないものを、持っているような気がしてならない。

by noanoa1970 | 2009-10-07 17:03 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)