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過去を振り返りつつ大晦日の第9

大晦日に第9を聞くなんて野暮ったい。
そう思い続けて15年以上が立つ。

そう言えば第9の話題をブログに載せたのは、2005年、「温故知新の第9」だった。
ここで真っ先に取り上げたのが、アルトゥール・ローターが指揮をしたもの。
1楽章の弦のさざなみと終楽章のフォーゴッドの歌わせ方について触れている。

そんな昔のLPは、今年の末になってようやくデジタル化することを覚え、12月は手持ちの珍しそうなものをピックアップしてyoutubeにUPしたものを、自分のブログに持ってきて、ブログ仲間に聴いていただいた。


これは手間がかかるが、お互いのコミュニケーションがより円滑にできる源でもあるし、今まで誰かがyoutubeにUPしたものを、当然というように使ってきたことへの反省でもあった。

動画制作には時間が掛かるし、LPの場合は目が話せないので、その間じっくりと昔の音楽を聞くことができて大変良かったと思っている。
更にブログともだちの方の貴重盤もたくさん聞くことができたことは非常に良かったし、聴き古したと思っていた通俗名曲の新しい解釈の演奏が聞けたことは、無常の喜びであった。

SNSはブログの他にMIXIを利用させていただいていたが、MIXIにブログをリンクサせたことで、自分の日常が書けなくなっていた。
それでFBを利用することになったが、あっという間に100人を超えるフレンドが、昔の職場中心に、また趣味を通したり、社会的発言を通してコミュニケート出来るようになった。

しかしFBは1日目を通さないと、もう誰がたくさんのことをUPするので、追っかけて見るのが大変。
足の速さは並大抵ではないから、コメント返しをしたり、他の人の記事を読んでそれにコメントを返すとなると、相当な時間を要する。

中には読まなくてもなんでも「いいね!」を付ける人もいるようだが、折角フレンドになったのにそれは失礼だから、無理やり「いいね!」はやらないようにしている。
しかしかなりの時間を要す。

「自分の感性ぐらい、自分で守れ、若者よ」と言いたくなることがよくある。

それで年末に、感性の復権を願いつつ聴くことにした第9。
フェレンツ・フリッチャイ、ベルリンフィルの音盤にした。

終わったら、ワーグナーの楽劇「ニーベルンクの指輪」の第3夜「ジークフリート」の第2幕を。
演出は、CGを駆使はしているが、伝統的で好感が持てる。

ジークフリートのような無敵の英雄が待ち望まれる来年である。
お世話になった皆さん、良いお年を。

メディア及び政治経済学者や評論家たち、国会や政府に対するリテラシーを!


by noanoa1970 | 2012-12-31 19:01 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)

最もお気に入りのドヴォルザーク「アメリカ」

みなさんはどの「アメリカ」がお気に入りでしょうか。
小生は1分37秒あたり、ビオラが第2主題を歌いそれがヴァイオリンに引き継がれる1分53秒あたりの歌いまわしは、どのSQでもやってない独特のもの、それがとても気に入っています。

解説の村田武雄氏は、ヤナーチェクSQを、「ボヘミア的というよりドイツ的な演奏であるとしながら、しかしこのSQとドヴォルザークの演奏は、他に比較のしようがないほど、表情が強く出ていている。旋律の歌わせ方といい、またリズムといい、ボヘミアの郷土的要素ががはっきり感じられる雰囲気の豊かな演奏である。
粗野な、農民的性格が歪みなく現れているからであろう。』

上のように評している。
どこがどのようにと、突っ込みたくなる評論だが、小生はドイツ的云々はさておき、洗練された土俗という矛盾をやってのけた名演だと思っている。

そのことが顕著なのが、上に上げた1分37秒からの歌いまわしだ。
録音年は確たる情報はないが、1960年代の中盤だと思われる。1963年との情報をHABABIさんからいただきました。

by noanoa1970 | 2012-12-31 11:03 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(4)

ギンペルのブラームスVコン

この音源はLPで持っていたのでオイロディスクヴィンテージコレクション入手を控えたが、
今思うと入手しておけばよかった。

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調べたらまだ在庫が残っていたので、早速注文した。
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 ※ ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)
ベルリン交響楽団 アルトゥール・グリューバー(指揮) 録音:1963年頃(ステレオ) ・
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調 ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)
ベルリン交響楽団

CDは聴きやすいが、それが返ってギンペルのヴァイオリン表現を減衰させたかもしれない。

期待したライナーノーツだが、ろくなことは買い手なしし、作者の名前もない。
それどころか録音年を1963年ぐらい、そして最後に廉価盤で出たのを37年ぶりと書いている、2007年発売の復刻CDだから、37プラス5で42年となるが、小生のLPは1962年12月発売だから、50年になる。

恐らく筆者はこの情報を知らずに書いたのだろうが、発売元もチェックをせずにそのまま通したのだろうか。
いや発売元の誰かがネットなどで調べて書いたとも思われる。
自分たちの発売したアルバムのデータが無いのだろうか。

復刻してくれるのは、ありがたいのだが、情報をもっと集めてライナーに記していただきたいものだ。
youtubeに撥ねられなかったので、LPのものをUPした。




by noanoa1970 | 2012-12-30 13:22 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(2)

マルボロ音楽祭の「浄夜」

「浄夜」は好きな曲だ。

六重奏版では、この演奏が良い。
メンバーは、カザルスの後を継ぎ、ゼルキンが主催したマルボロ音楽祭に招集したメンバーで、出自はまだ確認出来ていないが、どこかのオケの首席級のメンバーではないかと思われる。
入念なリハをすることも限られる中、よくもこのような演奏ができたものだと感心する。

激情的になることを避けて、物語の男女を温かい目で見ているような、優しい演奏だ。
この演奏からは、物語りの男女の行末が、きっと幸福に違いないと確信するかのようである。

この真逆の演奏もあるが、ほんわかするような演奏も良いものだ。

メンバーは
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ジャケットは
古いコロムビア
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by noanoa1970 | 2012-12-29 13:35 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(6)

コンヴィチュニーの「ジークフリート牧歌」ミュンヘン国立歌劇場管弦楽団

以前にはウイーン交響楽団との演奏をUPしたが、今度はもう少し古い1954年のミュンヘン国立歌劇場管弦楽団との録音演奏。

今は「ミュンヘン」ではなく「バイエルン」に変更されたらしいし、大昔は「ザクセン」と言っていた。
独の管弦楽団は数が多い上に、いつの間にか名称が変更されるし東西が一緒になった関係でか、非常にややこしい。

昔と同じ名称でも違うオケがあり、昔と違う名称でも同じオケがあるという具合だ。
ベルリン交響楽団などは東と西両方に存在したから、判別するのはそう簡単ではない。

それはともかく、この音源は米国URANIAレコードだ。
このレコード会社は少し変わっていて、自主制作もあれば、他社から権利を買ってレコーど化したのもあるという具合。
恐らく、いいものが眠ってるのだろうと思われるので、一連の音盤の復刻を望むところである。


by noanoa1970 | 2012-12-28 10:13 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)

ベートーヴェンVコンのカデンツァ

こんな刺激的なCDがあったとは。
以前モーツァルトのP協奏曲で同じような企画があったので購入したが、今回はベートーヴェのVコンだ。

この曲のカデンツァは、聞く毎に違うように思っていたので、一度自分の耳で整理したいと思っていたもの。
ジークフーリート・ボリスがヨアヒムを使ったことだって、abendさんからご指摘がって初めてわかったぐらいであったから、なんとかしようと思っていた矢先、このCDをUPしてくれた方がいて、早速お世話になった。

まず驚いたのは定評のあるヨアヒム版には2つのバージョンがあるということ。
主にはヴァージョン2が使用されるが、このCDでは第1バージョンも聞くことが出来る。
バージョン1は、ベートーヴェンにかなり忠実な作りで、最初からメロディーラインが鮮明に出て来て、直前に聴いたものの繰り返し的に聴こえてしまうが、バージョン2では、カデンツァという演奏者の技術とひらめき、アドリブ性を重視したものに仕上げてある。
恐らく今バージョン1は付かわれないようになったのではないだろうか。

ベートーヴェン、フェルディナンド・ダヴィッド、ビュータン、ヨアヒム1&2、フェルディナント・ラウプ、ヴィエニアウスキー、サン=サーンス、レオポルト・アウアー、イザイ、ブゾーニ、クライスラー、ミルシュタイン、シュニトケ他3人合計14人のカデンツァがルジェロ・リッチによって演奏されている。
作曲家もあればヴァイオリニストもいる。
画面に、今誰のカデンツァかが表示されるので、とてもわかり易い。

現代では、これらのカデンツァに自分独特のものを加味してカデンツァとするヴァイオリニストもいるようだ。

小生はイザイ、ブゾーニ、シュニトケが気に入ってるがみなさんはいかがでしょう。
シュニトケのカデンツァは、ベートーヴェンの主題によるロンドカプリチオーソあるいは狂詩曲といっても良いぐらい程、原曲から離れ付かずの上斬新なハーモニーミックスが見事。



シュニトケ版を使用したクレーメルの演奏。
Beethoven Violin Concerto - Schnittke Cadenza Mov 1 - Kremer


クライスラー版=メニューイン、オイストラッフ、ヒラリーハン
ヨアヒム2ヴァージョン=シゲティ、シュナイダーハン
ハイフェッツはどうもオリジナルのよう。
シュニトケ=クレーメル
以上のことが確認できたのだが、いつもこの版を使うとは限らないので参考程度です。

by noanoa1970 | 2012-12-27 20:30 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(5)

ジャズ番の四季

このLPはA面にこのトリオがジャズに編曲し演奏したもの、B面にルイオーリアコンブ・トゥルーズ室内管弦楽団の演奏が収録されている。
1960年代なかばの発売だと思われるから、その当時の企画としては斬新だったのだと思う。

一旦復刻されたようだが、現在廃盤になっており、探している人も少なくないという。
多方面の方々に楽しんででいただけたら幸いである。

演奏はこれといった特徴は、今聴くとあまりないが、ところどころアドリブに、ビートルズが引用されているのが面白く、時代を感じさせる。

ヴィヴァルディ/合奏協奏曲「四季」
ギュンター・ノリス・トリオ
ギュンター・ノリス(ピアノ・チェンバロ・オルガン)
チャーリー・アントリーニ(ドラムス)
ジャン・ウォーランド(ベース)
東芝EMI EAC-80215

春&夏


秋&冬

by noanoa1970 | 2012-12-27 08:07 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)

コンヴィチュニーの未完成再UP

先回は、デジカメで音声と画像を拾ったが、今回はプロセッサーを経由で録音してみた。
音の印象が変化しただろうか。




by noanoa1970 | 2012-12-26 09:29 | 動画・ムーヴィー・映画 | Comments(9)

コンヴィチュニー「チャイコフスキー5番」、ベルリンラジオ放送交響楽団

コンヴィチュニーのチャイコフスキーの交響曲は、4番がすでに復刻されその凄まじい迫真の演奏は、チャイコフスキーの甘味さを吹き飛ばすような素晴らしい演奏だった。
この5番は、それを上回るような演奏だ。
これでもかと、泣きわめき、すすり泣き、甘え、時には媚を売るチャイコフスキーの音楽だが、コンヴィチュニーは、彼の許容範囲を超えるのをひたすら我慢しつつ進めていく。
音楽が甘くなることを抑えながらもダイナミクスは十分。
ひたすらチャイコフスキーの弱点を補完するような演奏スタイルだから、いつまでも未練がましいこの音楽も聞き疲れはしない。
チャイコフスキーの欠陥は、「運命の動機」を弄んだこと。
筋書きが支持滅裂で、混乱の音楽だと言ってよい。
言葉は良くないが躁鬱病的な音楽だ。
それをコンヴィチュニーは、持ち前の演奏における構築という技術で補完した。

終楽章のコーダにコンヴィチュニーのこの曲に対する解釈がすべて現れているような気がしてならない。
今まで、さんざんいうことを聴いてきたが、もう2度とない、これで本当の最後だ・・・
そんな声が聴こえてきそうな、コンヴィチュニーのチャイコフスキーである。




by noanoa1970 | 2012-12-26 06:00 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(2)

コンヴィチュニー2つのワルキューレの騎行

ワーグナーを得意としていた、フランツ。コンヴィチュニーには、2種類の録音が残されている。
1つがイギリスロンドンのコヴェントガーデンで、「指輪」全曲を公演した時のもの。
そして2つ目が、ミュンヘン歌劇場管弦楽団を指揮したものだ。

いずれも1940年代~1950年代のものと思われ、URANIAレコードは1952年となっているが、それが録音年とは限らないから、それ以上に古いかもしれない。

いずれもコンヴィチュニーらしさが十分に発揮されているが、ミュンヘンの方が抑揚がやや激しいし、少しいじったような音が聞こえる。

コヴェントガーデンのものは、楽劇内の序奏だが、ワルキューレたちの馬の走りっぷりも段々疲れてきたような感じがする演奏、あるいは一步づつ大地を踏みしめるような演奏だ。

Ride of the Valkyries Franz Konwitschny Munchner Staatsorchester



Ride of the Valkyries Franz Konwitschny Royal Opera House Orchestra


by noanoa1970 | 2012-12-25 10:08 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(2)