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旬の食材・・・2「茗荷」

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この季節なくてはならないもの、それは「茗荷」である。冷やし「冷麦」「素麺」には他の薬味は一切使わない。「茗荷があればそれで満足である。
いつもならとっくに入手可能で、我が家には沢山の茗荷がストックされるのに、ことしは何時になっても出てこない・・・といってもスーパーなどではハウスものが売られているがm、、小生がとりわけ好むものは、香りが立つ路地物である。

いつも入手しに行く伊吹山麓に幾度となく行ってはみたが、いつも空振り、仕方なく帰ってくる今年であった。

昨日は念のためあらかじめ問い合わせると「あるというではないか」、慶び勇んで、大量に・・・といっても保存の限度内で沢山仕入れてきた、ほんの出始めの「茗荷」である。
まだ小ぶりで、通常の多さの3分の2程度であるが、路地ものゆえに香りは非常に立つ。

薬味にするだけではもったいないので、酢漬けにした。これで当分楽しめることだろう。
秋になれば「秋茗荷」が出てくるので、「茗荷」は4ヶ月は楽しめる食材である。
このところ物忘れが激しくなってきたのは「茗荷」のせいではあるまい・・・

感動の余り、「お気に入りの器」に持ってみた。
「八角の染付けの伊万里」少し変形の皿というか鉢であるがデザインも素晴らしく、使い勝手もよく、模様の「唐草」は手書きで、裏面には「渦福」「角福』のマークがあるから、江戸時代のものと思われる。

by noanoa1970 | 2006-07-29 10:42 | 季節の栞 | Comments(0)

旬の食材・・・1「枝豆」

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新潟の先輩Kさんから送っていただいた「枝豆」1967年だから今から40年近くになる学生時代の夏休み、ちょうど今頃だったか、先輩Fさんの軽井沢の別荘で何人かが集まってた中に、Kさんがいて、軽井沢の帰りに「新潟」へ急遽行くことが決まった。

「三国峠」を越えればほんのすぐそこ・・・という言葉に乗せられて延々と走り続けて着いた夕食に出していただいたのが良く冷えたビールと、大量の「枝豆」であった。
「枝豆」はその頃でもそんなに沢山は食べることができなかった貴重な存在であった小生は、ビックリしたのだが、先輩は軽く・・・こんなもん売るほど有る・・という。

知らなかったが、新潟・・・先輩の住む地域では枝豆も特産らしい。
井戸水が現役だという話だから、豆腐も美味しいのではなかろうか。

その時の小生の町では到底味わうことが出来ない甘味の有る「枝豆」の味が忘れられなく、このことと、教えられて初めて徹夜マージャンをしていた時に降りしきっていた雨で、朝になって雨戸を開けると、橋の上を川が流れていたこと、近くの料亭風の店で美味しい「鯉料理」を生まれて初めて食べたことの思い出などをメールしたら、季節になれば枝豆送るとメールが届き、一昨日枝豆が到着した。

天候不順で例年より甘味が少ないとあったが、早速食べてみると、この近辺りでは味わえない甘みがあり、豆の味がキチンとした美味しい枝豆だった。「有機栽培」・・そして枝豆は「アナログ」であるというコメントがあったのがKさんらしく、その思いと一緒に枝豆を味わった。

枝豆を持った2つの皿は
◎微塵から草の印判染付け7寸皿
◎京都の実家から伝わった古い「粉引き」の7寸皿、この皿は、裏がコバルトブルー色というモダンなもの。家内の話では、ほんのたまに「すきやき」 をやる時にだけ使われたという。
物心ついたときからあるというから、半世紀以上の年齢には間違いない。

by noanoa1970 | 2006-07-29 10:21 | 「食」についてのエッセイ | Comments(0)

日常使いのソバ猪口コレクション-3

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コレクション1の冗談右、コレクション2の下段右、そしてこの下段真ん中の「矢羽」野猪口を見ていただければお分かりの通り、時代によってデザインが異なってきている。
3→1→2の順に新しくなる。3と1は同じに見えるが、手書きと印判の大きな違いが有る。
下段左右の猪口は、廃墟となり取り壊し寸前の茅葺の古い民家を探検中に発見したもの。壊れかけた棚の奥に箱に入って5個あったものを、いただいてきた。かなり汚れていたが、丁寧に漂白剤で洗ってきれいにした。
昔の人はこれでお茶でも飲んだのだろうと感慨深い。

by noanoa1970 | 2006-07-26 21:12 | 骨董で遊ぶ | Comments(0)

日常使いのソバ猪口コレクション-2

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最もお気に入りは正面上下の「微塵から草」模様の猪口。下段中ほどの小さいほうはぐい飲みとして使用することが多い。、キリット冷やした吟醸酒を飲むのに最適。非常に丁寧なつくりで小ぶり。ソバ猪口には珍しい。

by noanoa1970 | 2006-07-26 20:58 | 骨董で遊ぶ | Comments(0)

日常使いのソバ猪口コレクション-1

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手軽に集められる「伊万里」などの古い器の中ではソバ猪口」が筆頭だろう。
文字通り、麺類の付け汁入れとしても、酒のつまみを持っても、おかずの1品を盛る器としてもなんにでも合うから重宝に使える。
小生はお気に入りのものをその時々でチョイスし、「冷酒」や「紅茶」、「コーヒー」にも使用する。皆さんにそれぞれ好きなものを選んでもらって、お酒を飲むのもまた一興である。

同じ系統の豆皿を下に敷けば、立派な「カップ&ソウサー」。最近のシャレた骨董店ではこのようなディスプレイも増えてきたが、我が家ではもう20年以上前から日常使いとして楽しんでいる。

愛犬の食事用の皿にも伊万里の鉢を使用しているぐらい。見る人が見ればビックリすると思うのだが、犬も人間も全く気にしないで使っている。

器は使ってこそその存在意義や存在価値を発揮し、食事に多くの付加価値を与えてくれる。
割れたら接いで直して使えば、それですむことである。

by noanoa1970 | 2006-07-25 13:02 | 骨董で遊ぶ | Comments(0)

憂鬱な季節に聞く音楽・・ピエルネ「ハープのための小協奏曲」

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カレンダーはとっくにその時期であるのだが、夏はまだ来ない。
外は相変わらずの雨が続く。
天候不順の憂鬱を、何とか解消できる音楽をと探したのが、フランスもののハープが活躍する音楽の音盤。
このLPは学生時代に友人のK君から借りてそのままになっていて、最終的に小生が所有することになったもの。(返却しないままになっていただけのことであるが・・・)

このLPに収録されるドビュッシーの作品とラヴェルにおける作品のよって立つところは、その背景に、フランスで発達したハープメーカーの・・・「クロマチックハープ」VS「ペダルハープ」のイニシアチヴ争いめいたものがあったことをご存知の方は、それほど多くないと思う。

それに触れて思うのは、昨今の「古楽器」「ピリオドまたはピリオドアプローチ」、「ピリオド奏法」などという、はやり病がごとくの演奏スタイルのことであリ、オーセンチック等というやからや、それを売り物にする商業主義的な仕掛けと、そてに乗っかった音楽関係者、愛好家諸氏の多いこと。

オケの配置においても、音楽的内容を語らない論点に根拠なき「両翼配置」絶対主義論者が幅を利かせるようになった今日の状態にはいささか危惧の念を抱いてしまう。
バロック、ルネッサンスのバイオリンの形状すら正確に判明してなく、楽器の発達過程が、国、地方、演奏団体によってかなりバラツいていると思われ・・・・バロックバイオリンと、モダンバイオリンが同じオケの中に混在する状況も予想されたのだから、厳密なピリオド演奏などはありえない。

バイオリンのノンビブラート奏法とバイオリンの形状、そして弾き方の関係を知らずに、過去の演奏スタイルは「ノンビブラート」であるとか、伝統的オケ配置は両翼配置であるとかいったところで、しかもそれをそのまま現代に焼き直ししたところで、ほとんど得るものがないように思うのである。

話はずいぶんそれたが、楽器の発達と、作曲家、そしてその作品の因果関係性には注目しておく必要が大いにあると思っている。

ドビュッシーとラヴェルは、彼ら自身はどのように思っていたかは別としても、「重要なほかの力学」によって対抗させられたのであった。

話を最初に戻すと
このLPの中で小生が最も愛好するのが「ピエルネ」の「ハープのための省協奏曲」である。
他の3人ほどの知名度はない人であるが、この曲は「名曲」といってよい。
ドビュッシー、ラヴェル、フォーレそして、プーランクへと受け継がれるような語法の集大成的音楽であるが、ハープソロのハーモニクスがとく上の雰囲気を醸し出す。
色彩豊かなバイオリンの音色とやはりハープには憑き物のフルートの巧みな音楽はマスネの色彩豊かな音楽をも髣髴とさせる。

フォーレ以上に子洒落たところ、メロディアスなところが見受けられ、緩急、強弱という協奏曲の特徴もあって、なじみやすくこの季節聞いてピッタリの曲である。

by noanoa1970 | 2006-07-24 09:33 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)

聖セバスチャンの殉教

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掲示板「猫」の古参でありドビュッシー」について、いや近代仏音楽を中心に学術的見地から、はてはサブカルチャー的見地から鋭い問いかけをしてくれた・・・一過言の持ち主「八さん」・・いや「熊さん」でなかった「熊蔵」さんが、彼のブログで小生の「アンゲルブレシュト」の「殉教」へのコメント要請に答えてくれる記事をアップしてくれた。

第3幕「邪悪な神々の教会議」の前奏曲のファンファーレはアンゲルブレシュトがどのように処理しているのだろうかなどと気になるところである。

彼の録音はほとんどが廃盤になっている現在、オークション辺りでしか入手不可能なのがまことに惜しいことだ。
「ローザンタール」盤を入手したのがやっとで、発売されたのは知ってはいたのだが、他の音盤に化けてしまったのが悔やまれる。
特に聞きたかったのが彼の初演になるところの「聖セバスチャンの殉教」。であった。

仕方がないので取り出したのが今を去る40年前1966年のこと、初めて購入したドビュッシーの音盤「アンセルメ」の「聖セバスチャンの殉教」である。
なぜドビュッシーの最初のレコードなのかというと、多分それは三島由紀夫とのかかわりがあったからだろうと記憶する。

彼の殉教への美学と諸作品そしてダヌンチオ、映画で見た「ロジェ・ヴァディム」の「血とバラ」、「稲垣足穂」、「澁澤龍彦」そして「サスペンスマガジン」という怪しい雑誌などの影響があったのだと思っているのだが、ともかく最初に入手したドビュッシーがアンセルメのこの音盤であった。

なんというレコードジャケットであろうか、それまでのLONDONあるいはDECCAのアンセルメのジャケットはほとんどがあのアンセルメのどうしようもない顔写真が大きく載せられていたのが、このレコードは「銀色のバックにと白と品の有る紫の文字」という彩色の取り合わせの素晴らしいジャケットであった。

「ジュサンヌ・ダンコ」、「ナンシー・ウー」という女性歌手の名前の珍しいことに驚いたのも忘れられない記憶である。そういえば「ザ・バンド」に「リック・ダンコ」というメンバーがいて彼は仏系カナダ人であるから、「ダンコ」という名前は、仏人の純粋な姓れなのであろう。

彼女たちのビブラートを掛けないで歌うところの中性的な声、旋法を多用したどこか日本的な香りもする音、常に遠くから何かが呼びかけているような音楽に、引き込まれそうになり、得体の知れない「恐怖」を感じたこともあったのでした。
その恐怖とは「神秘」・・・というよりは「耽美」といった方が良いのかもしれない。

カーミラとミラーカの女性吸血鬼の物語のを見た時の感覚と似たような・・・男女逆転の感覚を始めて理解することにもなったのでした。

ヴァディムはセバスチャンの殉教を見たに違いないと、確信した。

三島由紀夫の「セバスチャン」
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こちらはデビッド・ボウイーの「セバスチャン」・・・どちらもその雰囲気がありますね。
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by noanoa1970 | 2006-07-22 09:38 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(1)

お気に入りの器

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赤九谷の酒器、唐人のデザインが施されている。
時代は恐らく江戸の後期。
本醸造酒を温燗で今の時期に飲るのもいいだろう。
海鼠腸でもあれば上等なのだが・・・・
この徳利は「用の美」も追求していて、とても手になじみやすい。
使いながら眺めてよいものこそ、小生にとって価値ある器である。

by noanoa1970 | 2006-07-21 11:25 | 骨董で遊ぶ | Comments(0)

旬の食材・・・素麺

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素麺の季節である。
小生は素麺好きで、この季節になると好んで素麺を食べるのだが、最もお気に入りの素麺ををご紹介することにした。
奈良の三輪素麺、播州の揖保の糸、三重の大矢地、三河の一条と名品は多いが、小生の一押しは富山県は砺波地方の「大門素麺」だ。「大門」・・・砺波に「だいもん」という地名があるが、素麺は「おおかど」という。
この素麺のよさは食べるとわかるのだが、一目で分かるのは、通常の素麺と違いその太さと、形状にある。
太さはちょうど「冷麦」と「素麺」の中間で、素麺としては太めであるが、この太さが極上の「アルデンテ」感をだし、握りこぶしを小さくしたような形に4つまとめられた形はなんともいえない愛嬌がある。「丸髷」に例えることもあるようだ。
そして勿論手延べであるのだが、延べる際に一切油を使用していないという。
庄川水系の水と砺波平野で取れる小麦、そして寒暖の差と、立山からの風が激しい土地柄が織り成す名品といってよいだろう。

油を使用しないということは「ヒネ」物・・・冬を何回か越したものでも油が浮いてこないため劣化がなく、逆に麺の熟精度が増して美味しい。やはり2年以上寝かせたものがいいように思う。
したがって地元の人はこの「ヒネ」物を大事にする。

かつては冨山から送られてきた大門素麺がこの季節になると、京都の家内の実家から届いたものだが、今ではそれもなくなってしまった。しかし、インターネットで至極便利に注文可能であるから、すぐに手に入れることが出来るのがうれしい。

三輪素麺や揖保の糸しか知らない素麺好きの人には、是非味わっていただきたいお薦めの一品である。噛んでいると麦の甘さが体感できる素麺である。

茹でてからいつもの倍の時間「もみ洗い」するのが美味しく食べるコツ、そして薬味は「茗荷」に限る。

約150年前の1848年(嘉永元年)、越中の国砺波郡大門村(現在の富山県砺波大門)の田守三右衛門が薬の行商で能登を回っているときに、加賀前田藩の御用そうめんを製造している栗田次兵衛を知り、田守が地元に持ち帰り、紹介したと伝わっている。1911年(明治44年)11月そうめん生産者や村の有志が無限責任大門信用購買生産組合を設立。1916年~1918年(大正5~7年)、全国の著名なそうめん製造技法や品質を研究して製粉機を導入。以後も施設の拡充と品質改良に努めながら、伝統の『大門素麺』を守り育ててきた。現在は農家21軒が製造出荷したものをJAが委託を受けて販売している

by noanoa1970 | 2006-07-19 09:15 | 「食」についてのエッセイ | Comments(0)

お気に入りの器

福井の三国で見つけたうちの一つ。
デフォルメされた「龍」のデザインが面白い9寸の大きな皿。
「水神」とされる「龍」だから、漁港に住む人々・・・漁師たちの縁起物として扱われ、この皿なども価値があったのかもしれない。
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by noanoa1970 | 2006-07-12 15:19 | 骨董で遊ぶ | Comments(2)