メンデルスゾーンの中のユダヤ音楽

先ほど聞いていたメンデルスゾーンの曲。

バイオリン協奏曲ニ短調(有名なホ単調ではなく、近年発見された若い時の曲)を聞いていた時第3楽章に差し掛かって、フト思ったのが、これは「ユダヤ音楽」からの引用ではないかということ。

そして先ほど、同じ全集の中の「室内楽集」の1枚を聞いていたところ、有名な弦楽八重奏の三楽章にもそう思えるようなところを発見した。

さらにクラリネットとピアノのためのソナタ二楽章にも、・・・・

極めつけは、ギターで演奏された「カンツォネッタ」。

多分・・・いや間違いなく、これはユダヤ音楽からの引用ではないかと思われる。

メンデルスゾーンが時々見せる、明るそうに聞こえるが、どこか物悲しいメロディ。
そして・・・マイムマイムに代表されるような民族ダンスのリズム。

育ってきた環境で、ユダヤ音楽が聞こえていたのだろうか?
それとも、自分の出生の民族の音楽を調査した結果なのだろうか?

キリスト教に改宗してもなお、ユダヤ人メンデルスゾーンが彼の音楽の中に息づいているような気がする。

イタリア、スコットランド、フィンがガルの洞窟とはどうもベクトルが違うような気もするのである。

ジュリアン・ブリームのギターで聴いた「カンツォネッタ」は、弦楽四重奏曲作品12の第2楽章と同じものというから、これからそれを聴くことにする。

メンデルスゾーン、やはり一筋縄には理解が難しい作曲家だ。

それだけに、メンデルスゾーンを聴く楽しみがまた増えた。
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by noanoa1970 | 2009-06-16 15:21 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)