はたして真偽問題に決着なるか?

006年6月19日、小生はブログに「F・コンヴィチュニー」ブルックナー「ロマンティーク」の謎というタイトルの記事をUPした。

「ロマンチーク」はブルックナーの交響曲4番の愛称であり、コンヴィチュニーには手兵ゲヴァントハウス管弦楽団とウイーン交響楽団、そしてチェコフィルこの3つのオケを振った録音が残されている。その時参考にしたのが、コロムビアから発売されたLPとCDであった。

もうずいぶん昔になるが、コロムビアは「コンヴィチュニーの芸術」というLPを出していて、そのCD復刻盤がその後発売された。

しかもめずらしく、ブルックナーの4番の交響曲は上の両オケを振ったものが、同時にシリーズの中に入れられていたのだった。

そしてクラシックの掲示板にあるとき、ゲヴァントハウスとウイーン交響楽団の両録音は、全く同一のものであるらしいとの情報が寄せられた。
それで小生としては、その真偽のほどを自分の耳で確認しようと、両者をCDおよびLPで聴き比べた。
ブログにはその結果を書いたのである。

その後このCDは、バンベルク交響楽団との「新世界より」も含め廃盤となって長い年月が立ったが、この6月末コロムビアから復刻の予定となった。

復刻されてようやく日の目を見ることになるという情報で、すぐに予約をしたのだが、今まではそれにかかわる付帯情報は皆無だったのが、6月の声を聞いて、ようやくその一部が明らかになってきつつある。

恐らくコロムビアサイドから流した情報だと思うが、大手CDショップの発売前の情報には以下のようなことが記載されていた。

小生は、この復刻シリーズ「オイロディスク・ヴィンテージコレクション」1回発売後、上の音源の復刻の可能性を問い合わせたことがあって、その時にブルックナーの4番は、「ウイーン交響楽団とゲヴァントハウスのものがあるが、同一音源ではないかという情報がある、その真偽について情報があるか否か」とも聴いてみた。

しかし、その時それについての回答はなく、発売時期も未定とのことだった。

ところが・・・・

ある大手CDショップのミニ解説に、以下の記述があるではないか。

フランツ・コンヴィチュニー(cond)/オイロディスク ヴィンテージ・コレクション 第5回発売: ブルックナー:交響曲第4番 ロマンティック

「ドイツの名門レーベル、オイロディスク・ヴィンテージ・コレクション
オイロディスク・レーベルに残されたいぶし銀の名演をマスターテープに遡って復刻。オリジナル・マスターテープの瑞々しい音をお届けいたします。
コンヴィチュニーのマスターテープをドイツで発見。ブルックナーの「交響曲第4番〈ロマンティック〉」の演奏オーケストラの真偽問題に決着が付くとともに、オリジナル・マスターテープの瑞々しい1枚。世界初CD化音源。」


≪オーケストラの真偽問題に決着が付く≫
≪世界初CD化音源≫


このフレーズを見て思わず興奮してしまった。

審議問題とは、小生が以前にブログにUPした事を指すのであることは間違いない。しかしどのように決着がつくのだろう。・・・・
今回ゲヴァントハウスのものではなくウイーン交響楽団との演奏を復刻し、しかもそれがオリジナル・マスターテープ~のもので、世界初CD化であるというのだ。

いろいろなことが頭をめぐる・・・・
*ゲヴァントハウスとの演奏とされた録音は、実はウイーン交響楽団のものであった。
*過去に発売されたウイーン交響楽団の演奏は、実はゲヴァントハウス管との演奏で、今回のものが正しいウイーン交響楽団との演奏だ。

・・・そうなると、ウイーン交響楽団として過去発売したものは、ゲヴァントハウス管との演奏で、今までウイーン交響楽団との演奏とされてきたものは、間違い、今回のマスターテープでのものが昇正真正銘のウイーン交響楽団との演奏である・・・・ということにもなってきそうだ。

もしそうなるとかつて小生が聴き比べをした結果、ニュアンスの違いは確かにあるが、どちらも似通った演奏であるという結論、そしてその発展形としての推理は成り立たなくなる。
全く同一の演奏を聴いていたことになるからだ。

d0063263_1525391.jpg
d0063263_1531238.jpg
両CD発売まであと約30日ほどあるが、同時に注文した「新世界より」についても、「マスターテープをドイツで発見」としてあるから、小生が所有する「ETERNA」のLPと比較して、どのような音の違いがあるのか、このことも含め大変にまちどうしい。
[PR]

by noanoa1970 | 2009-06-02 15:04 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)