レコード業界にモノ申す

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上の写真は言うまでもなく、「複写機」である。
小生が現役時代この機種の前身から営業推進活動をし、この機種「Able」が爆発的に売れるようになった、デジタル複写機の元祖である。

自宅で使用するには、大きすぎるのだが、性能が素晴らしいので、退職したのちに自宅に設置している。

すでに10年以上経過し、普通なら買い替えの時期が来ているが、何の不都合もなく稼働しているすぐれものだ。

そして複写機は小生にとっては、この10年余りなくてはならないものになっていた。

その理由はもちろん仕事上のこともあるが、それよりも、あのCDの極小の解説文が見えにくくなて、それを読むために複写機で拡大していたからだ。

若い時には、さして気にならなかったが、(それでもLPのジャケットの裏や、中に別添付されているものに比べると、かなりつらいものがあったのは事実)ここ数年の視力の衰えで、今やCDの解説文はそのままでは判読不可能になったのだった。

その意味で複写機は大変重宝していたのだが、それとて欠点があり、あのCDの極細の文章をコピー拡大すると、文字はにじみ、ところどころがかすれてしまい、時には肝心のキーポイント文字が判読不可能な時もある。
断っておくが、これは複写機が悪いのではない。

トナーがいかに微粒子であるにせよ、インクを使用した印刷機で印刷したものを拡大・・・250から400%するとどうしてもそうなるのだ。

それで、最近はやり方を変えてスキャナーの高精細モードで読み込んだものを、PCに落とし、必要ならば修正後PC側で拡大して読むことにしているのだ。

この方法は大成功で、すべて卓上で仕事が可能だから、複写機を使うよりは良いのだが、手間がかかることは似たり寄ったりだ。

小生は前から思っていたのだが、特にオールドクラシックファンも多いとの予想で、物を申してみたい。

各レコード業界のCD製作者、解説などの担当者は、あの極小文字が万人に判読可能か否か、考えたことがあるのだろうかと。

せっかくお金をかけて誰かに依頼をし、その原稿を基に作成した解説や説明文。
若者ならばいざ知らず、還暦を越えた・・・そうクラシックCD購入のマジョリティたると予想される団塊の世代の人には、あのスタイル(CD発売以来全く変化していない)CD収録の音楽他についての情報の発信方法が一方的すぎるのではないか。

こんなことを言うと、音楽だから聴けばそれでよいから、解説他の情報は不要・・・そういう輩が必ずいるが、音楽・・・(特別視するわけじゃないが)特にクラシック音楽は、文学同様さまざまなスタイルがあり、そのスタイルによっては、音楽にまつわるサムシングエルスが大いに必要になることも多いのだ。
ことオペラに及んでは対訳も必要だ。

そんな問題提起をしながら、小生は一つの解決方法を提案したいと思う。

それはインターネットを使うことである。
今やPCの普及はインターネットの普及とともに発展し、ほとんどの人が例え「OFFICE」などのPCアプリケーションを知らなくても、インターネットを使える時代である。

そしてかつての巨大クラシック掲示板、あるいはMIXIコミュ、大手CDショップのネット売り上げなどなどから推測するに、クラシックファンの中に相当数のネット使用者がいるものとの予見が立つ。(どこか専門機関で調査すれば統計データが出ることだろう)

提案骨子は以下の通り

*CD解説をネット配信する。

*要なら有料でも構わない。

*ID登録をして、CD番号を入力すると、今までCDについていたものより数倍中身の濃い情報がそこにある。

*パンジャパン、そして輸入版を顧慮したパンワールドへと発展させれば、その解説他の情報を観たユーザーが、購買意欲をかきたてられ、購買が増すことも予想される。

*さすれば今不審なレコード業界にも、光明の光が見えてくるようになるやも知れない。

*クラシック通の市民ユーザーに、ネットを通じ、解説やさまざまな情報の付け加え、生の感想評価などももらうようにすると、さらに面白いことになりそうだ。

*今のところは大手CDショップがそのことを、ほんの少し代弁している要素もあるが、コアなクラシックファンにはほとんどその情報は有効とは言えない。

*ネットでもしオペラや楽劇の大役を観ることが可能なら、同時にPCでCDを聴くことが可能だから一石二鳥。

今の世の中でこのようなことは技術的には可能なことだから、やろうと思えばすぐに可能なはず。
そしてCDにまつわる情報のファイルは、恐らくレコード音楽業界上においても、われわれユーザーにおいても大きな財産になるに違いないと、小生は思うのだ。

レーベルが違う云々の、出来ないことの言い訳や理由はあろうが、少なくとも単独レコード会社でだけでもいいから、実行していただきたい。

しかし一番困るのは、安価だが解説の一切ない輸入盤で、小生が今少し若くてやる気があったなら、このようなビジネスモデルを作り上げてみたいところだが、残念ながら勇気と、知恵と資金がないし設備もない。

誰か・・・アイディアは提供しましたから、どこかの誰か・・・ネットCD解説のビジネスモデル作り上げていただけないだろうか。

情報内容はプロ並みのものが求められることも申し添えておきましょう。

「CD解説アーカイブ」・・・ぜひ実現させたいものである。

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by noanoa1970 | 2009-05-30 14:12 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(5)

Commented by aosima0714 at 2009-05-30 14:12
訪問です。

良かったら私のブログに来てくださいね!

仲良くしてください。

これから、ちょこちょこ遊びにきます!よろしくです<m(__)m>
Commented by こぶちゃん at 2009-05-30 16:06 x
激しく同意します。
ハッキリ言って今のレコード業界(CDばかりですが…)は努力不足もいいところ。
70年前のカザルスの無伴奏チェロや50年前のフルヴェンの合唱、リヒターのマタイを未だにベスト盤に推し、リマスターを繰り返す芸の無さには、評論家の努力不足に加え、レコード会社の安易さが表面化している事例でしょう。
同じ演奏を同じ人に何回も買い直させるなんて、演奏家ひいては音楽の冒瀆に他なりません。

何とかクラシック界を支えてくれている購買層は間違いなく50歳以上、もしかすると60歳以上なのに、noanoaさんの指摘される字の大きさへの配慮が全くありませんね。(続く)
Commented by こぶちゃん at 2009-05-30 16:07 x
寧ろLPジャケットからの縮小転載解説は、LP時代でさえ細かい字が更に小さくなり、何とか見える私でさえ苦しいサイズになっています。
CDジャケットの解説ブックレットの厚みに制約があるなら、ネット配信もありですし、購入したCDに応募券を入れ、それに切手を同封して送れば、厚手のブックレッを返送して上げるサービスをすれば良いのです。
ファンは喜ぶでしょうね。
CDのプラケースに問題があるなら、紙ジャケ等ブックレットの厚みにゆとりのある作りにしたって良い。
余りにも歳を取り過ぎた評論家になど頼らず、マニアの人から解説文の募集をしたり、年表なんかは音楽大学の学生にバイト料を払って作って貰ったってOKでしょう。
下手な評論家に頼らなくとも、相当良いものが出来ますよ。
Commented by noanoa1970 at 2009-05-30 17:35
こぶちゃんさんの同意を得られて頼もしい限りです。
CDが売れないと嘆いているだけで20年以上も旧態依然をし続ける業界。何か新しい希望的展望の素地でもあれば、安心だけど、全くそのそぶりもない。もうCDというメディアあるいは複製再生というものに見切りをつけたのだろうかとさえ思いたくなります。オーディオ的に見ても、録音の良いだけのものでは、すでに物足りない世界となっているように思います。もっと幅広い情報の質と量が求められるように思います。オーディオ関連情報・・・録音技術者ポロフ、機材、ホール、スタジオ、録音日時など知りたいものはたくさんあります。録音現場でのエピソードなどは、みなさん興味があるものと思います。高度情報化社会の割には情報が旧来と変化なしでは到底我慢できません。
Commented by yoshimi at 2009-05-31 20:33 x
こんにちは。
ちなみに、ナクソス・ミュージック・ライブラリでは、ナクソス盤に関しては、全てCDに添付している同様の解説がオンラインで自由に読めます。
ただし、英文なのが厄介ですが、これは元々が輸入盤なのでやむをえないところもあるかと。英文が多少読める人なら便利です。

音楽ダウンロードでも、ブックレットに対するニーズが結構高いのか、最近では購入者向けにデジタルパンフレットを一緒に付けている盤もあります。これは、米国ituneのサイトで見かけたと思います。日本のituneについてはよくわかりませんが。

大した情報ではないですが、ご参考まで。