女子フィギアースケートの音楽

今朝のTVで知った女子フィギアースケートの結果。

浅田真央は残念ながら入賞できず4位に終わったが、安藤美姫は3位入賞だった。

小生はフィギアースケートにはほとんど興味がない人間であるが、その時に使用される音楽には興味がある。

たいていがクラシック音楽であることや、あまりポピュラーではない楽曲を使っていると、その曲を選択した背景などを勘繰りたくなる。

朝のワイド番組で流された安藤美姫のスケーティングには、サン=サーンスの交響曲3番、俗に「オルガン交響曲」と呼ばれているものが使用されていた。

サン=サーンスの作品の中ではおそらく「動物の謝肉祭」と並び有名な曲で、2楽章(実質的な4楽章)には、オルガンが使用されていて、音楽的にも、オーディオ的にも面白い作品である。

ただ音楽的には、随所に「神の怒りの日」のモチーフが潜んでいるから、壮大で美しいと言ってばかりはいられない。

小生はこの曲をジョルジュプレートルが指揮をするパリ音楽院管弦楽団、そしてオルガンを有名なレクイエムの作者「モーリス・デュリフレ」で40年前に初めて聞いたのだが、その時にその音楽の中に「神の怒りの日」が潜んでいる気配を感じたことがあった。

安藤美姫のスケーティングの伴奏音楽には2楽章の初めの、弦楽器が細かくトレモロを刻んで上下する所と、最終部分にオルガンが登場するところが使用されていた。

おそらく安藤美姫および彼女のスタッフは、サン=サーンスの楽曲の隠された意味合いなど関係なしに、壮大あるいは荘厳なものに向かっていく意思のようなものを感じ、この楽曲を採用したのだろう。

しかしそれはそれで一向に差し支えないし、ほとんどのこの曲の愛好者は、そんなことは関係のない聴き方をするのだから、あまり向きになることはないのだが、偶然に違いないことは明らかであるが、安藤美姫のこれまでの結果を払拭するようなスケーティングの伴奏音楽としては、いろいろな意味でよく似合っている。

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by noanoa1970 | 2009-03-30 09:58 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)