ついに幻の音源復刻

小生の敬愛するF・コンヴィチュニー指揮のベートーヴェンの9番の交響曲には、ライプチッヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のものと、ライプチッヒ放送管弦楽団のもの2種類が既発売となっていて、それぞれ素晴らしいものであるが、1962年7月チェコで亡くなる1年前、ゲヴァントハウス管弦楽団を率いて来日し、ベートーヴェンツィクルス公演を行った時の音源は、当時ラジオで流された記憶があるのだが、その後40数年たっても復刻されず、音源がすでに喪失したのだろうと、あきらめていたのだった。

小生は中学2年生の時、名古屋公演時鶴舞の公会堂で4番、5番の交響曲を聴いたのだが、すでにその時の感動は遠い記憶にしか過ぎなくなっている。

めったに新譜などが発売されずにいるコンヴィチュニーだが、本日たまたまネットのCDショップの指揮者検索を見ると、今まで見たこともないジャケットでベートーベンの9番の交響曲が発売予定とある。

いつもの焼きなおしかと思ったが、それでもなんとなく気になり良く読んでみると、絶対に復刻困難だとあきらめていたあの1961年5月来日時の演奏からの第9が発売されるというではないか。

解説によると音源は、NHK立体音楽堂からの者とあるから、当時小生も聴いたNHKラジオ第1と第2で、それぞれ右CHと左CHを放送し、ユーザーは家庭で2台のラジオを持っているユーザーはステレオで楽しめたあの放送なのだろうか。

小生は近所の音楽好きな人の家にラジオを持って行って聴いたことがあり、生まれて初めて放送でのステレオ体験をした覚えがある。

それにしてもよくぞ残していてくれたものであると感動ものであると同時に、なぜ40年以上たった今になっての復刻発売なのだろうかと不審に思えるのであった。

しかしたぶん残されたのは、第9に限らないであろうから、コンヴィチュニー第2のベートーヴェン交響曲全集、しかもライヴとなるやもしれないし、記憶のかすかにある、ゲヴァントハウス管弦楽団のオーケストラ配置が両翼配置か否かも確認できそうで期待が膨らむ。

3月発売予定だそうだがすぐにお目にかかれるであろう。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/1213787
・ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』
 笹田和子(ソプラノ)
 川崎静子(アルト)
 布施隆治(テノール)
 中山悌一(バリトン)
 アサヒコーラス
 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
 フランツ・コンヴィチュニー(指揮)

 録音:1961年5月1日、日比谷公会堂(NHK収録、ステレオ・ライヴ)

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by noanoa1970 | 2009-02-03 12:23 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(2)

Commented by HABABI at 2009-02-03 21:21 x
sawyerさん、こんばんは。
情報、ありがとうございます。早速、予約注文しました。コンヴィチュニー指揮によるゲヴァントハウスの鄙びた音の素晴らしさへの期待に加え、バリトンの中山悌一氏は、声楽をしている息子の先生の先生にあたります。ただし、息子はテノールで、まだまだですが。聴かせてやりたく思います。
Commented by noanoa1970 at 2009-02-04 09:47
HABABIさん
良い情報となったようで当方もうれしい限りです。
ブラームスの交響曲、ベトのピアノ協奏曲も公演しましたから、復刻されるのをさらに期待しています。ピアノはウエーバージンケでした。