アルゲリッチのバッハを聴いて

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 曼珠沙華


GONSHAN. GONSHAN. 何處(どこ)へゆく、
赤い、御墓(おはか)の曼珠沙華(ひがんばな)、
曼珠沙華(ひがんばな)、
けふも手折りに來たわいな。

GONSHAN. GONSHAN. 何本(なんぼん)か、
地には七本、血のやうに、
血のやうに、
ちやうど、あの兒の年の數(かず)。
GONSHAN. GONSHAN. 氣をつけな、
ひとつ摘(つ)んでも、日は眞晝、
日は眞晝、
ひとつあとからまたひらく。
GONSHAN. GONSHAN. 何故(なし)泣くろ、
何時(いつ)まで取っても曼珠沙華(ひがんばな)、
曼珠沙華、
恐(こは)や、赤しや、まだ七つ。

            (白秋)

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by noanoa1970 | 2009-01-16 11:10 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(4)

Commented by とらぽるた at 2009-01-16 13:39 x
ジャケット写真のアルゲリッチ、穏やかないい表情してますね。この前のしっとり優しげな横顔もよかった。
昨秋、noanoaさんの「彼岸花」のエントリーで知多半島の半田矢勝川堤防に咲く二百万本の彼岸花を知った翌朝、介護している母をデイサービスに送り出した時ふと思い立ちました。行ってみよう!
軽トラを走らせて二時間弱、やや盛りは過ぎていましたが一面のマンジュシャゲ!壮観でした。赤い花のなかに狐を形どって白い花もありました。
夜、カミさんに報告すると「老け込んじゃったかと心配してたけど安心した。」と信じられない行動力を冷やかされるやらドライブをせがまれるやら・・・おっと脱線、失礼しました。次は長浜のピザ屋さんを探しに行こうかな。
Commented by こぶちゃん at 2009-01-16 13:53 x
名盤ですね。
本来バッハのイメージは、ほとんど無いアルゲリッチがこれほどのBachを弾くとは!と驚いたのが第一印象で以降愛聴盤となっています。
LP、CD(Galleria Series)、CD(4D Remaster)と全部揃ってます(笑)。
Archievでは無く、DGがBachを発売したのは当時では極めて珍しかったと記憶しています。
これ以降、同じラテン系のピリスもBachを録音していますが、こちらもなかなかの出来だと思いますよ。
Commented by noanoa1970 at 2009-01-16 16:18
とらぽるたさん
アルゲリッチのバッハは異形の世界のように響きます。
花の下に死体が埋まっているかの怪しい彼岸花のようです。
長浜のピザ屋「ベルペイ」は本当にお勧めです。
小生の住居からは車で1.5時間かかりますが、これを目当てに今も通っています。牡蠣のピザ、海老ピザ、オイルサーディンなど海の幸がピッタリ合うように思います。
Commented by noanoa1970 at 2009-01-16 16:23
こぶちゃんさん
小生このアルバムを聴いてたまげてしまいました。バッハがこれほどまでにヴィヴィッドに聴けたのは初めての体験でしたから。余談ですがDGのピアノ録音レベルは総じて低いようで、リマスターされたこのアルバムでようやくピアノの音らしいピアノが聞こえてきました。(使用ピアノはベヒシュタインか?)