ショパンの「遺作」について、ほんのチョットした話

ショパンには「遺作」とつけられたものが数多い。
ピアノの遺作集と銘打って発売されたCDもあり、その内容は以下のとおりである。
1. 変奏曲「パガニーニの思い出」イ長調
2. アレグレット&マズール イ長調 イ短調
3. カンタービレ変ロ長調
4. 「春」ト短調
5. 2つのブーレ ト長調・イ長調
6. ワルツ イ短調
7. ワルツ変ホ長調
8. ワルツ変イ長調
9. ワルツ ホ長調
10. 「ヘクサメロン」変奏曲ホ長調
11. ラルゴ変ホ長調
12. ソステヌート変ホ長調
13. マズルカ「ヴォウォフスカ」変ロ長調
14. マズルカ「シマノフスカ」変イ長調
15. マズルカ ニ長調
16. アレグレット嬰ヘ長調
17. コントルダンス変ト長調
18. フーガ イ短調
19. 葬送行進曲ハ短調op.72-2
20. モデラート ホ長調
21. ポロネーズ ト短調
22. ポロネーズ変ロ長調
23. ポロネーズ変イ長調
24. ポロネーズ嬰ト短調
25. ポロネーズ「別れ」変ロ短調
26. ポロネーズ変ト長調
27. 前奏曲変イ長調
28. ギャロップ・マルキ変イ長調
29. ノクターン ハ短調
30. ノクターン嬰ハ短調(レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ)

NO.30番には最近とみに聞かれるようになったノクターン20番が入っているし、NO.21番には、7歳の時に作られたポロネーズ ト短調という曲が「遺作」として存在する。

このようなCDが世に出る以前は、かなりのクラシックファンの中にも、これはどういうことなのだろうとばかりに、疑問を投げかけておられる光景も見られ、楽譜上の「ミスプリ」だろうとする向きもあるようだ。

しかしその答えは至極簡単。
ショパンの死後に出版された楽譜によるものを「遺作」というニックネームで読んだだけのこと。

多分当初は「遺作」に該当する・・・死後発見された作品は、そんなに多くなかったと思われ、時代がすすむうちに相次いで発見されそのたびに楽譜になったが、前例と同様にしてそれらを「遺作」としたのであろう。

ショパンにはこれ以外にも、原稿消失による知られざる作品も多いらしいから、またいつかそのような作品が日にお目を見る日もあるのではないかと思う。
そうなるとまた、「遺作」が増えそうだ。

注文したアルゲリッチのCDが未だ届かないので、首を長くしながら、本日はサンソン・フランソワの自由奔放だが瀟洒なピアノでアレコレ聴いている。

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by noanoa1970 | 2008-12-02 14:14 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)