ピエール・デルヴォーのボレロ

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ピエール・デルヴォーというと、数々のフランスものを得意とした指揮者として少ないながらファンもいると思う。

しかしその多くは、彼がフランスのオケ・・・コンセール・コロンヌ、パリ音楽院、フランス国立管を指揮したもので聴いておられるように思われる。

しかし、かってデルヴォーが(おそらく1950年代後期から1960年代の初期にかけてだと思うが)少ないながら、ドイツのハンブルグ国立フィルハーモニー管弦楽団を指揮した録音があったことをご存知であろうか。

メンデルスゾーンの4番:「イタリア」交響曲も、同じ管弦楽団との録音で、かなりインパクトある・・・まるで厳しい、北ドイツの風景を彷彿させるような、明るい地中海が浮かぶような演奏とは正反対の印象が強い演奏であった。

フランス近代音楽集と題された表記レコードは、1962年入手のものであるが、デルヴォーのボレロはコンセールコロンヌのものが取り分けて有名となっていて、このハンブルグのオケとのものは、非常に珍しいものだと思う。

小生が初めて聞いた「ボレロ」でもあるこの演奏を、今改めて聞いてみると、驚くべきことはたくさんあるのだが、一番に挙げるとすればそのテンポである。

かって作者のラヴェルは、トスカニーニがニューヨークフィルを指揮したボレロを聞き、そのテンポのあまりにも速いこと、あまりにも激しいアッチェレランド、クレッシェンドに激怒したというエピソードが残されている。

ニューヨークフィルとの演奏がどのくらいのテンポであったかは定かではないが、参考にしたNBC交響楽団とのものでは、約14分15秒で、

一方ラヴェルがコンセール・ラムルー管弦楽団を自ら指揮した1920年代後期の演奏が残っていて、それによると演奏時間は約15分30秒である。

1分15秒の差があるから、やはり作者自身の感想では、トスカニーニのテンポが速く感じられたのも当然なのか。

この曲の演奏は大きく2つに分けられるように小生は思っていて、それはこの曲をバレーの音楽として演奏したものと、バレー音楽から切り離し、1個の独立した音楽とした演奏であるのではないかということだ。

ラヴェルはあくまでもバレー音楽として演奏し、トスカニーニはバレーから切り離した・・・そのように思っていて、それはトスカニーニのテンポでバレーダンサーが踊るのは、たぶん難しいだろうと思うからである。

参考にと、手持ちの演奏家の演奏時間をCD表記に従って調べてみると、
ポール・パレー/デトロイト交響楽団:13分25秒
ドホナーニ/クリーヴランド:14分19秒
アンセルメ/スイスロマンド:14分20秒
ブーレーズ/ベルリンフィル:14分58秒
デュトワ/モントリオール:15分13秒
クリュイタンス/パリ音楽院:15分27秒
(ミュンシュ/パリ管はLPのためパス、CD紹介によれば、マルティノン/シカゴ響の演奏が13分41秒と速いが小生は未聴である。)

結果ほとんどがラヴェル自身のものより速い演奏であったことに驚いたが、楽譜通りのテンポに忠実に演奏すると、14分余りで終わるという話もあるそうだから、ラヴェルの書いた自身の楽譜と、自身の耳もしくは感性が異なっていることは面白い現象であろう。(マルティノン盤のテンポは、楽譜通りの演奏といえるようだ)

このエピソードはテンポより大業な「クレッシェンド」についてラヴェルがクレームをつけたものであろうか。

さて件のデルヴォー/ハンブルグ盤はというと、聴感上あまりにもテンポが緩やかだったので、先ほどネットにあったストップウォッチを利用して当該LPを計測してみると、多少の誤差はあるだろうが、18分40秒であった。

これだけの時間をかけているのだから、聞いていて遅い!と感じるのは当然なことだが、以前ネットのクラシックの掲示板で「最も遅いボレロ」として、チェリビダッケを挙げた方がいたことを思い出し調べてみると、
チェリビダッケ/ミュンヘンフィル:18分11秒であったから、それよりも遅いということになる。

そしてついでに発見したのが某CDショップのサイト。
「録音史上最も遅いボレロ!」という鮮烈なキャッチコピーとともに紹介されていたのは、フレイタス・ブランコというポルトガルの指揮者の録音で、「録音史上最も遅いシャンゼリゼ管とのラヴェルの「ボレロ」という珍品と書かれてあった。

演奏時間18分36秒、しかも中判から後半にかけて通常アッチェレランドされることが多いのだが、この録音ではその逆、ラレンタンドしているように書かれてあった。

その意味では珍しいとは思うが、「録音史上最も遅いボレロ」という表記に、小生はいささか不満を持ってしまった。

誰がこの紹介記事を書いたのかは知らないが、そこまで言い切るには、事前に下調べは十分したのであろう。

しかし残念ながら事実はそうではない。
デルヴォー/ハンブルグのボレロが、わずかであるがそれに勝って遅いのだ。

誤差を考慮に入れても、少なくとも同等の演奏時間であるといえるのだが、そのことは取りもなおさず、デルヴォー/ハンブルグの演奏が、あまりにも世に知られていない証拠でもある。

したがって、フレイタス・ブランコの最も遅いボレロ演奏を、勝手に暫定盤と仮定するなら、今のところ史上最も遅い演奏は、(一応暫定ではあるが)デルヴォー/ハンブルグということになる。

この記事をUPした大手CDショップにクレームをつけて、訂正を迫る気持ちには到底なれないが、「史上最も遅いボレロ演奏・・・」などという、事実を曲げたキャッチコピーは、いかがなものだろうか。

知らない人は本気にするし、いかにも売らんがためのキャッチコピーに映ってしまう。

・・・などということはさておいて、北ドイツのオケのヴランスものはというと、そしてまたそのテンポから推測すると、どうしても重苦しいボレロが聞こえると思われるだろうが、まずこのハンブルグ国立フィルハーモニー管弦楽団というオケの技量の素晴らしいこと、(これはレオポルド・ルートビッヒのブラ1、チャイ5、そししてベト9でも確認できたことだが)弦も管も集中度が、いつもとてつもなく高いように思われる。

そしてその音色は意外なほど、どれをとっても十分美しい。
そしてドイツものの演奏で聴かせてくれた重厚さだけではない、フレキシブルな柔軟さを持ち合わせているように見受けられるのである。

デルヴォーは淡々と音楽を進めているようで、このテンポでは、普通途中で、その変化に乏しい音楽性からしても、飽きてしまうところだろうが、最後まで集中して聴けるのは、トータルバランスに優れ、安定性が突出しているからなのだろう。

またこのボレロは、バレーのバックとしての演奏のように聞こえることもあり、「最初はそっぽを向いていた客たちも、一人のダンサーの踊りに次第に目を向け、最後には一緒に踊り出す。」という、バレー音楽のストーリー展開のバック音楽をも十分想起させるものである。

同時に収録されている「牧神の午後への前奏曲」における、あまりその名が知られてない「クラウス・ショコウ」というフルーティストは、かなりの腕を持つ人とお見受けした。

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by noanoa1970 | 2008-11-10 12:26 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(20)

Commented by こぶちゃん at 2008-11-10 17:40 x
ミンシュ/パリ管のボレロをCDで持っています。
確認した所、17分03秒

新しい所では(持ってはいませんが…)
パーヴォ・ヤルヴィ/シンシナティ響で15:58

作曲年代に近いほど、高速テンポみたいですね(笑)。
Commented by noanoa1970 at 2008-11-10 18:22
17分03秒とは意外に遅い演奏ですね。ダイナミークが激しいので、あまり時間は感じさせない演奏のように思いました。ミュンシュのボレロは、やはり素敵な演奏の中に入れなくてはならないでしょうね。パレーの演奏は1960年代ですから作曲年代に近いといえますが、そのご指摘は・・・まだ調べてはいませんが、どうも使用楽譜のせいもあるように思います。
Commented by HABABI at 2008-11-12 23:31 x
こんばんは
ボレロは時々聴いています。私の所にあるもので、まだ演奏時間が紹介されていないものは次の通りです:
ミュンシュ、ボストン交響楽団 13分50秒
インバル、フランス国立管弦楽団 14分21秒
小澤、ボストン交響楽団 14分28秒
モントゥー、ロンドン交響楽団 15分14秒
ブーレーズ、ニューヨーク・フィルハーモニ 15分26秒 これがラベル自身による演奏に一番近い長さでしょうか。

上記の中では、小生にはミュンシュのものがスタンダードで、モントゥーのものからは独特の洒落た印象を受けます。ブーレーズの後にミュンシュのものを聴くと、かなり忙しく感じます。
別にボレロを頻繁に聴いた訳ではありませんが、何故か、昔の記憶らしきものが甦って来るのが不思議です。
Commented by noanoa1970 at 2008-11-14 09:56
いろいろな指揮者のデータ有難うございます。ミンシュはオケの違い年代の違いでの変化が面白そうですね。ここにはあげませんでしたが、ラヴェルの弟子のローザンタール/フランス国立管・・小生の最も好きなボレロですが、気になって調べたところ、16分18秒でした。楽器の音色が際立っており、クレッシェンドの移行も大変スムーズな演奏で、色彩感がとても豊かな演奏です。
Commented by ken at 2010-09-04 01:27 x
CDはデルヴォー/コンセールコロンヌ以外はクリュタンスとミュンシュしか持っていません。デルヴォーで十分、これ以上は考えられないくらい。イタリア交響曲でおなじみのハンブルク国立フィルとの演奏があったなんて驚き!これはなんとしてでも手に入れなくては!
Commented by noanoa1970 at 2010-09-04 06:45
kenさん
現在のところ、多分LPでしか残ってないと思われます。
以前のことですが、オークションで見かけたことがありますから、念入りに当ってみるといいのではないでしょうか。
ご存じのことと思いますが、イタリアは、オイロディスクヴィンテージコレクションというシリーズで、発売されています。
Commented by ち~坊 at 2011-06-04 17:42 x
こんにちわ~。突然お邪魔いたします。
私のBoleroの一枚は(B面はスペイン狂詩曲)・・・。
ピエール・デルヴォー/コンセール・コロンヌのボレロ(1977.6月、日本コロムビア=abc Commandレーベル=OC-8006-AC)Recorded on 38mm Magnetic Film ステレオ盤・・・となっており、演奏時間は15'47"と表示されています。
私物のレコード・プレイヤーでCD化したところ、+30"くらい・・・。(^^ゞ
前後の余白の違いか? 大した違和感は感じません。
ANALOG盤後期にHi-Fi(ハイファイ)録音が流行った頃Philips系の盤がよく発売されていたような気がします。
LP盤の処分も残るはあと少し。毎日せっせとCD化に励んでおります。(^^ゞ
いつ、終わるやら・・・My Lifework !!!
Commented by noanoa1970 at 2011-06-04 21:18
ち~坊さまこんばんは、訪問いただきありがとうございます。
コマンドは当時、映画フィルムを音声に使った録音で有名で、かなりのHIFI録音がありました。またフィリップスにも優れた録音がたくさんあり、小生は特に好んでいました。デルヴォー/コロンヌとハンブルク響では、かなりのテンポの差があるようですね。3分もの差は、同じ指揮者ではあまり考えにくいのですが、フリッチャイの「新世界」の例もあることですから、不意義ではないでしょう。
LP→CD化、小生もかつて実施しようと思いましたが、何しろ時間が掛かるため、諦めました。しかしアナログ機器での再生は、時として素晴らしい音がしますから、面倒くささはありますが、小生は良としています。LPは売却してしまうのでしょうか?
Commented by Abend at 2011-06-06 00:07 x
こんばんは。
デルヴォー/コロンヌOのフランス管弦楽曲集は、私が最初に買ったフランス音楽のレコードでした。かのセラフィム名曲1000シリーズです。現在はそのCD(EMI TOCE-13390)を持っていますが、『ボレロ』の演奏時間は、私のCDプレーヤー(DENON DCD-1650SR)ですと16:43でした。

>>ち~坊 様
LPのCD化、お疲れ様です。私も、今日久しぶりで行いました。ベートーヴェン/Sym.5のリンデンベルク/ウィーン・フォルクスオパーO盤です。ネット・オークションで買ったCDレコーダー(C.E.C RW 2300)、よく活躍してくれています。
Commented by noanoa1970 at 2011-06-06 06:45
>演奏時間は、私のCDプレーヤー(DENON DCD-1650SR)ですと16:43でした・・・・同じ音源で演奏時間が異なるのは、昔でしたらLPプレーヤーの回転速度の狂いが主な原因と考えられますが、現在では楽章間の時間や、音の余韻をどこまで引っ張るかなどが違いの主なものと言えるかもしれません。

>ベートーヴェン/Sym.5のリンデンベルク/ウィーン・フォルクスオパーO盤
これは珍しい演奏ですね。小生はベト5は聴いたことがありませんが、どんな演奏なのか興味が有ります。フランスものはボンヤリと記憶にあります。
Commented by ち~坊 at 2011-06-06 11:40 x
>> LPは売却してしまうのでしょうか?
管理人様。
私には残念ながらそんな体力がありません。
在庫ウン千枚? 有ったアナログ盤は、入居している管理人さんが音楽好きという話を聞き、順次無償て引き取っていただきました。

実は、H14.11月に(横断歩道上で)交通事故に遭い5ヶ月の入院。以降、重い後遺症が残り、今は毎日近所のCafé後、散歩が精いっぱいの身体です。唯一の楽しみは(Super銭湯)、次がPC遊びです。音楽はジャンルを問わず幅広く・浅く・・・です。(^^ゞ
そんな訳で? あと僅かな在庫LPと格闘しています(PCソフトでDigital化)。
もっと広い住まいが欲しいですが・・・今は、「不要なものは処分!!」を心掛けています。(・・・と、言いつつ、今もMD:ミニディスクでBGMを流しています。) (^^ゞ
そう言えば、LDも少しまだ・・・(>_<)
Commented by noanoa1970 at 2011-06-06 14:15
ち~坊さま
交通事故に遭われたそうで、それは災難でしたね。
リハビリに散歩や水泳が良いと聞きますが、SUPER銭湯なら少しはそのかわりもしますね。どうぞお大事になさってください。

コレクションのLP、良い引き取り手がいてよかったです。
売却して、得体のしれない人に渡るより、顔見知りに引き取ってもらえば、なんとなく安心でしょう。ただレア盤もあったことでしょうに、それが惜しいところです。いずれ珍しい音盤の数々ご披露ください。
LPですと聴くためにはいろいろな作業が必要ですが、デジタル化してしまえば、扱いは簡単ですし、何しろ置き場所を取らないですね。小生は録音が苦手、というより面倒くさいので、オープンリール、テープデッキ、MDは持っていますがほとんど使いませんでした。
Commented by Abend at 2011-06-06 22:41 x
sawyer様、こんばんは。
リンデンベルク/ウィーン・フォルクスオパーOの件の演奏ですが、明るい弦と木管がクローズアップされたものです。フォルクスオパーは上手いオケではありませんが、何ともいえない長閑な魅力があって好きです。
リンデンベルクは、エラート1000シリーズのレコードで北西ドイツPOとのブラームス/sym.3を聴いてから好きになり、WARNER apexレーベルのCDも何枚か持っていますが、その中に北西ドイツPOとのベートーヴェン/sym.5&7があり、こちらは重厚な演奏です。なお、件のレコードはイタリアのJOKERレーベルのもので、sym.5のみが収録されています。私のリストでは、1982年の購入となっています。
Commented by noanoa1970 at 2011-06-07 08:56
Abend さまおはようございます。
>明るい弦と木管がクローズアップされたものです・・・長閑な魅力
シェルヒェンに師事したルーマニアの指揮者であること、ウイキで調べました。ルーマニアの指揮者というと、シルヴェストリ、チェリビダッケと、なぜか変わり者がいますね。

リンデンバーグが、もしも一風変わった指揮をしたとすると、ルーマニア人の気質の特徴のようなものが感じられることになり、面白いことですね。

ドラキュラ伝説のトランシルヴァニアもルーマニアでしたね。
『ザ・キープ』 という幻想小説、トランシルヴァニアの古代の魔物と占領中のナチスドイツの軍隊が戦うものを思い出します。歴史と魔物伝説の組み合わせで、面白く読んだものです。
幻想小説の舞台になるのが多いのは、ドラキュラ伝説の影響が強いのでしょう。
Commented by Abend at 2011-06-07 21:57 x
sawyer様、こんばんは。
手許にあるレコ芸昭和51年8月号別冊附録「指揮者 WHO'S WHO」によりますと、リンデンベルクはベルリンでシェルヘンに師事後に1947年まで生地のブカレストPOの常任を務め、その後はフランスに移住して、パリ音楽院指揮科の教授、フランス国立放送局(ORTF)の音楽監督を務めてからフリーとなり、1963年に来日して東京SOや大フィルに客演したとあります。
彼の写真を見ると、学者然とした風貌です。しかし、指揮したものを聴くと、良い意味での「怪しい」指揮者だと思います。「何か変、しかしただ者のではない」という怪しさです。こういう怪しさを感じた指揮者は、他にはレイモンド・レッパードなどがそうです。
Commented by noanoa1970 at 2011-06-07 22:37
Abendさま、こんばんは。

>指揮したものを聴くと、良い意味での「怪しい」指揮者だと思います。「何か変、しかしただ者のではない」という怪しさです。こういう怪しさを感じた指揮者・・・・

シェルヒェンは、一般的には爆演系の指揮者と言われますが、時としては非常に気品溢れる音楽も演奏しています。モツレクはその代表だと思います。リンデンバーグが、シェルヒェンに薫陶を受けたということは、怪しいところと生真面目なおころの両方を持ち合わせているように推測しますが、何しろ聴いてないので、機会あればぜひ聴いてみたいです。
レッパードの只者ではないような怪しさ・・・ほとんど聴いていませんが、ベト9を聴いた限り、この人は楽譜を相当好き勝手にいじっているようでした。いつも聴こえるフレーズが別物のようで、少々驚いた記憶があります。
あまリ知られてない演奏家に、時にはお宝が眠っていることもありますから、油断なりませんね。
個人的トンデモ系、シェルヒェン、チェリ、シルベストリ、パイタ、ベト9を聴く限り、レッパードを入ましょう。リンデンバーグは演奏を聞、判断材料は、ブラームス3番が適当ではないでしょうか。
Commented by Abend at 2011-06-08 22:24 x
sawyer様、こんばんは。
>怪しいところと生真面目なおころの両方を持ち合わせているよう>に推測しますが

ご明察のとおりです。リンデンベルクとレッパードに共通して感じる「怪しさ」は、まさしくこれです。
リンデンベルクは、おっしゃるとおりブラームスの第3がいいと思いますが、第4や新世界、悲愴もなかなかの怪しさです。
怪演、爆演、トンデモ演奏、イカモノ、キワモノという「魔界」へ足を踏み入れるのも、クラシックの楽しみですね。

Commented by noanoa1970 at 2011-06-09 08:38
Abend さま、おはようございます。
小生は変わり種の指揮者、嫌いではありません。
シルヴェストリのドヴォ8を聞くと、他の指揮者と違うフレーズが聞こえますが、これは最近アーノンクールがやったものと同じで、実は楽譜の版の違うものでした。当時はそのことがわからなくて、勝手な解釈などと呼ばれたものでしたが、実はかなりの楽譜に対する研究の痕跡が見られたわけです。爆演指揮者と誤解されていたことは、当時の批評家の無知からによるところ大であるように思います。
そんなこともあるので、リンデンバーグの「新世界」をと思い、ネットで調べると、残念なことに、HMVにはリンデンバーグのコーナーが有りませんで、中古の仏エラート番が有りましたが、5250円と言う値段がついていました。希少価値なのでしょうか。捜す人が多いのでしょうか。コアなファンがいるようですね。ますます聞きたくなりましたので、引き続き捜すことにします。リンデンバーグは、CD化されているのでしょうか?
Commented by Abend at 2011-06-09 21:52 x
sawyer様、こんばんは。
HMVの指揮者検索候補にリンデンベルクの名はありませんが、以下のURLから始まるapexレーベルの中にあります。

http://www.hmv.co.jp/search/index.asp?adv=1&labelcode=APX&category=1&genre=700

p3にブラ3&4、p5にブラ1&2があります。残念ながら、新世界&チェロ協奏曲(チェロ協奏曲は、ヘルシャー&カイルベルト/ハンブルク国立po)、悲愴、べト5&7は見当たりません。新世界&チェロ協奏曲のカタログNOは、apex 0927 49919-2です。
apexのものは、全て北西ドイツpoとのものです。
Commented by noanoa1970 at 2011-06-09 22:22
Abend さま
ご教示有難うございます。
ブラームスの交響曲は全曲あるようですね。
カイルベルトの新世界、実は先日もう少しで購入(NAXOS盤)するところでしたが、カラヤンのワルキューレに化けてしまいました。
近いうちに入手予定とします。
それにしてもAPEXレーベル、面白くて珍しい録音が多いですね。
ギュラーのベートーヴェンPソナタ31.32は名盤と言えるでしょう。
他にも掘り出し物が沢山ありそうです。