結婚式の音楽

d0063263_8272424.jpg結婚式披露宴のBGMにと、息子が帰宅し小生の音楽部屋でCDを漁りダビングし始めた。
何でもクラシック音楽をメインとして、ところどころにポイントとなるような今風な曲を挿入するらしい。
口を出そうかと思っていたが、しばらく様子を見ることにした。

小生はかなり前から面白いことに気づいていたので、こんな質問をしてみた。
「メンデルスゾーンかワーグナーの結婚行進曲は流れるのかね・・・・」と
・・・どこでも流れる音楽だからあえて流さないよ・・・・と息子

イーグルスの「デスペラード」はある・・・と息子
あるけど「無法者」というその意味を知っているのかい?と小生

それもまたいいだろうと内心思いながら、あることを思っていた。

ベートーーヴェンの5番の交響曲は「運命」と呼ばれている。またこの最初のフレーズは、クラシックが嫌いであろうと、老若男女、古今東西を問わず知らない人はいないほど有名だ。
「ミミミドー・レレレシー」の「ミミミドー」の部分・・・この音の塊=音型を「運命の動機」というらしい。ベートーヴェンが巧みに用いて質実ともに有名になったその音型は、恐らく遠い昔から・・・例えばグレゴリアンチャント、いやそれ以前から存在しており、何らかの意味合いがあったものであろうと小生は思っている。d0063263_8275649.jpg

この音型は思いつくだけでも、ブラームス、ショパン、チャイコフスキー、マーラー、そして、メン「デルスゾーン、ワーグナーが好んで用いている。
ベートーヴェン自身も、ピアノソナタ「熱情」において全篇この「運命の動機」で構成している。

メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」の中の「結婚行進曲」の冒頭・・・金管のファンファーレは何を隠そう、まさしくこの「運命の動機」そのものなのだ。

そしてなんとワーグナーの「ローエングリン」の中の結婚行進曲の冒頭もまた然りなのである。
ベートーヴェンもメンデルスゾーンもそしてワーグナーもこのフレーズを2回繰り返し印象付けているのだ。

このことにある日気づいた小生、大発見とばかりにしばし音楽学者気分に浸ったものである。
果たして「結婚」は「運命」なのか?
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by noanoa1970 | 2005-06-08 10:29 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)