昔の軽自動車・・・スズキフロンテSSS
1970年代の初めに、軽自動車は一気にその性能をアップした。
ホンダ、ダイハツそしてスズキが軽自動車の3大巨塔で、各社が軽のスポーツタイプを盛んに出したのもこのころである。
それまではほとんどの軽自動車が30馬力以下のパワーでしかなかったが、360CCで36馬力、すなわちℓあたり100馬力というキャッチフレーズとともに、スズキがフロンテシリーズに「SSS」:スーパースポーツセダンというグレードを追加した。
エンジンは、バイクのエンジンをモディファイしたもので、3気筒。
ものすごくピーキーなものだった。
トルクがないから、回転を上げないとパワーが出てこない。
それでアクセルを常に煽って、回転を上げて運転する必要があったが、ダッシュ力や高速のスピードは、すごいものがあった。
タコメーターなど3連メーターがついていて、9000回転以上がレッドゾーンとなっている今では到底考えられないエンジンを積んでいた。
もちろんエアコンなどはないし、リアーエンジンだから荷室はフロントにほんの少し・・・旅行カバンがやっと1つ入るぐらいしかなかった。
それでも一人前に、ギヤーは5速あって、エンジンはうるさいバイクのエンジン音がしたが、運転は楽しかった。
この車、燃料が混合だったから、ガソリンのほかにオイルを供給する必要があった。
満タン5回で1ℓのオイル1缶を消費するから、結構オイル代がかさんだ。
当時ガソリンの価格は、ℓ38円~45円ほどだったと記憶する。
汗と埃にまみれながらの800kだった。
よく見ると、ナンバープレートに、古さを感じることができる。
by noanoa1970 | 2008-08-24 09:21 | 歴史 | Comments(3)
もっともそれに懲りずに、その1年後今度は京都に同じメンバーが結集し、京都から宮崎に向かいました。もちろん、学習能力はあったので、昼間しか走りませんでしたが…。
夏ならクーラーのない車では、夜間走りたくなりますが、やはりトラックの多い夜間は危険だと思います。しかし何があったのか気になります。荷物が積めないので、やはり3人までの乗車が限界でした。
20歳の時でした。当時、サニーGXクーペを友達が乗っており、直線では勝てませんがコーナーからの立ち上がりは2サイクルエンジンのスズキフロンテSSSの方が早く、リッター100馬力エンジンは伊達ではありませんでした。