Blowin' in the Wind

言わずと知れたボブディランの「風に吹かれて」は、多くの人に知られる曲である。
ディランオリジナルはもちろんのこと、他の・・・たとえばPP&M、キングストン・トリオ、ブラザーズフォア、ジョーンバエズ、ジュディ・コリンズ、など多くのフォークシンガーが、そしてディラン30周年コンサートではスティービー・ワンダー までもが歌っている。

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英語の歌詞は覚えやすく、小生も中学生時代には、1番の歌詞に限ってほぼ完全に覚えたものだった。

しかし、この歌詞、その意味するところ・・・特に最後に必ず出てくる、そしてタイトルにもなった以下のフレーズ
The answer ,my friend, is blowin' in the wind.  
The answer is blowin' in the wind. 

ここは一体何を言おうとしているのかよくわからないところがあって、それはつい最近まで長いあいだ続いていた。

誰でも簡単に・・・直訳ならできる簡単なフレーズであるが、その意味するところは、いったい何であろうか。

「友よ、その答えは、風に吹かれて」
「友よ、その答えは、風の中にある」
「友よ、その答えは、風だけが知っている」
「友よ、その答えは、風の中で聞いてご覧」
「友よ、その答えは、風に吹かれてみるとわかる」

以上は小生が勝手に訳してみたものであるが、
ほとんどが、それに類する訳が多いようである。

しかしthe windと、風に「THE」という定冠詞をつけていることを見ると、どうも特別の風のように、焼成には思えるのである。

しからば、特別の風the windとは何であろうか。

小生は、以下の問いかけの答えとしてのThe answer is blowin' in the windのthe windとは、すなわちその中に自分が存在しているということの認識と、何とかしなくてはならないという、何かの行動に身を置くこと。

そのような「風」の中に自分自身を置いて、行動を起こすことなのではないかと思う。

つまり、漠然と自然の風の中で考えているだけでは、何の意味もないし、答えなど、絶対に見つかりっこない。

これはきっと、ディラン流の反語なのであろう。
そのような確信に至るのであった。

How many roads must a man walk down
How many seas must a white dove sail
Yes 'n' how many times must the cannon balls fly 
Yes 'n' how many years can a mountain exist 
Yes 'n' how many years can some people exist   
Yes 'n' how many times can a man turn his head  
Yes 'n' how many times must a man look up
Yes 'n' how many ears must one man have
Yes 'n' how many deaths will it take till he knows


ディランのblowin' in the windを聞いて45年たつが、やっとその答えがわかったような気がしている。

1億総シラケ時代の今日だが、それにしても、日本人はどうしてこうも大人のふりをして生きていられるのだろう、そんなことを思うことが多い。
             

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by noanoa1970 | 2008-08-05 14:11 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)