LAST NIGHT I HAD THE STRANGEST DREAM

「こんな夢を見た」は、黒沢明監督の映画「夢」の各場面の最初に使われていた言葉。
少年期の夢の思い出が綴られる、好きな映画の一つだ。

古いひな飾り、ゴッホのヒマワリ、明るい葬式、キツネの嫁入り、雪女の幻想、などなど映像も美しく、幻想的な映画であった。

昔、ブラザーズフォアというカレッジフォークの元祖がいて、さまざまなフォークの名曲を歌ったが、あまり知られてない曲で、小生が好きだった歌に、LAST NIGHT I HAD THE STRANGEST DREAM:邦題を「昨日見た夢」というものがあった。

作詞作曲は、Ed McCurdy (エド・マッカーディー)1950年の作品だ。
といってもほとんど知られていないようだが、ピート・シーガー、ランブリン・ジャック・エリオットそしてエド・ マッカーディが参加したJesse James というアメリカントラッドソングもある。

また、S&Gがアルバム「水曜の朝午前3時」で、「昨日見た夢」をカバーしている。

Last night I had the strangest dream
I'd ever dreamed before
I dreamed the world had all agreed
To put an end to war

そしてその不思議な夢とは、
この世から戦争がなくなったという夢。
まさに第2次世界大戦や、その後のヴェトナム戦争の最中に歌われたものであるから、不思議な夢=平和で豊かな世界が来ることへの希望と、現実とのギャップがstrangest dreamという言葉に表れているようだ。

以上のことを長々書いてきたのは、実は小生が昨晩見た不思議な夢について、忘れないうちに書き留めておくことへの、いわば伏線である。

夢の話をすべて書き留めておくことが可能であったなら、どんな素晴らしい小説や物語それ以上のものができるに違いない・・・昔からそんなことを思っているのだが、夢は夢、すぐに忘れてしまうことが多い。
しかし、ほんのわずかであるが、中には覚えているものもある。

本日は、覚えている昨夜見た夢・・・時間がたつので多少抜け落ちはあるのをご承知いただきたい。


小生がほとんど毎日のように愛犬シバをつれて散歩に出かけるのが、近所の「松ノ木公園」。

住宅地の中にある小さな公園だが、緑は多い。

シバを連れていつもの通り公演を歩いていると、どうも付近の様子がいつもと違う。
いつもは散歩の人か、最近では、夏休みだが、午前中は勉強の時間なのか、数人の子供たちだけしか遊んでいないのだが、今朝は公園の南の隅のあたりに、大勢の人だかり。

何があったのかと近づいてみると、昨日まで、そこにあるはずのない、掘立小屋の・・・倉庫みたいな建物が建っていて、住民たちが遠巻きに囲んでいる。

住民たちを押しのけて、小生が倉庫のような建物の中に入ると、そこには酸素ボンベのような形をしたものが大小ならべて置いてあって、何やら横文字が記されてあった。

「Plutonium」・・そう白い文字で書かれたそれを目を凝らして読んでみると、最初プラトリアムと呼んでいた自分は、すぐにその物体が「プルトニウム」であることを悟った。

そんなバカなことがあるわけはない、そう思ったが、昨日までなかった倉庫のようなものが突然出現したこと。
小生がなぜ倉庫に入ったか分からないが、入るのをシバがためらったこと。
嗅覚の鋭いシバが体を低くして身構えるようにしたこと。
そして何よりそこにある大小2本の酸素ボンベのような物体。

誰か・・・ゲリラ組織が運び込んだに違いない・・・そう確信した瞬間、ボンベからはシュっという音とともに、ガス状のものが少しずつ噴出し始めるのだった。

それを見た小生、危険を感じて、地面に這いつくばって、動こうとしないシバを、強引に引っ張り上げて、急いで脱出を試み、一目散に家に帰ったのだった。

家に帰ると、すぐに、何も知らない家族に、早くこの街を脱出しなければならない。
車に乗って急いであの山の向こうの町までいかないと、核爆発でみな死んでしまう・・・

ガソリンが高い・・・そんなことを言っている場合ではない。
とにかくあの鈴鹿山脈のむこうの町までいかないと・・・・
山の向こうなら、きっと核爆発の脅威から免れることができるから・・・・

家族を説得していると、硝子戸の向こうに、黒っぽい身なりをした、怪しげなエージェント風の男が3人こちらの様子をうかがっているのが見えた。

その後どうなったかは忘れた…というより突然場面が全く違うものに切り替わってしまったようなのだが、それが何であったかは、全く覚えていない。
とにかく久しぶりに見た恐怖の夢であった。

昨夜は、よせばいいのに扇風機を足元から、首振で回しっぱなしにしたから、熱涼の断続的な変化がなせる仕業だったのかもしれないが、ブラザーズ・フォアの「昨日見た夢」と全く正反対の悪夢であったから、忘れることがなかったのと、Ed McCurdy のthe strangest dreamを思い出せたことは、怖いながらもうれしいことであった。

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長崎海上保安部によると、円筒形の物体は直径3~4メートル、長さ約25メートルで、
表面に中国語と英語で「警告」「20キロパスカル窒素充填(じゅうてん)」などと
表示されており、「ボンベのように見える」という。


小生の場合、夢にはその夢を見る伏線があって
プルトニウムのボンベは、おそらくニュースで見た、上の謎の浮遊物体・・・日本の九州の海に、どこかから流れてきて浮遊している円筒形の大きな物体、が小生にインパクトを与えた、その結果ではないかと思う。

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by noanoa1970 | 2008-08-02 14:58 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)