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早生まれは遅生まれではないのか?という疑問

小生は3月が誕生日である。

小さいときに、「うちの子は、早生まれだから・・・」などとよく母親が人にしゃべっているのを聞いてきた。

しかし小学生になると、周りの人は殆どが前年の4月以降の生まれだったから、何故次の年の3月に生まれた小生が「早生まれ」なのかと、ズーッと疑問であった。

それらの人に比べれば、翌年の3月に生まれたのだから「遅生まれ」といってもおかしくは無いのが理屈である。

昨日急にこの時の疑問が頭を過ぎり、おおよそは理解しているつもりだが、一応調べることにした。

小学校の1年生あたりでは、早生まれとそうでない遅生まれの成長経験の差は最大12ヶ月あるから、この差はこの時期物凄く大きい。

幼稚園児と小学生が同居しているといっても過言ではなく、生育の遅い傾向にある早生まれとそうでない子供の体の差も激しかった。

それがどうやら縮まるのは、小学生の半ばごろだったような記憶がある。

同じ学年でも、最大12ヶ月の開きがあるというのは、次の例で明らかだ。

例えば、2000年4月2日生まれと、2001年4月1日生まれのでは丸1年違うにもかかわらず、同学年なのである。

調べて整理すると

【 早生まれ 】
1月1日~4月1日に生まれた人のこと。
→ 数え年7歳で小学校に入学します。
→ 入学当年は満年齢6歳。(入学前に満年齢6歳になったばかりです)

【 遅生まれ 】
4月2日~12月31日に生まれた人のこと。
→ 数え年8歳で小学校に入学します。
→ (入学前年に満年齢6歳になっており)入学当年は満年齢7歳になります。

つまり、1月1日~4月1日に生まれた人は、小学校に入学する年齢が数え年で1歳早く、入学当年に迎える満年齢で言っても1歳早いため、早生まれと言うのです。

何故4月1日生まれが早生まれとなるのか

民法第143条によると、満年齢は起算日に応当する前日をもって満了する、とあります。誕生日の前日で満年齢になるわけですから、4月1日生まれの方は民法上、その前日の3月31日で満6歳とみなされます。学校教育法第22条によれば「満6歳に達した日の翌日以降における最初の学年の新学期(4月1日)をもって小学校の就学が始まる」とありますので、4月1日生まれの児童は早生まれ扱いとなって、小学1年生になります。4月2日生まれの児童は、4月1日で満6歳になるので、翌年の4月1日に入学となります。

4月1日生まれの子供は、かなりかわいそうですね。
この時期の1年の差は大きすぎるから、同じ学年で学校教育を受けることには問題がありそう。

ひょっとして、母親は小生の身体が小さかったのと、勉学が人より遅れていた?野を、「早生まれ」のせいにしていた・・・そんな気が今はしている。

文部省はこのことを問題にしていないのだろうか、少々気になることではある。

ちなみに小生の息子も2月だから早生まれだ。

小学校停学年次には、人知れぬ嫌なことがあったのかもしれない。

田舎で育った小生は、人一倍の腕白だったから、余りそれに関係するものは無かったが・・・

by noanoa1970 | 2008-03-31 15:44 | トピックス | Comments(0)