予感と現実

去年の8月11日のブログ記事「夏に似合う音楽・・・Cat Stevens「Morning Has Broken」で、彼の有名な曲、「雨に濡れた朝」を「宗教的」であるという仮説を立てた。

下記にそのときのブログ記事をリンクしておく。
「夏に似合う音楽・・・Cat Stevens「Morning Has Broken」

中で小生は、音楽から受ける直感によって、この歌の持つ宗教的なところを、その歌詞とメロディから類推し指摘した。

昨日naxosライブラリーで、「グレゴリオ聖歌」を聞こうと検索していると、Huddersfield Choral Society が歌う「賛歌集」のアルバムがあった。

収録曲を見ると、ROWLANDS、TAYLOR、HENRY PURCELL 、WESLEY、HUBERT PARRY 、RALPH VAUGHAN WILLIAMS 、GEORGE FRIDERIC HANDEL などバロックから近代のイギリス系統の作曲家による作品に混じって、伝承曲: Morning has brokenとあるのを発見した。

あのCat Stevensと同じタイトルだったので、まさかと思いつつ聞いてみると、それは紛れもなく、あの「雨に濡れた朝」そのものであった。

Cat Stevensが歌う「Morning Has Broken」は(恐らくは)ブリテン諸島の古謡だった。どうりでメロディラインが旋法的で、どこか宗教性を帯びているような感じがしたわけだ。

なんと、30年近くCat Stevensのオリジナル作品と信じてきた小生だったから、これには本当に驚いたが、一方先のブログで推理したことが「現実」となったのには、(こういうのを世間では、自画自賛というらしいが)長う年月がかかったが、音楽的に小慣れてきた「耳」があることを実感し、「小生の耳はロバの耳ではない」と、一人悦に入っている本日である。

このように、「予感が良い意味の現実」になることは無常の喜びだ。
殆ど成立が困難な、「仮説の実証」ができた瞬間だった。

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SIGCD079 賛歌アルバム
Joseph Cullen 指揮、Huddersfield Choral Society 合唱

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by noanoa1970 | 2007-10-07 15:40 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(3)

Commented by drac-ob at 2007-10-07 20:17 x
是非聞いてみたいですね。歌詞の中にも「エデン」とか「祈り」というフレーズが多々出てくるので、何がしか宗教的な歌だろうとは思っていましたが。ただ、キャットのアルバムのクレジットには彼のオリジナルとしてしか記載されてなかったですね。まあ、赤い鳥の「竹田の子守唄」みたいなもんでしょうか?
Commented by sawyer at 2007-10-08 10:58 x
drac-obさん
http://ml.naxos.jp/default.asp?page_name=Naxos_Cat&item_code=SIGCD079&no_Top=TRUE
上のURLから入るとnaxos15分無料体験サイトに行くと思います。12曲目に、有ります。試してみてください。
「ピーストレイン」もヒョットするとトラディショナルの可能性があります。
Commented by drac-ob at 2007-10-08 21:54 x
ありがとうございました。確かにキャットの曲そのままですね。うーんトラディショナルの曲だったとは…。しかし、あの曲を自分のアルバムに入れて全く違和感を感じさせないのは、流石はキャット・スティーブンスと妙なところで感心しました。