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DRAC興亡史・・・1967~71その14「新執行部体制成立秘話」

≪旧執行部幹部達の思い≫

旧幹部たちは、そこで比較的鼻っ柱が強そうな新2回生の中から、数名を選んで新幹事長を立てるように強く要請した。
要請を受けた中のメンバーには、小生も入っていたが、新幹事長適任者は・・・と考えるも、なかなか適任がいない。

「やはり無理ですよ」というと、音楽鑑賞サークルとしてDRACを捉えていない・・・すなわち研究サークル理念を持っている人間なら誰でもいいし、そういう人間で新執行部を作れという。

つまり幹事長は誰でもいいが、新執行部には幹事長を含め、「研究サークル」としての運営を任せたいということが本音のようだ。
小生はここで始めて旧執行部の人たちが、そこまでDRACのことを考えていたのかという思いを知ることとなり、誰がなっても、大勢に影響は無いと考えていた新執行部体制のあり方の認識を新たにさせられることとなったのである。

それで「研究サークル」としてDRACを捉えようとしている人間や、説得すればそうなるであろう人間に(その中にはS水親派もいたが)声を掛けて、先輩たちの思いと新幹事長、新執行部体制をめぐる、DRACの行く末について話し合いを持つに至った。

紆余曲折はあったが、そうしているうちに、ここに初めてわれわれ世代の中の「鑑賞サークル派」と「研究サークル派」が明確になっていった。。

このことは、文連傘下のサークルのDRACに、サークル員として存在することの一種の踏み絵にもなった。
つまり、サークル員としての「レーゾン・デートル」が問われていく中で、そのことが確認されたというわけであった。

当初は決して多数ではなかったが、文連傘下のサークル論・組織論上では、圧倒的に「研究サークル」としての位置づけをするものが有利で、「鑑賞サークル」論者はいたにはいたが、次第に力を失っていき、中にはサークルを去っていくものもあった。

その渦中で新執行部役員選出選挙が開催され、S水さんの幹事長立候補もむなしく、かなりの票数の差で、新2回生の中から新幹事長が誕生することとなった。

by noanoa1970 | 2007-09-06 08:22 | DRAC | Comments(0)