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DRAC興亡史・・・1967~71その12「裏話と作られた対立軸」

≪レコード1枚の価値≫

学食のウドンが30円、カレーライスが70円、お金のあるときには足しげく通った洋食屋「のらくろ」のカレーやバターライス、名物トルコライスなどのライスものが120円の時代にレコードは軽く2000円以上したのであった。

話が前後したが、われわれが2回生になるときの新執行部体制作りに、それまで執行部を握っていた旧幹部が動き、新3回生と新2回生の間に対立軸を立てるように動いたのだった。
新3回生内での対立軸は到底望むべくもなかったのであろう。

新執行部:幹事任命選挙が始まる少し前から旧幹部の動きは活発となり、アチコチに引っ張り出されて彼らの筋書き実施に協力を要請されもした。
お前だったら誰が幹事長にふさわしいと思うか?というヒアリングと、1年先輩たちをどのように思っているのかという内容が主で、小生個人は当初新幹事長は1年先輩のS水でもいいと考えていた・・・というより誰でもそうは変わらないだろうと踏んでいたのだ。

これらの動きは、われわれの世代の誰かが漏らしたのだろう。
1年先輩に伝わったから、時期幹事長は自分がと思っていたS水さんは、あわてたように、自分と木があっていたわれわれの世代の諸氏をピックアップして、こちらも密談らしきことをやっていたようだ。

小生は、彼の目からは3回生親派であるとばかり見えたらしく(遊びも活動も3回生の執行部たちと一緒のほうが遥かに多かった)全く声がかからなかったが、後に同じ日本音楽GのK田から聞いた話では、5人ほどS水さんの声かけで話を聞き、幹事長をS水にしたら副幹事長、会計など重要役員は新2回生から任命するという話を聞いていたそうである。

K田は、どちらかといえばエキスパートに憧れの強い人間で、かつて日本音楽GのリーダーF田とある女性をめぐって争いのあったフランス音楽通の男Y田に激しく共感を持っていた事もあって、S水をも何がしか尊敬をしていたのだろう、S水からお呼びがあってそのような新執行部体制の話が出たのだと思われる。

一概には言えないがDRAC執行部の打ち立てたサークル理念を必ずしも良しとしないような人間と、中間派の人間に、S水からの白羽の矢が立ったようでもあった。

しかしながら考えてみれば明らかなことだが、新2回生のわれわれの世代に新幹事長として、協力なリーダーシップが取れるような人材はいないといっても過言ではなかった。

おまけに文連自体、文連の新執行部自体が、前にもまして学生運動の動向に機敏になっていた折でもあったから、そのような・・所謂学生運動に巻き込まれるのを忌避する風潮も働いた。


by noanoa1970 | 2007-09-03 07:42 | DRAC | Comments(0)