我がオールディーズ

先の日曜日、木曽からの帰り道に、FMで「和幸」が出演し、彼らの最新アルバムを聞コメントとともに、全曲聞かせる番組をやっていた。
「和幸」とは、フォーク・クルセダーズやサディスティック・ミカバンドの加藤和彦の「和」とフォークの若年寄、あるいは「アルフィー」のリードギターとボーカルをやっていたひょうきんものの、坂崎幸之助の「幸」をあわせた・・・・即興バンドで、アルバムは往年のミュジシャンたちのパロディでできている面白くそして音楽性あるアルバムだで、リリース前のお披露目だという。アルバムタイトルを「ゴールデン・ヒッツ」という。

d0063263_1459261.jpgS&G、バカラック、マージービートのピーターとゴードン、ビートルズ、、高田渡、ビージーズなどかってのゴールデン?ヒットや、彼らのリスペクトする音楽家の曲を、冗談を交えながらオリジナル曲と彼らのパロディ両方を聞かせるというとても面白い企画だった。

アルバム解説を引用すると、以下のような特徴があって、本人達も番組で言っていたが、録音は全てアナログ382トラだったと記憶するが、テープレコーダーを使ってやったというこだわりを見せる。
曲目は50年代から70年代のアルバムタイトルにも有るような「ゴールデン・ヒッツ」といっても、かなり渋い選曲のものばかりであった)

↓以下引用
≪「KAZUKOH」はJohn Kazukoh とPaul Kazukohとでなるデュオであり、全ての楽器を自分たちでこなすが、スタジオでのミュージシャンとのセッションを好んだ。‘60年代当時の音響環境は必ずしも良いものではなかったが、革新的な音作りを目指していた彼らは、色々なことを試みたようだ。したがって、彼らの音楽性は掴みにくく、多岐に富んでいるため、評価が分かれるところである≫

中で小生が取り分けて耳に止めたのが
50年代に、「黒い花びら」で大ヒットを飛ばし、小生は歌詞もメロディも、いまだに良く覚えている水原弘という歌手が歌い、これも小生が名曲だと思っている「黄昏のビギン」という歌であった。

90年代に「ちあきなおみ」がリメークしたものをCMで使っていて、懐かしいと思ったことが幾度もあった。

永六輔作詞、中村八大作曲・・・名コンビによる、これは名曲といっていいだろう。

雨に濡れてた 黄昏の街
あなたと会った 初めての夜
二人の肩に 銀色の雨
あなたの唇 濡れていたっけ
傘もささずに ぼくたちは
歩き続けた 雨の中
あのネオンがぼやけてた
雨が止んでた 黄昏の街
あなたの瞳に 写る星影
夕暮れ晴れた 黄昏の街
あなたの瞳 夜にうるんで
濡れたブラウス 胸元に
雨のしずくか ネックレス
小刻みにふるえてた
二人だけの 黄昏の街
並木の陰の 初めてのキッス
初めてのキッス

「ちあきなおみ」の歌がyoutubeに有ったのでリンクしておく。是非聞いていただきたい。

中間部で転調したときの「ブルーノート」の使い方が秀逸だ。
この歌での「ちあきなおみ」はとても味があって、しかも上手だ。彼女の歌唱力は見直されるべきなのかもしれない。決して「いつものように幕が開き・・・」だけの「ちあきなおみ」では無いと確信した。

昭和33年すなわち1958年に作られたこの曲は、それから10年後1968年あのGSの歌としてパクられてしまったように思っているのは小生だけだろうか。
「スワンの涙」:H本淳作詞、T美京平作曲が其れである。
ご存知の諸氏は聞き比べてみて欲しい。

君のすてきな(シャラララ) ブラックコート(シャラララ)ふたりで歩く(シャラララ) 坂道に(シャラララ)と、「オックス」が歌ってヒットした歌であるが、「黄昏のビギン」とメロディもリズムも、転調もほとんど同じである。
当時は問題にはならなかったが、これは指摘しておかねばならないだろう。

しかし「黄昏のビギン」これは実に名曲だ。

次回は「ビギン」について少々。

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by noanoa1970 | 2007-08-30 15:25 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)