空想音楽小説・・・幻のオーケストラその4

空想音楽小説・・・幻のオーケストラその3からの続き

前ブログの話は、先日の午後3時のこと、・・・その日は以前のブログに書いた、「ダブルトーク男」のパソコン授業が終了した日で、気分転換で思い切り大音量で音楽を聴こうと思っていた矢先のこと、急に玄関のチャイムが鳴って、〇〇合奏団の〇〇ですという。

いよいよ予てから噂のご本尊のお出ましとなって、それから夜8時まで延々と話した中で、小生が確認した話を書いたものである。

チョットいいですか・・・今まで一面識もないのだから、いきなりチャイムでそういう人間もあまり居ないと思うのだが、あれこれ今までアドバイスをしてきたのを知って来たのだろうと、仕方なく・・・仕方なくといったのは、少し前に「もう私は、きみたちをのお手伝いはしない」「メールでのアドバイスだけはしても良い」という宣言をしたところだったからであった。

町内の人も一緒のようだったから、しぶしぶわが音楽兼仕事部屋に通したのだ。
ついでにハッキリとこの男にも「手伝わない」宣言をしておかねばなるまいと考えたからでも有った。

その男、椅子に座ると、挨拶もそこそこに・・・(トークを考えてきたのだろうか)、長年合奏団をどうのこうの、今までがんばってやってきた・・・、最近年を取ったので、体力も落ちて、・・・
彼の年齢は小生よりも6.7歳若いことは、すでに話に聞いてはいた。

このまま一方的に話をさせたら話が終わりそうもないし、どうも様子からは、自分が十分団員達のケアをしきれないことなどが言いたいのだろう。
だから「お手伝いを!お願い」というのだろうが、そのタイミングとしては、いまさら遅すぎる。この話があってから3週間はたっているのだ。

すでにもう一ヶ月前のことが発端だから・・・・
私に依頼をしたことを、知っていたのか知らなかったのか・・・(知らないわけはないと思うのだが)、いずれにしても団体の責任者としては問題である。

こいつ、「お世話になりますとか」、「団員から貴方のことを聞いて挨拶に伺った」とか、先ず訪問の主旨を言うのが当たり前じゃないかと思っていたが、その後の展開があるのだと思って我慢していると、その周辺をグルグル回っているばかりで半径数メートルから、なかなか中へ入ってこない。

アポを取らないと絶対会わないとは、けっして言わないが、電話、メールなど団員の誰かから聞いた上で、日、時を調整するのが当たり前と思っていると、その雰囲気に気づいたのか、「私は誰に会うのにも、いつも突然訪問するんです、会社の部長さんでも、市役所の課長さんでも・・・・などと、まるで偉い人に会いに行くときでも突然訪問するのだから、お前に会う時にアポなんか取らないという口調である。

逆の立場で物を考えないやつだと、少し怒りが沸いてきた。

普通の人なら、「芸術家」、「クラシック音楽の演奏者」という特別な人種だから、仕方がないなどというかもしれない。
しかし私は、非礼なヤツは昔から許さない性質だ。
おまけにこの男、そういう「特別人種の」自分を武器にしているところが見え見えである。
「芸術家」だから、このようなことは許されるとでも思い上がっているのだろうか。

ごく普通の(あまり常識的ではない人も含めて)社会人なら、そういう場合、「失礼かとは思いましたが、こちらに来たおり、近くにお住まいになっておられるとお聞きし、急遽やってきました」・・・とか、
最初に、「突然で大変恐縮です、お時間よろしいでしょうか?」など言うものである。

この時点で小生は、7年前の「N」の「喧嘩別れ」の話を思い浮べ、あのときの話の虚実を確かめてみようという欲望に駆られていた。

しばらく話すうちこの男、やはり変な虚栄心とプライドがあるらしく、私のオーディオ装置を一蹴し、ドイツ製の何とか言うスピーカーは音が良かったとか、2本のギターを手にとって、何かましなことでも言うかと思えば、「絃は張りっぱなしか」と聞く。

片方が12絃ギターであるにもかかわらず、それについては全く無頓着。マーチンのD-28までは分からなくてもいいが、ネックヘッドのロゴマークを散々眺めながら、「マーチンギター」について質問するわけでもない。

イギリスの弦楽合奏曲例で「ボーン・ウイリアムス」の「上げヒバリ」を持ち出したのも間違いだし(管弦楽であるから)、おまけに「上げヒバリ」の意味さえ知らなかったり、今回の公演「〇〇になった〇〇」に端を発した「ブフォン道化=論争」も、ブッファの意味合いも知らないことが、話の内容から明白だった。

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by noanoa1970 | 2007-07-05 08:59 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)