どこにも行けない

昨夜はdrac-obサンからの連絡で知った、NHKでの「フォークの達人」・・・「大塚まさじ」のライブを見ることになった。
近所に偶然来訪したのを知り、足を運んでからはや5年。
そのときのライブで、入れ代えたばかりのドイツ製の新しいギター「レイクウッド」を使っていて、今回も同じものを使っていたが、若干チューニングが甘かったようだ。

90分と、かなり聞き応えがあったが、ただでさえ「シンコペ」が激しい大塚の歌を、さらにシンコペアレンジしていて、おまけに全般的にブルースとJAZZの要素を強く出したものだったから、小生にはやはり昔が懐かしく思われた。
50歳を過ぎてからの5年の歳月は、歌い手にとっては厳しいもので、以前のライブと比べると、広域の声が出なくなっていて、声の艶と張が心なしか、穏やかになりすぎたようだった。

しかしそれでもさすがの「大塚」、持ち前の鋭い感性とアドリブで、破綻無く歌いきったのは立派である。
TACOのブルーグラス風な、「ラップギター」の使い方、音色も良かった。

インタビューでは、知らなかった彼の人生の一駒や、大阪の喫茶店「ディラン」の内情、「西岡恭蔵」や「KURO」、「永井よう」・・・「オリジナル・ザ・ディラン」「ザ・ディランⅡ」結成秘話話を聞くことが出来た。

後半で待ちかねたようにして歌ったのが「ボブ・ディラン」の名曲を日本語に名訳して歌う、「大塚」の定番「男らしいって、わかるかい」。「月」シリーズと同様、これはやはり良かった。「アフリカの月」は、もう少しオーソドックスに歌ってほしかった気がするが、古い持ち歌をライブで歌うときの常套句が、「シンコペ」でもあるから、それに習ったのかもしれない。またバックのJAZZギターの影響もあったのかも・・・・

さて今日は「雨降り」
こんな日は、どこに行くにも億劫になる。
だから今日は一日部屋で過すと決めて、「大塚まさじ」の曲は、一昨日から聴いていたので、始めに「ディラン」の「どこにも行けない」を、「地下室の録音」から「ザ・バンド」との競演で聞き、次に「バーズ」の「ロジャー・マッギン」と「クリス・ヒルマン」のデュオで、そして「ロザンヌ・キャッシュ,マリー・チェイビン・カーペンター,ジョーン・コルヴィン」という3人の女性の歌で立て続けに聞いた。

「マッギン」は、「NGDB」の「永遠の絆Ⅱ」、「ロザンヌ」は「ディラン30周年記念コンサート」の映像つきである。
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この歌は「ディラン」がバイク事故で怪我をした時に作った曲で、肘掛け椅子に腰掛けたままアレコレ空想する様が書かれている、メロディアスな曲で、オリジナル以上にメロディラインを表出する他の2つの演奏が良かったのにも、「ディラン」の音楽のベースが、「伝統歌」であることを思わせる。

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by noanoa1970 | 2007-05-06 10:26 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)