こいのぼり
滋賀県彦根にある和菓子の老舗「たねや」の庭先に泳いでいた「こいのぼり」
道中探して見たのだが、これぞという「こいのぼり」にはお目にかかれなく、町の中のひょんなところで発見。
余りにも自由に風に乗って泳いでいたのでたまらず撮影。
しかしこのごろは、「こいのぼり」を立てる家庭がメッキリ少なくなって、ひところなど少し都会を離れると、あたりの集落は「こいのぼり」がたくさん泳いでいたのに・・
これも核家族化、少子化の影響なのだろう。
そこで、使われなくなった「こいのぼり」をたくさん集めて、川の両岸にロープを渡してそれに「こいのぼり」を取り付け、川面に泳がせる光景を見ること出来ると期待して、彦根の帰りに、混雑する国道を帰るのをやめ、琵琶湖周辺道路を走ると、琵琶湖畔に一瞬それを目撃したのだが、思うまもなく車は通り過ぎてしまった。
『遠い町を後にして、風に乗ってやってきた。
山の雪も、もう解けて
町はにぎやか、お祭り騒ぎ。
「こいのぼり」「こいのぼり」
お前に心あるならば、そっと教えてくれないかい。
そこから何が見えるのか。
風がお前の体をささえ
クルクル回るよ、風車。』
この季節になると、口ずさむのは上の「ディランⅡ」が歌った「こいのぼり」。
「大塚まさじ」の作詞作曲になる曲。
幼年期父やおじいさんが揚げてくれた「こいのぼり」に、思いを託す少年の心が見えてきそうな歌で、「金子みすず」のような視点も見えるから、小生愛好の歌でもある。
by noanoa1970 | 2007-05-05 09:27 | 季節の栞 | Comments(2)