タンポポの酒を作る
「ブラッドベリ」の小説そして「佐藤(GWAN)博」の歌に触発され、「タンポポの酒」を作ってみようと思った。
朝夕の散歩道や近くの里山で、今タンポポが咲き誇りだしている。
「ディランⅡ」も「ガムをかんで」の中で「タンポポ咽ぶ春の野原・・・・」と歌っている。
犬と家内を連れて、以前から目をつけていた、たんぽぽ畑のような場所に行って、タンポポの花を摘んでいると、どこかの小母さんが「タンポポ積んで何にされるんですか・・・」と、声をかけてきた。
「タンポポのお酒をつくるんです」と答えると、怪訝そうな顔をしていた。
まさか「ブラッドベリ」や「佐藤」を持ち出すわけには行かないから、それっきり黙って、ひたすらタンポポの花を摘んだ。
「ブラッドベリ」に登場する「タンポポ酒」は、タンポポを煮出してエキスを抽出し、酵母と雑ぜて発酵させるという、本格的な作り方であるのだが、小生は「梅酒」のように作る方法を選択した。
素材は、ホワイトリカー、グラニュー藤(氷砂糖のほうが良いがたくさんあまっていたので、これを使用)、レモンピール、そしてつんできた・・・およそ300グラム以上はありそうな、タンポポの花を水洗いし、キッチンタオルで水分を飛ばしたものに合わせ、蓋つき広口瓶につめる。
作業はたったこれだけであるが、タンポポの花を摘むのには、相当の労力を必要とした。
長時間腰をかがめるのは大変にしんどい。
しかし、来年には「ブラッドベリ」疑似体験が出来る、その一心で思ったより随分とたくさんの花を摘むことが出来た。
果たしてその味は・・・・
来年が楽しみである。
by noanoa1970 | 2007-04-24 16:00 | 季節の栞 | Comments(2)
タンポポ酒は寡聞にして知りませんでしたが、夏に高山に繁茂する笹の若葉を漬けた「笹酒」も格別ですよ。霊験あらたかな出羽三山や熊野の本地の笹で酒を漬けると、さらに結構な酒ができます。経験では、7年経過したあたりが一番おいしいです。お試しください。
良くぞ、おいで下さいました。「別館4階のBOXから」のコメントでいつも拝見しています。「笹酒」、健康的で、神体の毒素が消えそうな感じですね。機会を見つけていずれ試してみたいのですが、「熊笹」を大量に採取するのは少々大変かも・・・7年ものになるとおいしさも格別でしょうね。それまで待てるかも心配ですが・・・・
また遊びに来てください。お待ちしています。