春の香り
岐阜県養老山脈の際の町「南濃」と滋賀県長浜市の山奥、伊吹山麓側にある「杉野」それぞれで見つけた「春の香り」
野生の「タラの芽」そして「フキノトウ」。
ハウス栽培のものとはまったく形状が異なり、タラの芽、フキノトウともにまだ芽を吹いたばかりで極小ぶりである。
若い山菜は雑実が無く、柔和な香りがしてとても味わい深いから、「天麩羅」にするだけではもったいない。
塩と胡椒とオリーブオイルだけの山菜ソースのスパゲッティーもよさそうだ。
5月になれば、山菜の勇者「行者ニンニク」が登場するから、それまではいつものように、「コシアブラ」を加えて楽しむ予定である。
「行者ニンニク」は「ペペロンチーノスパゲッティー」にするし、「コシアブラ」、「フキノトウ」、「タラの芽」の比較的良く育ったものは、塩で食べる天麩羅が美味しい。
窯の中で捩れてしまい、少し変形した伊万里の、浅い鉢のような隅切り皿に盛り付けてみた。
写真ではわかりにくいが、この皿は四方30cm以上の大きさがある。
さわやかな香味が当たり一面漂い、染付けの「藍」と濃淡の「緑」が鮮やかである。
by noanoa1970 | 2007-04-03 08:54 | 季節の栞 | Comments(0)