お気に入りの器

青手古九谷の古い酒盃。
所謂「半磁器」である。江戸後期の吉田屋や江戸末期の松山窯カも知れないが、
恐らく江戸時代前期のものであろう。
「九谷の五彩」といわれる形式が守られている。
五彩には[青・紺青・紫・黄・赤]の五つの色があり、それぞれ鉱物を原料として、その調合で色が出るという。
各色の主になる鉱物は、
青 :酸化銅
紺青:酸化コバルト
紫 :酸化マンガン
黄 :紅柄
赤 :紅柄・酸化アンチモン
これに白玉と唐の土(塩基性炭酸鉛)と珪石がそれぞれ入る。
また、江戸末期になると五彩以外の色が出てくるようになるが、この酒盃は
きちんとした五彩による絵付けが施されているから、江戸前期の可能性が強い。
中でも「赤」の風合いがとても素敵である。

角福のシンボルマークが高台にある。
長い間を経て落ち着きのある彩色に変化している。
やはり古いものはいい。
山茶花だろうか椿だろうか・・1個1個違う表情を見せる手仕事が、素晴らしい。
非常に手の込んだ仕事をしている。
1個だけ金つなぎが施されているのが惜しいが、それでも「繕いの風情」を大いに感じるjことが出来る。
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by noanoa1970 | 2006-12-14 10:28 | 骨董で遊ぶ | Comments(0)