朝から耳の中で鳴っている

散歩の時から頭の中であるメロディが聞こえていて、耳から離れない。
最近、時々このようなことがある。
これも年のせいなのだろうかと、少し憂鬱な気分だが、鳴っていた曲は、懐かしきそして素晴らしいもの。

この曲を最初に聞いて、「あっ、いい曲だ」と思ったのが1960年代の初め、中学生になったばかりのころ、ラジオから流れてきたときで、歌っている人も、題名も、もちろん詩の内容もわからないままだったが、やさしく、そして覚えやすいメロディは、記憶に残ることとなった。

そして大学生になったころに、モータウン系統のR&Bブームが起き、そのせいなのか「サム・クックック」という黒人の歌い手の持ち歌が聞こえるようになり、「ワンダフル・ワールド」と再びめぐり合えることとなった。

最近・・・といっても、すでに10年にはなると思うが、たまたま見たTV「それが答えだ」の主題曲に、この曲が使われ、日本語で歌われる歌詞を聞いて、思わずうなってしまうことがあった。

このTVドラマは、若きマエストロが、東京のオケのメンバーと、折り合いが悪くなって、しばらく休養をするために、田舎の別荘に来る。
そこで知り合った村人たちとの交流を通して、自信を取り戻していくといったストーリー
・・・さまざまな葛藤や困難を何とか克服しながら、中学生に楽器演奏を教え、小さいオケを作ってコンクール出場を果たす・・・そんなたわいもない内容ではあるが、「三上博」のマエストロ役がきわめてよくできていて、指揮の真似もなかなか堂に入っているので、病み付きとなって毎週見る番組となった。

マーラーの5番の交響曲の「アダージョ」の演奏シーンなどは、指揮者のまねをする役者の中でもトップクラスの演技力であった。

その番組の最初と最後に「ウルフルズ」・・・歌っているのが誰か気になって、画面を必死に見て確認した・・・が歌う日本語の「ワンダフル・ワールド」が流れるのだが、
その歌詞が極めてハイセンス・・・・多分サム・クックの原曲を知っている人には、「あっと驚く」仕掛けがあった。
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「どの町を歩けば、君に会えるだろう」という日本語の歌詞で始まるこの曲
原曲では
「don'tknow much about hisutory,
don't know much biology
don't know much about science book
don't know much about frennch i took
but i do know that i love you
and i know that if you love me ,too
what a wonderfl world this would be 」
この
don'tknow much のところを、
「どの町・・・・」
とかけた歌詞にしているのだ。
誰の作詞だろうか?「ウルフルズ」のであれかだとしたら、その人物はチョット面白いやつかもしれないと、そのときに思ったことがあった。

原曲も、日本語の歌詞も、中身は「愛の歌」
おいらは難しいことはさっぱりわからないが、こんな素敵な君がいるなんて、お互いが愛しあえるなんて、この世はなんて素晴らしいんだ!!・・・それだけは確かにわかるんだ。
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他愛もない歌であるが、原曲には黒人にたいする「偏見」批判のようなところを感じるものがあって、数奇な運命をたどることとなった「サム・クック」の一面を垣間見ることができる・・・というのは考えすぎであろうか。
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by noanoa1970 | 2006-11-06 09:44 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)