二人の「リスト」
2006年 05月 11日
小津安二郎の映画「晩春」の中で興味深いシーンは沢山あるが、音楽好きの小生が面白いと思った場面に
曾宮周吉の助手服部昌一が曾宮周吉 =笠智衆の出版物の原稿あるいは論文を書いているのを手伝っているところ。曾宮周吉は恐らくは「国際政治学」か「経済学」が専門なのであろう。
「リスト」という人物のスペルをめぐっての会話。助手服部に辞書を引かせてスペルを確かめさせる。
その人物とは、ドイツの経済学者フリードリッヒ・リストFriedrich List、。
「あっありましたよリスト・・・LIST]と助手が言うと周吉が・・・そうだろう、「Z」が入るのはは作曲家のリストのほうだよ」というシーン。
それまで二人の間で「リスト」のスペルについての少しの揉め事があったことを思わせる。
また「音楽家リスト」が出てくるのも面白い。
ちなみに
フリードリッヒ・リスト(Friedrich List)
1789年8月6日 - 1846年11月30日)は、ドイツ統一の提唱者で保護関税の理論家。ドイツ歴史学派の先駆者。
学説には、
国民国家論、発展段階論、保護貿易論、農業制度論、政治経済学、歴史学派等がある。
小生は全く知らなかった。
一方作曲家のリストは
フランツ・リスト(Franz Liszt)
1811年10月22日 - 1886年7月31日)は、ハンガリー人の音楽家で、今日では特にピアニスト、作曲家として知られる。当時随一のピアノ音楽の巨匠であり、また交響詩の創始者としても知られる。
弾きこなすのが難しいとされるピアノ曲や標題音楽の先駆者として多くの交響詩を書いている。
小生は熱心なリストの聞き手ではないが、交響詩「前奏曲」Les préludesが大好きである。
そういえば結婚が決まっているにも拘らず、助手の服部が紀子を音楽会に誘おうとするシーンがある。紀子は音楽会行きを断り、結局服部は一人で音楽会に行く。
(婚約者となぜ行かないのか疑問が残るが、それはさておき)
それは巌本真里のバイオリン独奏会で、聞こえてくる音楽は聞き取りにくいので定かではないが、フォーレのエレジーあるいはノクターンらしいから、小津または野田はクラシックが嫌いではなかったようだ。
(後に、このときに流れる曲は「J.ラフのカヴァテーナ」とのご指摘をいただいた。
「ラビットさん」に感謝。)
余談だがこの頃の巌本真里はまだうら若き女性であっただろう。後に四重奏団を結成して邦人の作品も多く録音している。
曾宮周吉の助手服部昌一が曾宮周吉 =笠智衆の出版物の原稿あるいは論文を書いているのを手伝っているところ。曾宮周吉は恐らくは「国際政治学」か「経済学」が専門なのであろう。
「リスト」という人物のスペルをめぐっての会話。助手服部に辞書を引かせてスペルを確かめさせる。
その人物とは、ドイツの経済学者フリードリッヒ・リストFriedrich List、。
「あっありましたよリスト・・・LIST]と助手が言うと周吉が・・・そうだろう、「Z」が入るのはは作曲家のリストのほうだよ」というシーン。

それまで二人の間で「リスト」のスペルについての少しの揉め事があったことを思わせる。
また「音楽家リスト」が出てくるのも面白い。
ちなみに
フリードリッヒ・リスト(Friedrich List)
1789年8月6日 - 1846年11月30日)は、ドイツ統一の提唱者で保護関税の理論家。ドイツ歴史学派の先駆者。
学説には、
国民国家論、発展段階論、保護貿易論、農業制度論、政治経済学、歴史学派等がある。
小生は全く知らなかった。
一方作曲家のリストは
フランツ・リスト(Franz Liszt)
1811年10月22日 - 1886年7月31日)は、ハンガリー人の音楽家で、今日では特にピアニスト、作曲家として知られる。当時随一のピアノ音楽の巨匠であり、また交響詩の創始者としても知られる。
弾きこなすのが難しいとされるピアノ曲や標題音楽の先駆者として多くの交響詩を書いている。
小生は熱心なリストの聞き手ではないが、交響詩「前奏曲」Les préludesが大好きである。
そういえば結婚が決まっているにも拘らず、助手の服部が紀子を音楽会に誘おうとするシーンがある。紀子は音楽会行きを断り、結局服部は一人で音楽会に行く。
(婚約者となぜ行かないのか疑問が残るが、それはさておき)

(後に、このときに流れる曲は「J.ラフのカヴァテーナ」とのご指摘をいただいた。
「ラビットさん」に感謝。)
余談だがこの頃の巌本真里はまだうら若き女性であっただろう。後に四重奏団を結成して邦人の作品も多く録音している。
by noanoa1970 | 2006-05-11 14:53 | 小津安二郎 | Comments(4)
映画で流れる曲はJ.ラフのカヴァテーナです。
www.raff.org/midi/cavatina .mid
www.raff.org/midi/cavatina .mid
ラビット さんご教示有難うございます。「ヨアヒム・ラフ」とは思いもしませんでした。ヴァイオリンとピアノのための6つの小品 Op85のなかの曲だそうですね。小生未聴の作品なので、いずれ聞いてみたいと思っています。確認のうえいずれ訂正いたしたいと思います。有難うございました。
「晩春、私も今日、観ました。とても良かったです。
noanoaさんの非常に精緻な芸術鑑賞に、頭が下がりました。とてもためになります。
」
演奏会のシーンでは、厳本眞理弦楽四重奏団のコンサートを大学時代のクラブ(音楽鑑賞会)で企画したことをも思い出しました。
noanoaさんの非常に精緻な芸術鑑賞に、頭が下がりました。とてもためになります。
」
演奏会のシーンでは、厳本眞理弦楽四重奏団のコンサートを大学時代のクラブ(音楽鑑賞会)で企画したことをも思い出しました。
k_hankichiさん
コメントありがとうございます。同じような趣味…それも学生時代のサークルも小生と同じようなものとは・・・そして同じexblpgとは何か縁がありますね。早速リンク登録させていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。
所で厳本眞理のプログラムの件、DVDでは鮮明に見えたのですね。小生のはVTRダビングなのでハッキリ見えずに間で書いてしまいましたが、あの時代・・・クラシック音楽がまだ一般的ではなかった時代に、かなり変わった曲を弾いているのに驚きました。のちに厳本眞理弦楽四重奏団を率いて、三善、間宮など邦人作曲家の曲を盛んに取り上げたことが彷彿されます。
コメントありがとうございます。同じような趣味…それも学生時代のサークルも小生と同じようなものとは・・・そして同じexblpgとは何か縁がありますね。早速リンク登録させていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。
所で厳本眞理のプログラムの件、DVDでは鮮明に見えたのですね。小生のはVTRダビングなのでハッキリ見えずに間で書いてしまいましたが、あの時代・・・クラシック音楽がまだ一般的ではなかった時代に、かなり変わった曲を弾いているのに驚きました。のちに厳本眞理弦楽四重奏団を率いて、三善、間宮など邦人作曲家の曲を盛んに取り上げたことが彷彿されます。

