贈り物

本日は小生の誕生日そして義母の命日でもある。我が家は「12」という数字によほど縁があるのか、義母が脳梗塞で倒れたのがも、小生の結婚記念日も、愛犬「シバ」が我が家にやって来たのも、家内が使用する名札の番号も「12」だ。

特に今月の12日は、誕生日と、命日両方だから、我が家では「特別の日」である。
といっても特別なことはしないのだが・・・・・

そんな日曜日の朝久しぶりに、「サン=サーンスの交響曲1番」を聞いていて、彼の交響曲に潜む「宗教性」を実感していた。
「サン=サーンス」の交響曲というと、誰もが3番「オルガン付き」を思い描くであろう、そしてこの3番交響曲には「グレゴリオ聖歌の神の怒りの日」のフレーズがところどころちりばめられているのをだいぶ前に、・・・・・「デュリフレ」のオルガンと「プレートル」の指揮する「パリ音楽院管弦楽団」の演奏で聞いていたとき突然発見した。

「デュリフレ」は、あの「レクイム」の作曲者としても有名な人、小生は「デュリフレ」が「プレートル」に3番交響曲の「秘密」を教示したのだろうと推測した。
アンセルメ、、ミンシュ、デュトア、オーマンディ、マルティノンなどどの演奏を聴いてもそのことが伝わってこなかったのであったが、「デュリフレ」のオルガンと「プレートル」の「神の怒りの日」の旋律を強めに表現した演奏で、それを聴いていて直感=まるで「神の啓示」のごとく分かったからだ。

このことは(自分で言うのは気が引けるのだが)小生の「耳」のよさの「自画自賛」につながっている。その当時は誰もそのことに触れた人は居なかったのだが、後年インターネット上にそれらしき記事を見つけた、しかしそれは小生が発見した「ちりばめ」のほんの一部分にしか触れてなかった。

そんなことがあって、数少ない「全集」の中から、マルティノンの「交響曲全集」を入手し、今日は朝から1番を聞いていたのだ。
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この曲ものっけから「宗教性」が表出されるような・・・「ミ♭ー・シ♭・シ♭ーーーファー・シ♭ーー」
という音型が出てくる。どこかで聞いた「サンクツス・サンクツス」と同じようになぜか聞こえてくる気がしてならない。そこで思い当たる「ミサ」レクイエム」からモーツァルト、ベートーヴェン、グノー、ドヴォルザーク等を取り出し確認してみたが該当が見あたら無い。

しかし小生の頭の中には依然として「「ミ♭ー・シ♭・シ♭ーーーファ・シ♭ーー」=「サンクツス・サンクツス」が聞こえている。しかしなかなかそれがどの曲であったのか思い出せないで居る。仕方が無いので、しばらくの宿題としておくことにする。
「運命の動機」がところどころ顔を出すことも、この曲の「宗教性」の一端を担っているように思える。

この曲でさらに面白いのが2楽章で旧日本陸軍の・・・・消灯の合図で鳴らされるラッパのファンファーレ=「兵隊さんはかわいそうだね・・・また寝て泣くのかよ・・」だったと思うのだが、その音階とほぼ同じ、古い人なら誰でも知っているメロディ「ド・ド・ドーミ・ド・ミ・ド・高ソー」が何回も聞こえてくる。

サン=サーンスは1835~1921と長命であったから、「1841年 天保の改革」、「1868年 明治維新」、「1894年 日清戦争」、「1904年 日露戦争」、「1914年 第一次世界大戦」、すなわちわが国で言えば「幕末から第一次世界大戦」の期間を上回る人生を生きた。

彼の「ファンファーレ」がいずれかの時期にわが国に入ってきたと考えられるのだが、幕府軍はフランス式歩兵の訓練を受けたというから、ひょっとするとそのときに入ってきたのかもしれないが、そのルーツは「サン=サーンス」というより、彼の音楽の源・・・・小生はやはり「グレゴリオ聖歌」等の「古い音型」を想起してしまう。

3番が有名すぎる彼の交響曲であるが、1番2番そして番号の無い2曲ともに彼の「’センス」と敬虔さを垣間見ることが出来る音楽で、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスからさほど遠くない距離にあるから、聞きやすいといえると思う。小生は「小ジャレてウイットがある彼のメロディ」が大好きである。

夕食時には息子が贈ってくれて先ほど到着した、小生がかねてから愛飲する奈良「今西清兵衛商店」の酒「春鹿」を、誕生日と命日を記念してをいただくことにする。
「春鹿超辛口限定生貯蔵酒」の初試飲も控えていて楽しみである。
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「春鹿超辛口」
日本酒度プラス12・・・・ここにも12が・・・
酸度1・6
アミノサン度1・5
米・米麹・精米58%
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by noanoa1970 | 2006-03-12 13:36 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)