フラジオレット

バイオリンなど弦楽器の奏法に、「フラジオレット」というものがあることを知ったのは、最近のこと。「フラジオレット」とは小生にとっては、「アイリッシュミュージック」の伝統楽器「ウイッスル」の一種、あの「チーフ・タンズ」のリーダー「パディー・モロニー」が良く演奏する楽器、「縦笛」で有る。かなり甲高い音を鋭角的に出す楽器のことだと思っていた。

「倍音」について調べているときにこの「フラジオレット」が主として弦楽器の奏法であることを知った。其れは「ギター」をやる人ならすぐに分かるのだが、「調音」のときに良くやる「13フレット」の弦を軽く触るようにだけして音を出すと、倍音成分が良く響き、「調弦」が正確化耳で判断できる」ために良くやることであり、その音の素晴らしいことで、演奏にも使うことがある。
クラシックの楽器でも同じ奏法があるということになる。ルーツは同じだから当たり前といえば、当たり前なのだが・・・

ウイッスル「縦笛」の一種「フラジオレット」
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果たしてその音は・・・代表的な音楽として
マーラーの1番「巨人」の1楽章冒頭「カルロス・パイタ」「ロイヤル・フィル」で聞いてみた。d0063263_14153717.jpgヴァイオリンの非常に広域の音が奏でられるが、そこに使われ、またレスピーギの「リュートのための古代舞曲とアリア」の1ッ曲目「イタリアーノ」の最後、ヴィオラにて使われるという。

しかし小生の耳には何回聞いても「これだ」と判断できるものがいまだ無い。
ヴァイオインのソロであれば分かると思うのだが、どうも該当する曲が見つからないでいる。

レスピーギは「イ・ムジチ」の極上の合奏で聞いた。
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「指で完全に弦を押さえない」というからビブラートはかからないから、「ピリオド奏法」との関係など興味が湧くのだが、良く分からない。

「倍音」2から10倍まで出せるとも言うから驚きであるとともに、これは美しさだけでなく、音量と響きを同時に狙ったものだろう。
実際に演奏するのはかなり熟練をようするらしい。
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by noanoa1970 | 2006-02-12 14:27 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)