ブリコラージュの作曲家「アイヴス」

民謡を引用した作曲家は結構多い。
古くはベートーヴェン、ブラームス、ドヴォルザーク、チャイコフスキーを始めとし新古典派やロマン派の作曲家
後期ロマン派ではマーラー、近代音楽でもバルトークは知られた人だ。
あまり知られてないかもしれないがドビュッシーも其の一人といってよいだろう。
これら以外にももっと多くの作曲家の作品があり枚挙にいとまがないほど。
アメリカの近現代の作曲家アイヴスも其の一人。
アイヴスは熱心には聴いてこなかった作曲家の一人だが、有るとき交響曲の2番を聴いて、まるで引用の伝道師のような曲風に「なにっ」と思ったことが有った。
1つや2つ引用することはあっても、アイヴスのように引用だらけの作品にはお目にかかったことがないから、いったいこの作曲家は何を考えて曲作りをしたのかと不思議に思う事しばし。
そしてこれかもしれないと気付いたのは、骨董の世界で貼り合わせ繫ぎ合わせる美術手法の「呼継」、すなわち壊れた陶磁器を復元(単に復元ではない)するのに全く違う種類のものをもってきて完成させる技、ブリコラージュといってもよいかもしれない手法のことだ。
異質の材料を使って作品を仕上げるのだが、元の作品よりも芸術性が高くなるのは非常にまれなことだろう。
3番には宗教的な香りがするフレーズの引用が有るとおもったら、タイトルの「キャンプミーティング」とはキリスト教伝道の集会の事だったので納得してしまった。
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by noanoa1970 | 2015-04-03 14:37 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(0)