MMフォノカートリッジ復活
40年ほど前に購入したMMカートリッジ。
現在2種類残っていて、1つはシュアーV-15typeⅡ、これはたしか1972年に購入したもの。
もう1つがテクニクス205CMKⅢで、1975年か6年ごろに購入したものだが、10時間も聞いてないまま、MCカートリッジを愛用してきた。
骨董品的な機器だから音がまともに出るかどうかも確認したかったのと、MCカートリッジ増幅用のFRのトランスのほかに、そのころと同時期に購入したSUPEX-SD-909というMCカートリッジ用のトランスを見つけたことによる。
FRではトランスONとPASSの切り替えスイッチがないが、このSDT-77というトランスにはそれがついているので、MC、MMと交換する意場合でも、いちいちケーブルを差し替えする必要がない。
当時FRが68000、SUPEXが14000とカナt利の価格の開きが音質にどのくらい影響するかも確認したかった。
当初音が出なかったテクニクスだったが、スタイラスをクリーニングしてやると、まともな音に復活。
シュアーは15年使ってなかったが、さすがに昔と変わらない音質だった。
これでMM,MCを取り換えても、アーム調整だけで十分いけることがわかったが、音質の差は良し悪しではないが、MMは爽やかで切れがある、MCは分厚くて重心の低い音がする。
水彩画と油絵の違いのような感じと言ったらよいだろうか。
テクニクスはほとんど使用してないから、ほぼ新品状態だからエージングしてやらないと本領を発揮しないと思うが、素性の良さはかなりわかる良質のカートリッジだ。
ただし、予想通りSDT-77のトランスの性能はFRと比較するレベルではないから、やはりMMの場合出力コードをアンプと直結うすべきだろうし、MCもオルトフォンでは粗さが目立ってしまった。
とにかく、MMカートリッジが時を超えて健在だったのはうれしいことだ。
by noanoa1970 | 2013-05-03 20:56 | オーディオ | Comments(2)
先日、BBGオーディオへ行き、カートリッジを見て来ました。今は金欠なので買えないのが残念ですが、サテンのカートリッジだけが別の棚に置いてありました。
京都といえばSATEN。下総町に小さな工房がありました。M-14の交換針を買いに行きましたが、一銭もおまけ無だった記憶があります。自重は重いですが、増幅装置はいらないし、張交換は自前ででき、音質の良いカートリッジでした。今でも使いたいと思います。