引き続きフォーレのピエイズ

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今のところ最も気に入っているピエ・イズはこの音盤。
1893年版第3稿、ラター校訂版の演奏。
ジョン・ラターが指揮をしたもの。

ソプラノはキャリリーヌ・アシュトン、ボーイソプラノのようだが女性である。
ビブラートを極力抑えて天使のような静謐さを、醸し出している。

ピエ・イズではわかりにくいが、第2稿と3稿を融合させたような感じで、バイオリンソロが蚊の泣くような音で奏される。
基本は第2稿のようだ。

全体を支配するような声は女性陣のもの、男声合唱がいないわけではないがごく小さく歌わせている。
このことは、この曲を教会で演奏することを目的としたような静謐さ、そして、天使のように上から降ってくる声を響かせようとする工夫なのだろうか。

1稿の演奏は今までなかったがそのうち出てくる可能性があるだろう。

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by noanoa1970 | 2013-02-26 09:44 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(4)

Commented by Abend5522 at 2013-02-26 23:09
sawyer様、こんばんは。
実に静かな歌い方ですね。初稿は曲の構成自体が違いますので、是非これでの録音が欲しいところです。
Commented by noanoa1970 at 2013-02-26 23:18
Abendさま、こんばんは。
もうそろそろ初稿が出てもいいんじゃないかと探してみたのですが、探した範囲では見当たりませんでした。それ以外の稿ではダブルところがあるので、それがなくなってすっきりするのか、もの足りなくなるのかは微妙なところでしょうが。大方は非初稿以外を完成版とみなし、あとは校訂云々となるのかもしれませんね。
Commented by こぶちゃん at 2013-02-26 23:50 x
私も好きな盤です。私のはCollegium盤の旧ジャケットです。
清楚かつ贅肉を排除した清澄性が見事です。
これとはスタイルが異なりますが、ヘレベッヘやガーディナー盤も聴き応えがあります。
これにも入っているFaureの宗教小曲集には超名盤があります。
http://www.hmv.co.jp/artist_%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AC-1845-1924_000000000025134/item_Sacred-Vocal-Works_526915
もし、中古で見つけたら是非迷わず、ご購入下さい。
私が人生の最期に聴きたいベスト10に入る名曲揃いです。
Commented by noanoa1970 at 2013-02-27 19:36
こぶちゃんさん、こんばんは。
やはり御気に入られていましたか。
透明感あるフォーレク、お持ちのSPにぴったりですね。
ご紹介いただいたラシーヌ賛の入った音盤いずれ入手してみます。