トーンアーム微調整

使用中のAC-3000シルバーはオイルダンプ1点支持のアームがゆえに、細かい調整を必要とする。
インサイドフォースキャンセラーや針圧調整は簡単だが、このアーム独特の調整が別途必要だ。

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幸い17Pもあるアームの取説が出てきたので、それを参考にしてとりかかった。

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その1つは、オイルダンプ量の調節。
カートリッジにあったダンピング量を適切に調整できれば、そのカートリッジの力を最大限発揮できるという。
探しても見当たらなかったが、付属していたマニュアルの付録には、ベスト@ポジションが当時発売され、定評のあるカートリッジごとに視聴結果データをつけてあった。
ただしこの視聴はオーディオクラフト社の結果であって、それが正しいとは限らないことに難問がある。
大枠参考にしながら、あとは自分の耳に頼るしかない。
試行錯誤し、ようやく今の段階でよろしいと思われるポジションを発見した。

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次に厄介なのが、水平バランスいわゆるラテラルバランスといわれるもの。
インサイドフォースキャンセラーをOFF,針圧を0にして水平を保つようにしてから、アームの軸受部分の左右ン歩バランウを確認する。
爪楊枝で左右を突っついて同じ角度で傾くように調整しなくてはならないが、ある程度以上は間勘の世界だ。
それまでオルトフォンでは特に右側の音量がほんの少し小さいように感じたのはこのためだったのかと思わせるほど右側の傾きが少なかった。
減殺は多分バランスが取れていることと思うし、心無しか音量も同じようになったおかげで奥行き感が出てくるようになってきた。

カートリッジを交換した時にやらなくてはならないかもしれないが、一応オルトフォンを常時使うと今のところ決めたので、交換後必要ならば、またやることになる。

DL-103に交換接続したが、音が全くでなくなった。
シェルとカートリッジの接続が怪しいと思い、つなぎかえてみたが、結果は同じ。
シェルを変更してみたが、やはり同じ結果だった。

しかし原因はそこにあったのではなく、トランスに問題があった。
FRのXF-1は低インピーダンス用、すなわち2から3Ωまでのカートリッジしか適用しないもの。
DL-103は40Ωあるから適合しなく、よって音を遮断していた。

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それで今度はSUPEXのSDT-77というトランスを使ってみることにした。
このトランスは2Ωから50Ω適合となっており、MMカートリッジ用にトランスをスルーすることができる便利さが合う。
ただし音質は確認が必要だ。



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by noanoa1970 | 2013-02-18 18:42 | オーディオ | Comments(4)

Commented by ま~さん at 2013-02-18 21:06 x
トーンアームに17ページの説明書ですか・・・。今では考えられない話ですね。ユーザーを大切にしていた良き時代の証だと思います。
Commented by noanoa1970 at 2013-02-18 22:35
ま~さんこんばんは。
難しいことが趣味性が高いという当時の変な慣習があったのかもしれません。今ではメンテがかなり必要でこんなややこしいアームは誰も使わないでしょう。
Commented by Abend5522 at 2013-02-19 00:03
sawyer様、こんばんは。
SUPEXのトランスは、30年以上は経っていそうな物ですね。
昔のオーディオには、良くも悪くも高踏的な面が強かったですね。私はコンポを組むところで終わっていますが、トーンアームを色々と操作できる人は数段上に見えたものです。
Commented by noanoa1970 at 2013-02-19 00:14
Abendさま、こんばんは。
カートリッジSD-909と同じ時期に入手しましたから、35年ほど時を経ていると思います。85年に友人に貸した時には正常でしたし、トランスは劣化が激しくないので、接点端子さえ大丈夫ならば使えると思います。セッテンクリーニングしてから実験してみます。最短のピンケーブルを4本製作しなければなりませんが。