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またまたオーディオの話で恐縮ですが

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オーディオクラフトのアームは基本が直線パイプアームだ。
よって複数のカートリッジを交代で聞く場合にはアームパイプも複数いる。
通常のアームであればカートリッジの交換は、シェルにあらかじめ取り付けてあるカ-リッジををねじってつけ替えるだけで後は(ラテラル)バランス、針圧、場合によってはオイルダンプ量などを微調整すればよい。
シェルがカートリッジの量さえあれば至極簡単だ。

長年使ってきた2本の直線パイプアームだと、2種類のカートリッジしか聞くことができない、いやできるがそのためにはいちいちカートリッジを外し付け替える手間がかかる。
かといってアームだけを5本も6本も持つわけにもいかない。

直線パイプアームはアーム温帯の根元を外して交換するから交換自体は大変ではないのだが、カートリjッジの交換となるとかなりの重労働。
この年になると目が疲れて時にはスタイラスやカンチレバーを折ってしまうという失敗の恐れも出てくるから、その心配がより少ない独立シェルとS字型パイプアームに交換したのがおとといのこと。

それで意を決して、今まで直線パイプアームについていたカートリッジを、独立したシェルに取り付けることにした。

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シェルは捨てたものもあるが大半は残っていて、SMEの穴あきのものFR、STAX、MIKROなど10個ぐらいは残してある。

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問題はシェルとカーリッジを繋ぐリード線。
昔のものを寄せ集めれば、3個分ぐらいはあるが、細くて頼りないものだ。
そこで新しいものを発注することにして、安価なものをと、テクニカのものを3セット注文した。
安価というのは今出ている市販のものの中でということで、高額なものだと4本で、シュアーのk-とリッジが変えてしまうぐらいのものもある。

信号ケーブルで音が変わるということは経験済みだが、音がよくなるとは別のことと小生は思っており、それよりも大切なものは音響空間の調整と思ってるので、そこそこのものであれば近年あまり気にしなくなった。

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格闘すること2時間、都合5個のカ-トリッジがすぐに聞ける状態となった。
重さを同じにしておけば調整はあまりしなくてよく針圧だけで済むからと、思って、電子はかりにかけたがあいにくg単位で小数点以下が出ないので、ほとんどが20g、これでは意味がなくあきらめ。

スピーカーもYAMAHAとQUADを切り替えられるようにしたから、音質の差の確認は果てしなく広がっていく。
だからアナログはやめられないし、良い音盤ではCDをしのぐ音質のものがある。
この素晴らしさを体感しなかったオーディオ音楽ファンは、アナログを捨て去ってしまった人が多いが、実にもったいないことをしたものだといつも思うところである。

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SUPEX、SD-909を取り付けた状態。


by noanoa1970 | 2013-02-11 14:08 | オーディオ | Comments(17)

Commented by こぶちゃん at 2013-02-11 16:28 x
写真の顔がスターウォーズに出てくる兵士のマスクに見えてしまうのは私だけでしょうか?
それにしても、勢い絶好調なオーディオ・マインドは素晴らしい。微細な音を聴き分けることこそ、耳の感度をいつまでも良好に保つ最良な方法と思います。
Commented by Moon at 2013-02-11 16:29 x
公開の必要はなし、とお断りしての書き込みです。
>信号ケーブルで音が変わるという……、それよりも大切なものは音響空間の調整と思ってるので……に関して少し異論です。

空間処理は勿論ですが、自分の体験では低出力MCタイプ使用ではリード線の影響はかなり大です。カートリッジ出力数ナノWから、スピーカー出力迄およそ1億倍の増幅になり、増幅前で源情報に近いほど激変します。自分がめざす音質と空間表現を求めて、リード線を試作と試聴を続けて4年になります。試作は53モデルになりますが、合格評価は僅か8種類です。
¥980のエントリーモデルで、お求めになったリード線を遙かに超える世界を堪能できます。下記URLとそれ以降のページでユーザー評価も開示しております。
http://www2.bbweb-arena.com/moon/myweb_maudio_004.htm
http://www2.bbweb-arena.com/moon/myweb_maudio_005.htm
Commented by noanoa1970 at 2013-02-11 17:14
こぶちゃんさんコメントありがとうございます。
小生なんか、こぶちゃんさんの足元にも及びませんよ。
最近はアッと驚くお音体験してないので、内輪で音の変化を楽しもうという寸法です。またご教授よろしくお願いいたします。
Commented by noanoa1970 at 2013-02-11 17:39
Moonさんコメントありがとうございます。
音響空間とはリスニングルームのことであることはお分かりかと思います。しかし部屋の響きはなかなか難しく、自分の装置にあった部屋・・・・装置を部屋に合わせることは多分不可能で、響きのよくない部屋は、どんなに高級な装置を使ってもいけませんね。機器をしょっちゅう取り替え、しかもハイエンドばかり使用している人の音がよくないことがあるのは、多分に「部屋」のせいでしょう。小生のリスニングルームもあれこれ調整してきて今かなり良い響きの部屋になってます。コントロールするのは、紙で作った発泡剤で30×20×1(Cm)のもので、表面にはうね加工がしてあります。音響材ではなく、ほかの目的で作られたものですが、ただで使えるのでため込んで壁に貼り付けるようにしたり外したりして調整しています。ヘッドフォンで聞くのは好きではないため、あくまで「部屋」がキーファクター「部屋」も音響装置だと思っています。
Commented by noanoa1970 at 2013-02-11 17:41
続きです
線を変えれば音は確かに変わりますが、変化と良し悪し=感性は非常に個人的なものですから、万能ではないとは思います。電気信号的に見れば素晴らしいものが耳で聞くとそれほどでもない例は無数にあります。といってリード線の存在意義や重要性を否定するものではなく、正直言ってその部分にお金をかけられないというのが率直なな気持ちです。4年に及ぶ研究は称賛されるものだと思います。変化したことでなく、自分にとって良い音かそうでないかは、最終的にはブラインドテストで決めるのが最もよさそうですが、それも聴く側や周辺の…例えば電圧とか電気関係にまつわるものでも変化するので、なかなか難しいことかもしれません。入口は確かにおっしゃるように大切であることは小生も同意です。
以上はお教えいただいたURLを見ないで書いてますから、読めば考えが変わるかもしれません。これからゆっくり拝読させていただきます。
Commented by ま~さん at 2013-02-11 20:05 x
S先輩に刺激されて、今、アナログ・プレーヤーを買うとどれ位するのか、確認しました。LINNはバカ高いです。何だかんだで、フル装備すると150万円は軽く超えてしまいます。舶来コンプレックスの御仁でなければ、手は出さないでしょう。アナログの楽しみは、もっと身近で、手軽なものだったのではないでしょうか。
Commented by noanoa1970 at 2013-02-11 20:30
ま~さんこんばんは。
リンのLP-12という代表的なモーターがありましたが、初期には98000円程度だった記憶があります。電源を別にしたりいろいろなアタッチメントをつけて非常に高額になっていますが、値段が高い=良い音がするというものではないはずです。小生だったらMICROの30万円以上の定価のものの中古にして、トーンアームを変更するか動きが悪くなければ、5ピンのソケットコードを変更します。
中古のカートリッジは不安要素がつきもので小生は未だかつて使用したことはないのですが、35年たったSUPEXは今でもきちんとした音を出してくれます。ダブルダンパーというものが聞いて経年変化が起きにくかったものだと思います。SD-909MK2は90年代から作られましたので、もしやるとしたら安心出来る、ショップで探せると思います。
Commented by Abend5522 at 2013-02-11 23:55
sawyer様、こんばんは。
SPで聴く人にとって、部屋が音響装置であるのは当然にして第一義の事柄ですね。同じ機材が場所によって別物のように聞こえることは、私も仕事で何度も体験しました。同様のことは、短期間に同一オケを違うホールで聴いた場合にもいえます。
Commented by noanoa1970 at 2013-02-12 11:55
Abendさま。
小生はそのことには気が付いていたのですが、やたら転勤が多い会社だったので、一段落してから実施に踏み切りました。それまでは音響装置をあれこれとたくさん変えてきましたし、いわゆるオーディオアクセサリーもかなり大量に購入し、大量に消費もしてきました。しかし部屋の環境が整いそこそこの音響空間ができると、手直しは少しだけ試行錯誤するだけで、そんなにお金をかけずに済ますことができます。転勤族の時代無駄に音響装置を部屋に合わせるのではなく、ヘッドフォンにお金をかけたほうがすべてがよかったと思うことがあります。
Commented by Abend5522 at 2013-02-12 17:33
sawyer様、こんばんは。
「リスニングルーム」で画像検索をかけると、多くの人々のルームを見ることができますが、部屋に比してSPが大き過ぎるのではと思われるものが結構ありますね。私の部屋でsawyer様の装置を鳴らせばどうなるかをイメージしてみたことがありますが、これはもう、エライことになります。
Commented by noanoa1970 at 2013-02-12 19:53
Abendさま。
専用兼用いろいうろあるようですが、夜中でも聞けるリスニングルームを持つと、大きい音で鳴らしたくなるのでしょう。ですから部屋の大きさ以上に大きなSPを使ってしまうのではないでしょうか。この傾向はジャズ好きに多いように思います。もちろんクラシック好きにも大型タンノイを使う人もいますが。部屋の大きさもそうですが、気が付いたことは天井の高さですね。QUADは50畳の部屋で背面を2m以上とれとイギリスでは言ってるそうですが、可能な家は日本ではそうはないでしょう。仕方ないので背面を十分には取りましたがリスニングポジションが前目になってしまいます。あいた空間にはYAMAHAを置いてますが、複数のSP設置、本当はよくないという話です。しかしPCも置いてますからもう何をやっても之以上は悪くならないと、あきらめつつ最善の音を出すようにしてるつもりです。段々部屋がごちゃごちゃしてきています。
Commented by Abend5522 at 2013-02-12 20:32
sawyer様
50畳という広さ自体が、一般家庭においては非現実的ですね。天井の高さも含めると、お寺の本堂などが最適といえましょうか。
Commented by noanoa1970 at 2013-02-12 22:42
Abendさま。
この話はQUADの設計者開発者が言った話だと人図手に聞き及んだ話です。そもそもQUADは「Quality Unit Amplifier Domestic」の略で家庭用高級オーディオ装置ということですから、いくらイギリスでも50畳はないと思います。尾ひれはひれがついた話だと聞いたときに思いました。それにその広さで駆動するアンプ自体QUADには存在しませんから、これを見ただけで信憑性が崩れますね。背面からの距離を2m以上とれということから出てきたものなのでしょう。お寺の本堂で鳴らすのを聞いてみたいものですね。たぶん残響がある程度効いたライブな音がするでしょう。
Commented by Moon at 2013-02-13 19:47 x
 QUADの静電型SPは使用してみたいターゲットの一つですが、後方のダイポール音場スペースに難 ^_^; そこでStaxのイヤースピーカーで我慢です。 

 金をかけずに音場再生が課題で、音の輪郭や定位がしっかりしていながら柔らかく疲れない音、という欲深いテーマで、Wide Area Cover、逆オルソン配置/ch+ビヤダルパラゴン音響反射板??とか、はちゃめちゃな試みをしております(笑)
URLのようなシステムですが、URL画像では外していますが実際は反射防止カーテンでアンプは見えません。

 しかし、一度訪問された方が再訪されるのは何か魅惑的という
か、呪詛的要素があるりかも知れません(笑)。
Commented by Moon at 2013-02-13 20:02 x
 送信失敗で再入力です。QUADは一度使用してみたいですが、SP後方のダイポール放射域が確保できません^_^;

 低コストで音場再生、明確な音の輪郭と定位で、柔らかく疲れない音という欲張ったテーマで、URL画像のようなシステムとなりました。反射と共鳴を生かし定在波等対策して、Wide Area Cover方式(逆オルソン配置/ch+ビヤダルパラゴン音響反射板)と名付けて、はちゃめちゃな試みを愉しんでおります。画像では取り外しておりますが、カーテン等で反射や鳴きおさえたりで、実際にはアンプは見えません。

 一度来訪された方が再訪されるのは、何か呪詛的魅惑があるかもしれません(笑)
Commented by noanoa1970 at 2013-02-14 10:27
Moonさん、コメントありがとうございます。
おそらく年代的には小生とほぼ同じか少し先輩になられるのではないでしょうか。小生はオーディオー趣味というよりも音楽を聴くことのほうが遥かにウエイトが高く、そして中心がクラシック音楽、さらにトラッド、ジャズまでをよく聞きます。大学時代にはレコード音楽研究会に所属しており、ここで一度オーディオフェアーを企画実施したことがありました。写真をUPしておきます。小生が音響調整に使用してるものも添えておきます。部屋も装置も調整次第で音は変わります。その音の良し悪しは自身の耳に依存しますから、客観的に正しいというものはないですね。しかしその人の音を聞けば、自分との比較はできると思いますが、要するに満足度の問題であると小生は思います。逆オルソンやSPマトリックスなどは、学生時代に実験しましたが、いつも行き着くのは、専用のリスニングルームでした。
Commented by noanoa1970 at 2013-02-14 10:28
続きです
小生の場合、約16畳の2重壁の間に防音シート、天井高を3m取り、天上裏はグラスウールをいっぱいに敷き詰め、根太を3倍に増やした床下にはゴム製の防音シートを敷き詰めてコンパネの上に木材を敷いています。窓はすべて2重にしました。最初は定在波が出ましたが、中身が変化したり、部屋自体が落ちついて来たころには、そこそこの音響が得られましたが、それであとは微調整となって今に至っています。
そうなると、音響装置も少し調整をしなくてはなりませんが、機器を入れ替えることはしなくて済むことになりました。嫌な音を出さない、刺激的な音を出さない、音ではなく音楽を聴くという、姿勢でやってきました。QUADが壊れて使えなくなってる間、YAMAHA1000はQUADに近いように調整できてたのには我ながら驚きました。ですから小生にとってアクセサリーは今や第3の矢的になっています。思いついて昨日、眠っていたテープデッキのヘッド消磁用の機械を使ってカートリッジの磁気を消したところ、雑音が減り音はスッキリしました。これは効果的だったと思います。