AC-3000MCのメンテナンス

小生が長年使用してきたレコードプレーヤーはMICRO、SX-111FV、アームは、オーディオクラフトオ社のAC-3000MCである。
ターンテーブルはレコード自動吸着システム付きなので、レコードが反っていてもテーブル面にきちんと張り付くから、アームが上下することは殆ど無い。

しかしこのアームは1点支持のオイルダンプ型だから、内部にオイルが入っていてオイルでダンプすることが必要。
しかしいかにシリコンオイルとはいえ、徐々に劣化していくので、その悪さ加減は耳になかなか伝わってこない。
だから定期交換が必要なのだが、先回交換してから既に15年位上立つ。
これではなにがあってもおかしくはないし、寒い時期はオイルの粘度が高くなるから音への影響は有るはず。

それで探しまくった挙句ようやくオイルと注入用のポンプを発見したので、作業に取り掛かった。
普段やってないものは忘れるもので、半分しか覚えてなく、操作とメンテナンスのマニュアルを探しす羽目となった。

ねじ類が非情に細かく、オイルの量も決まってるし、オイルの抜き取りはどうするのだろうと説明書を見ると、ガーゼ類で拭えとあった。
しかし、今はそれに代わるいいものが有る、綿棒だ、これならオイルに繊維が付着することもない。

それを使い丁寧にオイルを除去し、新しいオイルを注入。
よく見るとポンプに規定量を示す赤い線がついていた。

中蓋の細かいネジを3つ再装着し、ダンプ量を可変するための蓋を取り付けて、30分ほど待ってから昨日聴いた音盤を聴いてみた。

音盤はカールリヒター&ミュンヘンバッハ管のモツレク。
先日聞いた時には、再発盤らしく音に精彩を欠いたものに聞こえたが、なんとなんと・・・・

オイル交換しただけで、ガラット変わり、より声の響きがリアルなのに驚きたまげてしまった。
まだインサイドフォースキャンセラー、ラテラルバランスは完全調整になってないが、カートリッジとレコード面の水平は調整済み。

後は微調整だが、ピッタリになれば、どんなに素晴らしくなるかが楽しみ。
今のままでひょっとしたら調整が取れてるのかもしれない。

カートリッジを変えてみようという気には慣れないような音が蘇ることになった。
これだけの音質なら、当分DL-103で良いだろう。
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by noanoa1970 | 2013-01-27 14:33 | オーディオ | Comments(6)

Commented by Abend5522 at 2013-01-27 20:08
sawyer様、こんんばんは。
精巧なマニュアル・プレーヤーは手間が掛かりますね。SX-111FVのような高級機はベルト・ドライブでしょうか。昔は普及機と高級機がベルト・ドライブで、中堅機がダイレクト・ドライブだったと憶えているのですが。
モツ・レクのリヒター盤ですが、私が持っていた再発盤はキングのGTシリーズです。モツ・レクだけの一枚物なのに、キンキンとした音質で聴き辛かったですね。
Commented by noanoa1970 at 2013-01-27 22:26
Abendさま。
このアーム葉中でも一番調整が昔いと言われましたが、一方音質の素晴らしさでは群を抜いているという意見が圧倒的でした。若いころは手間暇を惜しまないで微妙な調整が楽しかったのですが、さすがもう勘弁といったところです。ターンテーブルは砲金製で10Kぐらいはありますので、重い=良い装置という誰かの宣伝の上に乗っかったもので、よく慣性モーメントが良いという言葉が使われてました。重いのでDDドライブには向いておらず、糸ドライブかベルトドライブイが良かったのでしょう。大昔はプーリー駆動でした。モツレクのジャケットにはテルデック>テレフンケン<デッカシャルプラッテンという不思議な表記があります。1983年キングの再発盤です。K17C-8337、1700円盤です。GTシリーズの後の発売かもしれません。テレフンケンライクに作られたようです。オイル交換してから結構良い音になりました。マリア・シュターダーの声に可愛さが加わリ、ケステレンの声が深くなった感じです。
Commented by Abend5522 at 2013-01-27 23:28
sawyer様
プレーヤーのプーリーは、自転車に使われているそれと同じようなものでしょうか。それはともかく、プレーヤーだけで何十キロもあると大変ですね。私のQL-Y7は12kgぐらいですが、それでも動かすのは億劫です。
Commented by noanoa1970 at 2013-01-28 09:42
Abendさま。
全体で36Kあります。よって今はとても一人では動かせませんし、ベルト交換にしても、ターンテーブルを外す必要がありますが、専用の取っ手の着いたネジを入れて持ち上げないとなりません。プーリーは大昔ヒステリシスシンクロナスモーターが盛んな頃、ターンテーブルに接触して回転させるためのものでモーターの軸の上に小さな円盤の縁にゴムをつけたものです。Hzが変わる場合プーリーの大きさで調整しました。どうしても回転ムラが発生しやすいので非接触型の物を考える必要があり、それがベルトドライブです。
Commented by ま~さん at 2013-01-29 09:37 x
私は、このようなトーンアームの名品に手間を掛けているS先輩を、むしろ羨ましく思います。仮に私が所有していたとしても、引っ越しの関係から、プレーヤー本体共々、絶対に手放していたでしょうね。いいものを長い間使っていくというのは、何につけても大切ですね。
Commented by noanoa1970 at 2013-01-29 10:29
ま~さん、ひさしぶり。
若い頃はこういう手のかかるものが楽しかったのですが、視力も衰えてきた今日、カートリッジのリード線の交換や取り付け、細かいネジ類の抜き取りなど困ることが多いので、ついメンテしなくなってきます。今回ストレートアームから、S字型アームに交換しようと思ったのですが、バランス調整が難しくあきらめ、オイル交換だけ実施しました。オイルの劣化は相当あったようでした。