最もお気に入りのドヴォルザーク「アメリカ」

みなさんはどの「アメリカ」がお気に入りでしょうか。
小生は1分37秒あたり、ビオラが第2主題を歌いそれがヴァイオリンに引き継がれる1分53秒あたりの歌いまわしは、どのSQでもやってない独特のもの、それがとても気に入っています。

解説の村田武雄氏は、ヤナーチェクSQを、「ボヘミア的というよりドイツ的な演奏であるとしながら、しかしこのSQとドヴォルザークの演奏は、他に比較のしようがないほど、表情が強く出ていている。旋律の歌わせ方といい、またリズムといい、ボヘミアの郷土的要素ががはっきり感じられる雰囲気の豊かな演奏である。
粗野な、農民的性格が歪みなく現れているからであろう。』

上のように評している。
どこがどのようにと、突っ込みたくなる評論だが、小生はドイツ的云々はさておき、洗練された土俗という矛盾をやってのけた名演だと思っている。

そのことが顕著なのが、上に上げた1分37秒からの歌いまわしだ。
録音年は確たる情報はないが、1960年代の中盤だと思われる。1963年との情報をHABABIさんからいただきました。

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by noanoa1970 | 2012-12-31 11:03 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(4)

Commented by Abend5522 at 2012-12-30 23:05
sawyer様、こんばんは。
『アメリカ』は長い間聴いていませんが、私はドロルツSQのあっさりした演奏が好きです。
第二主題の歌いまわし、確かに独特ですね。お洒落でスマートな演奏の仕方だと思いますが。
Commented by HABABI at 2012-12-31 04:23 x
sawyerさん、おはようございます

HMVのサイトで見ると、1963年5月録音となっています。
わたしも、このLPを持っています。廉価版で購入しました。スメタナSQのものより、演奏に親しみを覚えます。改めて聴くと、左右への楽器の配置が案外と狭い録音なのですね(もちろん、我が家のLPでも同様です)。ヤナーチェクSQはブラームスの弦楽四重奏曲でもいい演奏録音を残していますので、村田氏の記述は、それを総合してのことなのかも知れませんが、確かに「アメリカ」の演奏には直接の関係はないですね。
わたしは、この曲の終楽章が特に好きで、快活さと叙情性と、それと構築性を覚えるいいい曲になっていると思います。HABABI
Commented by noanoa1970 at 2012-12-31 10:22
Abendさま、おはようございます。
ドロルツ盤もいい演奏ですね。オイロディスクヴィンテージコレクションで入手しましたら、LPでも持っていました。ベルリンフィルのメンバーで構成されたSQですね。これもお気に入りです。
Commented by noanoa1970 at 2012-12-31 10:37
HABABIさん、おはようございます。
ロンドンのGTシリーズでしたら同じだと思います。
小生はこの演奏でヤナーチェクSQを知り、DGから発売された組物を入手しました。ブラームスはおっしゃるとおり良かったです、P五重奏も。面白かったのはスメタナSQとヤナーチェクSQが会したメンデルスゾーンの八重奏、個性を抑えての演奏ですが、ところどころ抑えきれないところが出ています。
スメタナSQのアメリカは、デジタル時代のものは全部気に入らないのですが、それはあまりにも洗練されすぎているからです。
要するになぜかつまらないのです。
ただし彼らの1958年の録音(メンバーが違う)ものはかなり良いと思います。