知られざる演奏録音

ローターは、先のドヴォコンでも見せたように、伴奏指揮者としても優秀であった。
ヤコブ・ギンペルは、ポーランド出身でアメリカに亡命した音楽一家の一人。
ヴァイオリンの弟、ブロニスワフ・ギンペルは有名。
ヤコブギンペルは、24の前奏曲 、ピアノソナタ3番が残っているぐらいで、忘れ去られた感があるが、オイロディスクから発売になった、ベートーヴェンの4番の協奏曲は素晴らしいものだった。

今回のシューマンは、未だに復刻されないままの貴重な演奏で、硬軟併せ持った不思議な演奏である。
過度に情緒的になってないのは、ギンペルがかなり抑えたのではなかろうか。
それほどまでに、ローターの威厳が発揮され、ギンペルがそれに従いながらも、少し垣間見せる遊び心が切ない。


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by noanoa1970 | 2012-12-23 03:57 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(1)

Commented by HABABI at 2012-12-23 18:03 x
sawyerさん、こんばんは

ソロとオケが、よく合っていると思います。その意味では、オケ主導かもしれません。ピアノは、特に音が立っている感じではありませんが、堂々としている一方、人間くさい親しみを覚えます。HABABI