レア音源のベートーヴェンヴァイオリン協奏曲

フリッツ・リーガー&ミュンヘン管弦楽団、Vn:ジークフリート・ボリスのベートーヴェンヴァイオリン協奏曲。
ボリスはフルトヴェングラー時代のBPOの首席ヴァイオリニスト。
ベルリン弦楽四重奏団も結成して活躍したが、その割にはあまり名は知られてないようだ。

フリッツリーガーは、ナチス党員であったようだし、ひょっとするとボリスもそうだったかもしれない。
それで、レコード化もその復刻も少ない。
もうナチスの残党狩りのようなものを文化にも適用するのは勘弁してもらいたいと願うものだ。

この演奏は、少々線が細い感じもしないではないが、筋の通った演奏をする人のようだ。
聞き所は、1楽章と終楽章のカデンツァ。
ボリスオリジナルのを使用したのだろうか、あまり聞きなれないカデンツァだ。

盤の状態が芳しくなくAB両面共に途中までノイズがすごい。
SPの針で掛けてしまったのか、通常では考えられない雑音だ。

演奏はあまりいじらない動かさない素直な演奏で、好感が持て、特に高域の音色が艶っぽい。
ステレオ表示だが擬似ステの可能性があるように思う。

1楽章


2.3楽章

[PR]

by noanoa1970 | 2012-12-22 18:46 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(6)

Commented by Abend5522 at 2012-12-22 21:23
sawyer様、こんばんは。
カデンツァはヨアヒムのものです。コーガンがシルヴェストリ/コンセルヴァトアールとの録音で使っているものと同じです。
Commented by HABABI at 2012-12-23 01:10 x
sawyerさん、こんばんは

右から木管やホルンが残響を伴って聴こえて来ますし、ソロヴァイオリンは左に寄っていますが、他の楽器群同様、それなりに位置は動いていないので、オリジナルのステレオ録音だろうと思います。
カデンツァも面白いですし、音色も綺麗ですが、それ以上に音に力があって、魂を感ずるような演奏だと思います。もし、今、演奏会でこの様な演奏に出会うと、私ならきっと、失ってしまったものに出会ったような感動を覚えると思います。HABABI
Commented by noanoa1970 at 2012-12-23 04:02
Abendさま、おはようございます。
ありがとうございます。
ヨアヒムでしたか、これは記憶にないほど斬新だったので、定評のヨアヒム版とは思いもしませんでした。有名な版ですが最近は使う人が減ってるような気がします。
Commented by noanoa1970 at 2012-12-23 04:05
HABABIさん、おはようございます。
雑音が多くて申し訳ありませんです。
演奏が気に入ってるのでなんとかUPしました。ステレオだとすれば、1962年以前の録音となります。1961年頃の新譜をいきなり廉価BOX盤に入れ込んだのでしょうか。
Commented by HABABI at 2012-12-23 09:09 x
sawyerさん、おはようございます

タワーレコードでこの演奏録音を販売しており、そこのページを見ると、1960年頃の録音と記載されています。少し試聴しましたが、やはりステレオ録音になっています。HABABI
Commented by noanoa1970 at 2012-12-23 10:09
HABABIさん、おはようございます。
情報有り難うございます。
タワレコが復刻していたのですね。
60年頃という表示はまあ当てになると思います。
写真の音盤は、1962年12月発売です。