黒い聖母への連祷 Litanies a la Vierge Noire

http://youtu.be/oh6YM6mD0sw

以前話題になったプーランクの「黒い聖母への連祷」をUPしました。
どうぞお聞きください。
デュランの楽譜のタイトルは《ロカマドゥールの聖母》という添え書きがされ、楽譜の1ページ目の左肩の註記には、「オルガン、またはオーケストラ」と記されている。しかし、オルガン用のスコアの方には、表紙に「オルガン伴奏を伴う」とあるそうです。

黒い聖母に捧げる連祷 FP82
演奏
アンリエット・ピュイグ=ロジェ(オルガン)
フランス国立放送少年合唱団
ジャック・ジュウィノー(指揮)
録音:1957年5月10日、Paris, Eglise St.Roch

<主な歌詞>
主よ、
われらをあわれみたまえ。
イエス・キリストよ、
われらをあわれみたまえ。
イエス・キリストよ、
われらの祈りを聞きたまえ。
イエス・キリストよ、
われらの願いを聞き入れたまえ。

聖なる乙女マリアよ、
われらのために祈りたまえ。
乙女にして天の元后、われらの守護者よ、
われらのために祈りたまえ。
乙女マリアよ、ザアカイにご自分のことをわれらに告げ知らせ、
敬愛するように教えられました。
われらのために祈りたまえ。
乙女マリアよ、
聖アマドゥールと呼ばれるザアカイを天に上げられました。
われらのために祈りたまえ。
至聖所の元后よ、
聖マルティアル(3c初代リーモージュ司教)を聖人とされました。
彼は聖なる奇跡を多く行ったからです。
われらのために祈りたまえ。
天の元后よ、
あなたのみ前にひざまずいて国王、聖ルイ9世(13c)は、
フランスの幸せのために祈りました。
われらのために祈りたまえ。
天の元后よ、
将軍ローランド(14c)はあなたに自分の剣を献げました。
われらのために祈りたまえ。
天の元后よ、
戦いの時にはあなたの軍旗は守りとなります。
われらのために祈りたまえ。
天の元后よ、
数々のとらわれから御手でわれらを解放して下さる。
われらのために祈りたまえ。
天の元后よ、
あなたを巡礼すると
特別の豊かな恵みを下さいますように。
われらの聖母よ、
不信仰と憎しみをいつも
取り除いて下さいますように。
われらの聖母よ、
人々はこれからも世々にあなたを訪れるでしょう。
われらのために祈りたまえ。



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by noanoa1970 | 2012-12-07 11:35 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(3)

Commented by Abend5522 at 2012-12-07 20:23
sawyer様、こんばんは。
歌詞は現世利益を請願するものですが、曲には秘教的な雰囲気がありますね。キリスト教になぜマリアという女性原理への信仰が持ち込まれ、その勢力が拡大されたのかが興味あるところです。
Commented by noanoa1970 at 2012-12-07 22:00
Abendさま、こんばんは。
まだ何も調べたり裏付けを取ったりはしていませんが「神秘主義」と関係するのではと思いつつあります。
当時の仏の芸術家、それにプーランク自身や影響を受けた諸外国の芸術家たちとの関係など調べなくてはなりませんが、興味あるところですね。
Commented by Abend5522 at 2012-12-08 00:59
sawyer様、こんばんは。
神秘主義は、神を直接に感得するものであるがゆえに、教会からは忌み嫌われていましたね。神と信徒の間に介在することで利益を得ている教会や聖職者の存在価値が無化されてしまうからだと思います。代表的な神秘主義者にマイスター・エックハルトがいましたが、「神は絶対無である」という彼のテーゼは、鈴木大拙などによって禅や親鸞の思想との類似性が紹介されました。大拙の著作に『神秘主義 キリスト教と仏教』というのがあります。英文で書かれたもので、翻訳者の故・坂東性純は、私の学生時代の師だったのですが、入手しないうちに今では古本でも高値がつくようになってしまいました。