ベルンハルト・パウムガルトナーの「ハフナー」

過去の演奏家? -6-
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Schweizer_Musik さんのブログを拝見していたら、懐かしのピアニスト「ブルショルリ」及び
「ベルンハルト・パウムガルトナー」のことについて書かれていた。
小生はこのブログの最初のページに、「クラシック音楽への目覚め」と題して彼らのモーツァルトのPコンのことを書いた。小生が最初に聞いたモーツァルトの23番のピアノ協奏曲の演奏であり、明暗を限りなくノーブル&スマートに仕上げた彼女のピアノと其れを支えるパウムガルトナーのこれも気品に満ちた音楽にとてもほれ込んだからである。学生時代に京都にいる間に実家の引越しで処分されてしまうまでいったい何度聴いたことだろう。かなり長いこと聴いてないのだが、その印象は強く心の中に存在している。ネットの時代になって中古音盤を探したのだが、いまだに見つかっていなく、CD復刻もされていない。「ブルッショルリ」のほかのCDもほとんど発売になっていないかすでに廃盤である。

ある日「掲示板の復刻希望コーナー」で投稿をしたら、数人の賛同者がいたのだが、ソレキリで発売の可能性は無い。賛同した方は皆異口同音に彼女のピアノの素晴らしさを語っていた
だけに聴きたい欲求はますます高くなってくるのであった。
がそんなときのSchweizer_Musik さんのブログであるから、食い入るように読ましてもらった。

さて聴いたのはたまたまショップで見てすぐに入手した「50 JAHRE CAMERATA SALZBURG]という3枚組みのCD。モーツアルテューム管弦楽団の50年をパウムガルトナー他2名の指揮者の演奏で聞かせる企画物である。小生は「パウムガルトナー」目当てで入手した。

聴いたのは「ハフナー」で、昔聞いたLPとはだいぶ異なる演奏である。
オケの技術が期待を裏切るほどよくない出来。二軍を率いて演奏したのかと思うほどである。
1962年のライヴと表記されていたので、コロムビアの音盤と同じ音源ではないと思うが、少々ガッカリした。しかしテンポの速い、オケをグイグイ引っ張る演奏スタイルと上品なアゴーギグに彼の・・・「俺のモーツァルトはこういう演奏なのだ」・・・という確固足る自信が伺えるように思えて、オケの未熟あるいは練習不足を補って余りあるるようにも思えてきた。ちょうど「シェルヒェンとスイスルガノ放送管」のように。・・・・・・

もう一つ「ブレンデル」と共演した20番の協奏曲がカップリングされていて、これは出だしからオケと一緒にピアノが聞こえてきてアッと思わせる。グルダとは少し毛色の違う即興を取り入れた演奏でその意味では斬新なモーツァルト。久しく刺激を受けなかったこの曲から、新しい息吹を少しもらった気持ちになった。
2楽章しか残されてない生真面目な「幻のカッチェンとコンヴィチュニー」の演奏もいいが、モーツァルトは、やはり遊びが欲しい。
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by noanoa1970 | 2005-08-21 20:29 | 徒然の音楽エッセイ | Comments(1)

Commented by Schweizer_Musik at 2005-08-22 11:34
Schweizer_Musikです。おっしゃっている「ハフナー」はLPとは別の演奏です。ライブではかなり粗いアンサンブルが多く、私は現在出ているCDの多くは彼の名誉のためにならないと思っています。
LPからコンピューターに入れて聞いている「ハフナー」は実に良い演奏です。